三脚付属の2軸目を使えるようにした | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 パンハンドルが1つしかない三脚をどちらにも傾けられるようにするための機構をこれまで2種類作製しました。三脚の足場が水平でなくても取り付けた天板を水平に調整するためです。1つ目はかなり高さを要しました。2つ目は高さを抑えるよう工夫しました。考えてみると,一部の三脚には,カメラを縦にするための機構が付いています。パンハンドルと直角方向に傾けられます。これを2軸目に使うこともできるわけですが,1方向しか傾きません。新しい機構を作る前には,三脚の1本の脚の長さを変えて使っていました。ただ,脚がちょっと不安定になる欠点がありました。天板を最初から傾けて設置すれば,いずれの方向にも傾けることができます。5 cmくらいの長さの1×2材を対角線方向に切ったものを天板と雲台との間に入れてネジ留めしました。カメラを縦にするための機構は,写真において水平から左の方に90度回転させることができます。対角線方向に切った1×2材により,雲台を水平にした時,天板は右に27度程傾きます。雲台を垂直にした時は左に63度程傾きます。右への傾きは小さめですが,三脚の足場による水平からのずれを補正するには十分です。

 

 天板の上に水平器を置いて水平にしてみました。写真は斜めからとっているので泡が中心にはありませんが,真上から見れば真ん中です。楽に水平にすることができるようになりました。