教育関係者ならば誰もが知っている秋田県の学力、全国1位ですが、「なぜ?」と、3年ほど前より、このことに注視し、秋田県関係者とも連絡をとってきました。時に秋田県教委に電話するなど、少々しつこく調べてきました。教委としては『少人数学習推進事業』に県費56億円を投じて取り組んだ事を上げます。しかし、それだけでは、こういう結果はでなかったと断言しています。
いわゆる、家庭教育に対する学校と地域の協力が大きいというのです。
では、その家庭教育とはどういう内容だったのか?
縷々、調査すると、
・コンビニも商店も夜の8時になると消灯するよう務めている
・テレビは決めたものしか見せない
・公民館で、保護者の学習指導をしている
・塾は勉強の出来ない子が行くところ(塾に行っていると低く見られる)
・朝は雪かきの手伝いが当たり前
・中高生のスマホ所持率が低い(41位、全国的には所持率が低いほど学力は高い)
など、いろいろと出てきます。県内地域差もあるでしょう。しかし、この3年間の密かなデータを集約すると、やはり県が掲げている「10ケ条」に、つきるようです。ということで冒頭に掲げさせて頂きました。
勘どころを得た何とも素晴らしい10ケ条です。
現代の世情を網羅・克服せんとした素晴らしい10ケ条です。
次世代の日本が求めている理想の人物像を見据えた素晴らしい10ケ条です。
ここに全国1位を、ひた走る理由がある、と言っても良いでしょう。
これは、ある意味、目から鱗の「保護者心得」でもあります。
どうぞ、これをコピーされ、ご家庭にも掲げて下さい。
その価値ありです。 安部浩之