昨日の
「したいことをする前にすべきことをする」
に続き、関連する「権利・義務」という視点で記します。
さて
もう今から20年以上前になるかと思いますが
ある県のPTA連合会の
「保護者心得」
を作成しなければならない事態が巡りました。
その6つの心得が、先日、子供が持ち帰ったPTA会報誌に掲載され、
今もなお、受け継がれている事を嬉しくい思いました。
以下、PTA連合会のHPにも記載されていますのでご覧下さい。
ココ
当時の作成経緯を詳しく覚えていませんが、
上からのお達しで「人権」という文言をどこかに入れなければならない
というのがありました。おかしな話です。
ということで、やむおえず
この2番目
「一人ひとりを尊重できるように、自分の人権意識を高めよう」
と入れました。
先の項で記載の通り、ややもすると
「権利ばかりを主張して義務を果たさない現実」
と「人権」を盾に教育界を席巻しようとする諸団体の横暴を憂い、
私はあえて、この、すぐ次に3番目として
「権利ばかり主張せず、保護者としての義務を果たそう」
としました。
これはPTA心得ですから、「保護者として」、となりますが、
家庭(子供)にも当然言えることで、その立場からは
「権利ばかり主張せず、子供としての義務を果たそう」
となります。
これは家庭生活のあらゆるシーンにおいて言えます。
オレがオレが・・・が強くなると
己の権利を主張し、当然
したいことばかりをし始めます。しまいには
「今しか遊べない」
と、お手伝いは面倒になり、すべき学習もそっちのけになります。
こうして結局、不平不満の絶えない、悲しい、不幸な人生となります。
しかし
すべてが「おかげ・おかげ」となると
他を心遣い、時に己を殺して、お手伝いは当たり前、助け合いという義務を自然と果たし
お弁当にも、お風呂にも、お布団にも、服にも・・・
感謝・感謝で、心は穏やかになり、結果、幸福な人生となります。
今、本当に、この3項目の
「権利の主張よりも義務」
いわゆる、したいことをする前にすべきことをする
の意味を、まず親の立場から噛みしめられ
そして子供へと伝えてほしいと思います。
よろしくお願いします。
※今回は2と3項目について、明日は4項目の経緯を紹介したいと思います。