夏にきれいな花を咲かせた折角の植物が冬の間に枯れてしまうのはかわいそうと思い,越冬加温ケースを作りました。冬を越させるのが第一目的ですから,夜間の温度は15℃とし,昼間は寒くても加温を止め,前の扉を開いています。それでも花が咲きます。後ろの方にはデンドロビウムの花も見えます。デンドロビウムは蘭ですが光にも強いし寒さにも比較的強いです。そこで,今年からは蘭用加温ケース(約25℃にて管理)ではなく,ここに入れています。右の小さな白い花はヘリオトロープです。ケーキのような甘い香りがします。夏の日差しにも弱く,寒さにも弱い植物ですが,この越冬加温ケースでの居心地は良いようです。この中では今,ゼラニウムが一番花盛りです。ちょっと特異な香りがしますが,慣れると愛おしい香りです。今までゼラニウムは春になると枯れたスカスカの幹だけが残っていました。今夏はもっと立派な幹枝となるでしょう。ちょこっとだけ顔を出していますがベゴニアも花を咲かせています。春先には株分けをして増やしたいと思います。