しらうお
しろうお 踊り食いです。
旬が終わってしまうギリギリで頂いてまいりました。
以前もご紹介させて頂いた私の好きなお店!「あぐら亭」にて先日、食べちゃいましたよ!!
大きなボールの中で70~80匹泳いでるこのお魚ちゃんの稚魚を金魚すくいの様に5~7匹すくって小椀に入れ、味付けのおダシをしろうおの体高程度まで注ぎ20~30秒少々泳がせて一気にダシごと口に注ぎ込みます。
しらうお1
そのまま、つるるんっと丸飲みで食道を通過する生命反応を感じながら喉越しを味わったり、口内にとどめ舌の上を泳ぐ感触を味わったり、そのまま噛んじゃっても美味しいんです。
泳がせのおダシは、三杯酢を鰹出汁で3~5倍ぐらいに割ったものがちょうど良い味わいになります。
お店によっては三杯酢を原液のままのところがありますが、私的にはNG!!
だって味が濃すぎて酢で咽せますし、なによりお魚ちゃんが驚いて大暴れ!シャツに三杯酢で染めたドット模様で大変な事になってしまうんです。

ところで、春を告げる魚であるこのしろうお、しらうお、のれそれちゃん達、似たのが色々あるんです!ほぼ1年間捕れる、しらす、冬から春に捕れるしらすうなぎなどがありどれもこれも美味しいんですよ!
のれそれだけは踊り食いした事ないんですけど美味しい!
踊り食いは1年で春しか食べる事ができないので私は毎年楽しみにしています。
お魚ちゃんとはいえ、幼児虐待の様な気がして少々心苦しいんですけど・・・
でも、お魚ちゃんは、食べられる事は良き定めと勝手に思い込んでいます。。
しろうおは
全体にやや黄色っぽく透き通っていてお魚の中心辺りに黒っぽい斑点があるのが特徴で、スズキ目ハゼ科シロウオ属、ハゼ科の稚魚で一番お値段もお手ごろなんです。
しらうおは
先端が(頭)トンガってる感じで全体に透き通っていて斑点などは見えないのが特徴で、サケ目シラウオ科シラウオ属、シャケやマスさんの親戚らしくしろうおよりはお値段は高目!
しろうお図鑑
のれそれは
平たく細長く透明な幼生で、大きさは5cm~10cm前後、半透明な穴子の稚魚でゼラチン質でポン酢などでいただきます、稚魚自体に味はないのですがぷよぷよした食感が楽し美味しい珍味で私は大好きですね。(踊り食いは経験ありません)
のれそれ2
しらすは
ご説明無用ですね!湘南でも盛んに漁が行われている主にカタクチイワシの稚魚ちゃん。
そんで似た名前のしらすうなぎ
これは超高級~~最近では漁獲量も減り続け更に目ん玉飛び出るぞってくらいの超~~~高級~~~それもそのはず『鰻』の稚魚なのですから!
なかなか流通していませんが、料理屋さんの踊り食い末端価格は安い所で1人前20匹程度で3000円位から、な・なんと1匹150円位、流通価格が高い時ですと1匹250円する時もあるそうですよ
鰻の養殖は河口などで鰻の稚魚を捕って養殖するのだそうですから高い訳ですよね!
昨年ニュースで見ましたが、鰻の養殖でこの稚魚が日本産、中国産なんちゃらの問題ありましたね~「里帰りウナギ」が産地偽装の温床になっているとか・・・
私も1度しかしらすうなぎの踊り食いは経験がありません
なんせ、扱うお店がなかなかないんですよね~
あっても手が出るかどうか考えものでしょうしね~
きっと港区の料亭などで、アホな政治家達はなにも考えず啜ってそうでムカつきます。。

すっぽん料理・ふぐ・日本料理
あぐら亭
野毛町1-12  
045(242)9797