こんにちは
手話を通して心と心をつなぐ
ハートフルコミュニケーターのたかひろです
いつも読んでいただきありがとうございます
みなさん「手話」っていうと手を動かしてコミュニケーションする、って
イメージがあると思います。
実際手をウネウネ動かしてますしね・・・
でも、実際ろう者の方は20%くらいしか手を見ないそうです。(実際に研究データがあります)
残り80%はどこを見ているかというと・・・・
顔、もっと言えば目です
我々日本人は目を合わせて会話をする習慣がないので、なかなか抵抗があると思います。
私も最初は(今もありますが)すごく恥ずかしくて視線をそらしていました。
今はだいぶ慣れましたが、逆に通訳の講座の時に同じ受講生の方の目をじっと見てしまい、
「恥ずかしい・・・」と言われてしまいました。そりゃ、ずっと目を見られちゃあねぇ~
顔や目を見るのにはちゃんと意味があります。
表情の変化や視線の動きが文法そのものなんです。
例えばこんな文があったとします。
雨/中止
雨/( )/中止
( )に、たったひとつ動作を加えるだけで意味が全く変わってしまいます。
何だと思いますか?
それは・・・・
うなずき
うなずきのない上の文は「雨が降ったので中止です」という意味に、
うなずきを入れた下の文は「雨が降ったら中止です」 という意味になります。
※手話は人の数だけ表現方法があるので、上に書いたことだけが正しい表現ではないことを付け加えさせていただきます。手で表現する方もいらっしゃいます。
理解するのはなかなか難しいですが、少し気を付けて観てみると面白いですよ。
このように顔や目で多彩な表現ができるのも手話の魅力の一つですね。