権利の前に義務を果たす 3 (保護者心得) | 家族を見つめる(家庭教育)

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昨日に引き続き
「保護者心得六カ条」作成意図 六カ条は ココ クリック

さて、5番目の
「学校に対しての相談は、まず、担任の先生にしよう。」

「ああっ、これね、問題は、
   ため込まないで、学校に言うのよね」

と、理解している人がいます。違います。
ここのポイントは文章の通り
あくまでも、相談は、最初に「担任の先生」ですよ!
学年長の先生でも、校長でも、ましてや教育委員会ではないですよ!
ということです。
いわゆる順番の大切さを言っているんです。

「え~、うちの担任は頼りにならないんだよ」

では困るのです。
親の了見でクラス担任を裁き、敵にしてはいけません。
共に子供を見守り、育てる仲間です。
はじいてはいけません。
あなたの子に、そのクラス担任が巡り合ったのも必ず意味があるのです。
あなたの目からは「ダメな先生」でも
子どもたちの目からは、とても大切なものを秘めた先生かもしれません。
統率力がなくても、あなたの知らないところで
   途方もなく愛情を注がれている、かけがえのない先生かもしれません。

ところが
ここを飛ばして、
「うちの子が・・・・」
と、先に校長に言う。良識のある校長であれば
「まず、現場を任せている担任の先生に・・・・」
と言うでしょう。
おろかな、校長であれば、また教育委員会などであれば
「それは、聞き捨てならない・・・」
となり、新たなトラブルを生み出す場合もあります。

これは、教育の現場だけではありません。
社会のあらゆる場面で言えることです。

・うちの課長はダメだから、と部長や社長に先に進言する
・班長を飛ばして、いきなりトップに相談する
・夫婦のトラブルを、相手を飛ばして、親に相談する
・婦長を飛ばして、院長に言う

皆、新たな火種を生みます
それのみならず、その火種が肝心の問題をさらに
ややこしくします。事例を挙げればキリがありません。

関連していえば、ココぞ、という時の神社参拝の仕方ですが
神社に行って、いきなり、パンパンと手を叩いて・・・・
「お願いしま~す」ではなく、やはり
「正式参拝」
正式参拝というのは、そこを任せられている宮司さんを仲立ちとして
お参りする方法で、社務所でまず、
「正式参拝お願いします」
と言い、お金を払って参拝するのです。5000円前後かかります。これが一番です。
お金がなければ、少なくとも宮司さんがいるであろう社務所に
「参らせていただきます。」
という気持ちで、軽く一礼してからお参りする。
神様はこの礼節ある、手順を喜びます。
(祈り事については、本サイトのこちらをご覧ください) ココ

「順番を乱さない」
は、この現実社会では、万事に一貫している大切な法則です。
どうぞこのことを理解して下さい。
そして、子どもの問題はまず、担任の先生と親身になって話す・・・
ここから初めて下さい。
これが5項番目の意味するところです。

よろしくお願いします。    安部浩之


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