真空管の実験(1) 電源[1] 部品の用意 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 懐かしい真空管をいじってみたくなりました。それには,先ず電源を用意する必要があります。そこで手持ちのジャンクボックスから部品を集めてみました。真空管の場合,電源にはA電源,B電源,C電源とあります。A電源は真空管のヒーターのための電源です。一応,6.3 Vと12 Vを用意します。この2つの電圧で動作する真空管が多いからです。適当なヒータートランスが見つかりました。B電源は200 V以上が望ましいです。コンセントからの交流100 Vを整流すると約140 Vが得られます(100 V交流のピークの電圧は100×√2ですので)。足りませんので倍電圧整流をします。約280 Vになります。この回路は,真空管式テレビの電源回路に用いられたものです。電解コンデンサーが2種必要です。これも見つかりました。C電源は,バイアス用です。自己バイアス回路を用いると不要です。実験で必要になったら可変電源を別途作りたいと思います。後は,スイッチ,パイロットランプ,ヒューズ,出力端子などです。実験用なので,シャーシーには組まず,適当な合板に取り付ける予定です。