糸巻き歪み・樽歪み・傾斜画像補正プログラムの逆のプログラム(1) | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 これまで画像中のひずんだ長方形領域を,ひずみのない長方形領域に補正するプログラムを紹介してきました。今度,逆の補正プログラムを作ろうかと思っています。これは例えば,斜めに撮ったテレビの写真の中のスクリーンに画像をはめ込むときに使います。写真中のスクリーンの形に埋め込む画像を変形するのです。下の図は,「糸巻き歪み・樽歪み・傾斜画像補正プログラム」での座標の対応図です。各(x,y)点を(X,Y)に変換するものです。すなわちX=f(x,y),Y=g(x,y)の関数を用います。今度はx=h(X,Y),y=k(X,Y)の関数が必要です。前の2つの関数から後の2つの関数を誘導することは可能です。ちょっとやり始めましたが,項数が多くなり大変そうです。以前やったように16元16連方程式を解いた方が楽かもしれません。エクセルで行列処理する記録がありますので,それをテンプレートにすれば比較的楽に方程式を作れると思います。