ジワジワと佳境に... | 家族を見つめる(家庭教育)

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マストデザイン


人が、太陽・空気・大地・水・・・と、様々な恵みを受けて、「生かされて」、この世にあるように、

人は、悠久の歴史の堆積をへて創出された大地をお借りして、その上に住空間を設けさせて頂いています。

商業ビルしかり、公共施設しかりです。

そういう、とても基本的な事に立ち戻った時、人はどういう心で住まいを構えるのか?

居を構える

ということの姿勢はここから始まるのです。

すると、これまでの住宅建築のスタイルは大きく見直ししなければならないのです。


 ・経済効率の良いシステムで造られた住居に、人が合わせるというハウスメーカーの発想ではなく

 ・住む人に合わせた、注文住宅の発想でもなく

天地の流れに合わせた居住空間に人が住む

という発想が基本になるのです。そこにこそ、住人の幸せが成立するのです。

そして、さらに

天地の流れに合わせるためには、生き物でなければならない

ということです。

住宅という「生き物」なのです。

生き物はこの地上に沢山います。

植物という生き物、動物という生き物・・・・

すべてのメッセージは既にあるということです。


・寒さに対してペンギンはどうしてますか?

・夏の暑さに木々はどういう生態をしますか?

・秋の紅葉は何のために?

・広葉樹・針葉樹の意味は?その形はどうなってますか?


そいう視点に立つと、見えて来るもが沢山あります。

例えば、

夏にぎっしりとたたえた緑の葉は秋に紅葉し、落ち葉となり

堆積し腐葉土となり、次ぎの季節の栄養としてサイクルします。

自然は全く無駄なく、環境に負荷を残さずサイクルし、さらに環境に合わせて進化しています。

しかし、今の住宅は、水1つとっても海を汚染する8割が家庭排水

という状況です。

このことを重々考えて、分譲地も設定しなければならないし、基礎工事も、躯体構造も、外壁も、屋根も、排水も考え直さなければならない

ということです。

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-SAS総合研究所オフィシャルウェブサイト”居を構えるということ”より引用-

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会議は静かに踊る!


昨晩の会議では、”新時代の住まいかくありき”を中心に、新規性あふれる様々な提案が飛び交いました。

建築業界やデザイン創作といった立場から、また、研究会発の提案にふさわしい内容であるかどうかの検証などについて、語り合いました。


やはりポイントは”いかに自然に素直であるか”です。自虐的建築から慈愛の建築へ穏やかに移行することを機軸とした内容に、ごく自然と向かっていった。

このような流れです。

既存のデザイナーズ住宅やテレビ報道でブームとなった風水住宅など、カッコイイものはたくさんあり、そちらへ傾く世の流れはありますが、

現在、研究会で構築中の住環境提案は、ブレることなく進行中です。

根本のコンセプトは既存の住環境デザインとはまったく違ってくるように感じています。


やはり、新しいものを作り上げるには、

繊細に大胆に...ですね。


気がつけば、建築士のハクも、デザイナーのハクも、一気に飛び越えたところへ向かっているような気がします。

昨晩は、研究会メンバーのほか、

「興味津々です」

といったお声をいただき、

段々と我々が何をしようとしているのかについて、波紋が広がりつつある気がします。

この波紋が人にとって無限に豊かであるよう祈りつつ、

これから佳境となる会議に、真摯に取り組みたいと思っています。