工房左側駐輪小屋の作製(24) 緩すぎた三枚組継ぎの修正 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 ひさし支えの垂直のパーツと斜めになるパーツ間の三枚組継ぎ加工をしました(したがって直角ではありません)。2組のうち,1組目ができたので合わせてみると緩々でした。横からトリマ加工のできるジグを作ったので,精度よく削ることができます。考えなしにオス,メスともに鉛筆で印した線がなくなるところまで削りました。本来なら鉛筆の線の真ん中まで削るようにしなければなりません。鉛筆の端まで削ると,線幅が0.5 mmとして0.25 mm余分に削ったことになります。オスメス合わせて0.5 mmとなります。3枚組継ぎでは,鉛筆の線が2本になりますので,全体では1 mm削りすぎということになります。そこでこの加工を修正しました。


 メス側を修正することにしました。削った部分と同じ幅の木材を切り出し,木工ボンドを付けて挿しこみました。長さは長めにしておきました。

 


 はみ出している部分を切り落としました。これで,端が加工前と同じになったので,再度気を付けてトリマで削ります。

 


 今度は少なめに削り,オスメス合わせてみては削る量を少しずつ増やしてピタリとなるまで繰り返しました。そして,木工ボンドを付けてからオスメス組み合わせました。あらかじめダボ用の穴を開けておきましたので,木工ボンドを付けたダボを打ち込みました。オスメスともに別々に理想の位置に穴を開けてあるので,ダボを打ち込むと両者はきちっと締まるようになりました(上面の接触部分が少し開いているように見えますが,角材が面取りされているためです。この話は以前にしました)。