百均メジャーの精度 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 YouTubeの「カミヤ先生のDIY!家具教室」で百均メジャーの精度は悪いというコンテンツがありました。私は百均のメジャーを何個も使っています。心配になったので比べてみました。写真の左端は正規品のステンレス直尺です。これを基準に3つのメジャーを比較してみました。0 cmのところを合わせ,70 cmの所を見たものです。右端の黄色いメジャーは4 mm近く狂っています。その左は最近購入したものです。これも1 mm位狂っています。ステンレス直尺のすぐ右(右端から3番目)は直尺とほぼ一致しています。今後このメジャーを主に使う予定です。

 

 ちなみに,絶対値を必要とするような木工はしていませんので,1つのメジャーを使う限り問題はないと思います(一つのメジャー内で場所ごとの変動があると困りますが)。家の中の隙間にピタリと入る木工品を作ろうとして,メジャーで測ってきて,別のメジャーで木材の寸法切りをすると問題になるでしょう。

 さて,ステンレス直尺の目盛は正しいのでしょうか。家庭でこれを検証しようとするとどうしたら良いか今のところ見当が付きません。家庭ではナトリウムの発光の波長は基準にできそうですが,どうやってメジャーのサイズと比較するのかという問題があります。時報のプーンと言う音の波長,電波の波長はサイズ的には良いのですがどこからどこまで1波長とするかが難しいです。これらは放送局からの信号が正しいとしてやることになります(かなり精度があるはずです)。他所のを基準にするなら,精度の高い物差しを購入するのもありとなります。しかし,科学少年(定年時,科学少年にもどりたいと発言しました)としては,自力で長さの基準を得たいです。