前回までは,連立方程式を解くための行列式を求めるための式を作って計算していました。その時は,大きく歪んだ樽ひずみを作ろうとするとエラーになってしまいました。そのエラーの原因を特定するため,C言語で行列式を求める関数を作成しました。前の記事「画像を四角形に変形するプログラム(6) 連立方程式を行列で求める」で完成したので,画像補正逆のプログラムpinCmake.cpp(ピンクッション・メイク 針刺しひずみ(=樽ひずみ))にそのファンクションを組み込んでみました。そして樽ひずみを発生させてみました。以前のプログラムではエラーになりましたが,今回はきちんと樽ひずみを発生してくれました。どうやら前回の行列式を求めるための式に多数の変数に代入しながら順に計算したことによる誤差の集積が問題になったようです。