今書いている「私とアメリカの道路」は,現在10程前の道です。写真が厳密にどこなのか見つけにくいものもあります。背景の山や,周囲の施設などから割り出しています。結構見つけにくいものもあります。あの頃スマホもなく,GPS付きのカメラはごつく不便でした。その時,I/Oデータから旅コレという機器が売られていました。時刻と位置との関係を記録する装置でした。そして写真のタイムスタンプと結び付け,写真が経路上のどこかを表示させるソフトが付属していました。
ただ,そのソフトは遅く,立ち上げ時に旅コレのロゴが表示されてから何分も先に進みませんでした。それでも,出来上がると便利でした。このソフトは2017年でサポートが打ち切られていました。そのため,新しいパソコンにはインストールできませんでした。
古いパソコンで旅レコのデータファイルをダブルクリックして,旅コレソフトを立ち上げてみました。すると,エラーメッセージが出ました。どうやらGoogle Mapのアドレスが変わっていて,このソフトではGoogle Mapをアクセスできないようでした。このソフトは,GPSの記録データをGoogle Mapの表示画面に重ねて表示するものでした。ただ,エラーがあってもこのスクリプトを実行し続けるという選択ができるので先に進むことができました。
前に進んだ結果,移動した形は表示されましたが,重ねられるはずの地図がありません。ただ,Google Earthと重ねるオプションがありましたので,クリックすると,地図に重ねられた移動経路と写真のファイル名が表示されました。こうして,全ての写真がどこで撮ったものかわかるようになりました。しかし,集めたデーターがいつか使えなくなるような装置やソフトは避けてほしいものです。