子育てを一瞬に破壊する2つの呪文がある。 | 家族を見つめる(家庭教育)

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因みに
「子供に言ってはいけない言葉」
このワードでサイト検索してみて下さい。数々の言葉が出てきます。
それらを総合すると、おそらく日常の会話は成立しないだろう。
というくらいに沢山あります。
中には、褒めて育てよ、と言い、一方で「褒める」と図に乗る、と言った調子で、どの教育論も、立ち位置によって子育てスタンスが違ってくるために、
親も
「一体、どっちなのよ」
と、なってしまうこともあります。
では、どうすればよいのか?というと
「教育論に立脚する」からスタンスが異なってしまうのであって
あくまでも

「生命(いのち)に立脚する」

という視点で発想すれば良いのです。
このあたりになると人間とは、という問題でもあり、少々、難易度が高くなりますので
省いて、ここでは結論を記します。
一言でいえば、親が子に言ってはいけない言葉は

「存在を否定する言葉」と「つながりを切る言葉」です。
つまり

・こんな子生むんじゃなかった(存在否定)

・親子の縁を切る(つながり否定)


この2つは強烈です。どんな褒め言葉を積み重ねようとも、全てを破壊して、家族をズタズタにする力を秘めています。発した本人の巡りまで悪くする恐ろしい言葉です。
まさに「破壊のマントラ(呪文)」
といっても良いでしょう。

まず「こんな子生むんじゃなかった」
それは「親とは何か、子とは何か」が理解できていないときに生まれます。どうぞ、本サイト(クリック)で理解を深めて下さい。
幼い時は「可愛い可愛い」で無縁だろうと思いきや、
最近、育児相談窓口では
「子どもが泣いてうるさい、こんな子、産むんじゃなかった」
という短絡的な母親も増えているとのこと、寂しい限りです。
ましてや、子どもが中学・高校の反抗期にでもなれば、時として、そういう気持ちになってしまうこともあるかもしれません。しかし、絶対に発してはならない言葉として注意してほしく思います。

次に、「親子の縁を切る」
これは言葉上の事だけで、実相としては「縁」なんて切れるものではないのです。遠くに暮らしていようとも親子の因果は巡り巡って影響しあっています。勝手に断ち切るなどできません。「断ち切る」と発してしまえば、逆に強い悪因果が働くようになります。
何人も神性を宿した、貴いかけがえのない子です。
「えっ、うちの子が?校則は無視し、タメばかりの子が?」
そうです。親にとっても、子にとっても「己の気づき」に最高の子と親とが、この地球で1つ屋根の下、巡り合っているのです。双方とも、「子に学ぶこと、親に学ぶこと」、に満ち満ちて家族が形成されているのです。そのことを理解して下さい。

いずれにしても、生命(いのち)に立脚して、やっと始まる子育てです。
そこから発想して下さい。
よろしくお願いします。      安部浩之