角材に三枚組継ぎ加工のメスを作るのを主目的にした“横からトリマ台”の集塵はこれまで横に集塵ホースの口を取り付けて行っていました。このジグの天板の下は空洞になっています。そこで,天板に穴を開け,空洞側から集塵することを考えました。
天板に穴をきれいに開けるのにトリマの倣い加工を使うことにしました。トリマビットの周りに同心円状に飛び出たジグを取り付けます。被加工材の上にテンプレートを置き,上からトリマを当てると,トリマはテンプレートの内側だけ動かすことができます。飛び出たジグの外径とトリマビットの径との差は2 mm程です。したがって,テンプレートは実際に開ける穴より1 mm程大きく作ります。
写真はトリマで穴あけした直後です。まだテンプレートを付けた状態です。
穴開けした後,上側の部品を取り付けたところです。ダウンホールドクランプで押し付けられている2つの角材の内,下側が被加工材です。横からトリマを当てます。木屑は左右(左に移動するときは主に右,逆は逆)に飛び出しますが,穴から空気が吸われると木屑が吸われると思います。実際にやってみて,穴を飛び越えて飛び散る場合は屑止めを付けることも考えています。実際に使ったうえで決めます。



