工房左側駐輪小屋の作製(43) 三角部パネル | 技術日誌

技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 軒側面の三角部はむくの板をはることにしました。242 mmの幅の板が必要です。師匠から幅85 mmの板をいただいたので,それを切って,3枚を並べるように接合して,幅を広くすることにしました。接合はボンドを用い,ダボで補強します。約15 cm間隔でダボ穴を開けました。前に述べたように,相(あい)対する面のダボ穴位置は正確に一致しなければなりません。前と同じようにダボ穴ジグを用いました。また,穴の深さは,ダボの長さの半分強にする必要があります。浅すぎれば突っ張ってしまい,2つの面がくっつきません。深すぎれば,ダボが一方の木材に潜り込んでしまって役目を果たしません。ダボの長さのピタリ半分にすると誤差により2つの面がくっつかなくなる恐れがあります。深さを固定するため,木っ端に垂直に穴を開けたものを入れました。そしてドリル刃のチャックへの深さを調整することにより開ける穴の深さを固定しました。


 穴あけ後,一方の木材に,ボンドを付けたダボを叩き込みました。最後まで叩き込んでもダボの長さの半分近くが飛び出るので安定して接合ができます。


 飛び出しているダボと,双方の面に木工ボンドを塗布しました。


 そして,ハタガネで接着面を締め付けました。強く締めると木が反ってきたのでホールドダウンクランプで押し付けました。


 接着後の板です。ここから直角三角形に切り出します。