トリマから煙:修理 | 技術日誌

技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 煙の出たトリマを修理の目的で分解してみました。ブラシの部分が怪しいとにらんでしました。2つあるうち,写真とは反対側のブラシは,電極のリード線が外れていました。そちらは,ばねとかを通して電流は送られるようです。以前からこの機械は始動しないことが何度かありました。ビットを手でちょっと回す(もちろん電源を抜いた状態で)と起動するようになりました。ばねを通しての電流経路がちょっとうまくいかないことがあったのです。問題はこちら側です。ばねを押す真鍮部分に裂け目ができていました。煙が出たのは,過負荷により熱が出て,プラスチック部分を熔かしたからのようです。プラスチックが熔けて電極と溶着してしまっていました。それでも何とか外すことができ,新しい電極と交換することができました,そして,正常に動作することができるようになりました。

 ちなみに,電極交換のためにはんだごてを用意しましたが,不要でした。電線の先にはコネクタが付いていて電極に差し込むことができたからです。これで起動しにくくなる現象も起こらなくなると期待されます。