ステンレスの穴あけ | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 ステンレスの隅金にドリルで穴開けする必要がありました。手で持って穴あけするのは危険なので,バイスに挟んで行いました。バイスの金属と,ステンレスは伸縮性がないので,間に木材を挟んで締め付けました。また,穴が開いた後に,バイス本体までドリル刃が行ってしまうのを防ぐため,下にも木材を敷きました。ステンレスは高温になると硬くなるそうで,穴開け時に温度を上げたくはありません。切削オイルを付けて穴あけしましたが,どうしても摩擦熱で温度が上がってしまいます。休み休み開けるようにしましたが,後半には煙が出てきました。木材も焦げてきました。煙は木材からも多少出ていると思いますが,主に切削オイルが加熱されて出たものと思われます。摩擦熱が発生すると,ドリル自体も加熱され焼き戻しのようになる恐れがあります。それでも,20~30か所穴あけしましたが切削力は落ちてはいないようです。ステンレスの穴あけは大変だという気持ちになります。