林家ひろ木=新作 これより前の5人がすべて女性だったことを,記録的だと言っていました。噺は新作でした。おじいちゃんがクイズ番組に出演して,答えと関係ない独り言で全問正解になってしまうというばかばかしい(「ばかばかしい」というのは,本当は噺家の謙遜だと思いますが,本当にばかばかしかったです)話でした。

 

涼風にゃん子・金魚=漫才 金魚さんがいつもの様に頭の上にへんなものを付けて出演。いつも似たようなアクションだが,内容はマンネリ化していないので楽しめます。今回はファンがバナナを差し入れ,金魚さんがゴリラっぽくおいしそうに食べました。差し入れた人はファンを装っていましたが,劇場の人らしいです。

 

林家木久蔵=勘定板 現林家木久扇の実子で名前を受け継いだ方です。林家木久扇が骨折したことはここで知りました。私は笑点を見ませんので。演題は勘定板でした。ある田舎では川の中につるした勘定板で用を足し,それを「勘定をぶつ」と言うとのことでした。江戸に出てきて,宿で「勘定をぶちたい」と,宿の従業員に言うことにより行き違いがでるという噺です。

 

林家三平=芝居の喧嘩 まくらではどこかで聞いたネタばかりで,目をつむってしまいました。舞台からも見えたと思います。芝居の喧嘩の本題に移ってから,むきになって落語をやっていたように感じられました。喧嘩の場面ですから,むきになってやれるわけです。笑点のレギューラーを外れて修行をするとの話を聞いたことがありますが,もっと修行していただきたいです,お坊ちゃま。

 

仙志郎・仙成=曲芸 毎度全く同じ出し物です。なんとかなりませんか。