けっぱれ東北! 岩手県陸前高田市ボランティア活動日記 | Formula1 PADDOCK!

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No Formula1, No Life ☆ No Music, No Life (^^)b

こんにちは!


あんなに長く続いた猛暑の日々が、あっという間に落ち着いてきて、

都内も少しずつ秋の雰囲気が漂ってきています。

皆さんお元気で過ごされてますでしょうか? ^^

 

 

F1イタリアGPの週末の話です。

普段ならF1モードの数日間というところですが、

私は岩手県陸前高田市の震災ボランティア活動に参加してきました。

 
 
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岩手県の岩手県北観光さんが企画されている 「けっぱれ東北!」ツアーバス

 

金曜深夜に浜松町バスセンターを出発し、

 

土曜作業→宿に宿泊 日曜作業→宿で夕飯を食べてバス移動


→月曜早朝に浜松町へ到着

 

というツアーです。

 

私が勤務している会社全体で「東北復興を支援しよう」という方針の下、

例えば私の様に順番が回ってきて参加したというメンバーもいれば、

社内には自分から希望して参加したメンバーもいました。

私の会社からは計4名参加です。

  

また今回はツアーなので、全く見ず知らずの方々と行動を共にすることになります。

お知り合い同士で参加の方々もいれば、個人でツアーに申込んで参加されている

方々もいらっしゃいます。そんな総勢、約40名で出発です。

 

 

夜の街金曜深夜から土曜早朝にかけてバス泊 zzz・・・星空

 

 

早朝、花巻市の 渡り温泉さつき館 へ到着。

 

これから日曜深夜まで私達に同行して頂く添乗員さんと合流し、これからの

スケジュールを説明頂きましたが・・・バス泊はそう簡単には寝れません。^^;

他の方々の多くもそうだったと思いますが、眠気でふわふわしたまま作業着に

着替えて、花巻市からバスで約2時間の陸前高田市へ出発です!

 

 
道中、道の駅「遠野 風の丘」というところで休憩です。
 

 
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「生きる希望をありがとう」

遠野市の中学生の方々が、被災された方々や復興に向けて頑張っている方々へ

贈ったメッセージです。
  
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近くでこの文字を読むと、文字のなかに文字が刻まれています。

 
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陸前高田市へ入る前にこの言葉を目にすることが出来てよかったです。

  
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冒頭で述べたように、私の参加のきっかけは背中を押されたような形なのですが、

時間を掛けながら現地へ向かい、実際に3.11のあの瞬間を体験された添乗員さん

からこれまでの経過を車内で伺う中で、これから取り組むことに対する意識が変

わってきました。 

 
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市内に入る前に、ボランティア活動の基地へ立ち寄り、

作業に必要な物品をお借りします。

またここで、「今日の作業場所・作業内容・作業時間」等が確定します。

   
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物品を借りるといっても、数には限りがあります。

例えば安全長靴やマスクなど、身に付けるようなもので持参出来そうなものは

出来る限り個々で持参して頂くことで、現地担当の方々も助かります。

 

 

そしてボランティアセンターを後にして数分、

市の中心部へ入った途端に景色が一変しました。

  
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住居の跡には、おそらく玄関がここにあった・・・くらいしか判りません。

 

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元々は道路が掛かっていましたが、流されてしまっています。

 

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津波の高さが建物の何階まで到達したのか、判りますよね。

 

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湾内のいろんな建造物も、津波の力でありえない形に変形しています。
  
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瓦礫は撤去されたというよりは数箇所に山積みされていて、このような光景が

至る所で見受けられました。

 

 

私達は市の中心部から少し離れた米崎町川西地区へ到着。

 
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こちらの住宅跡と、田畑を含めた近隣にかけて、

泥出し、草刈、瓦礫の撤去を行いました。

 
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ツアーメンバーは男女それぞれ世代もそれぞれ。 

少し不安を感じながらも、添乗員さんのリードで二班に分かれて作業開始です。

 

ただ、作業が進んでいくうちにどんどん皆さんと打ち解けていきます。

きっかけは少し違っても、ここまで来れば皆、同じ志を持った"同志"です。^^

 

2日間、また時間的な制約もある状況で出来ることは限られています。

もちろん体力差もありますから作業量のバランスを考え、休憩を挟んで作業を

進めていきました。

 

また作業の過程で、あるご家族のものであろう思い出の品や、色々な品物が

出て来ました。

人として日本人として、それらをすぐに瓦礫の山へ放り投げることは・・・難しかったです。

一旦そばに置きましたが、やはり目頭が熱くなる瞬間もありました。

 

 

昼休み、、、、

 

弁当美味しかったなぁ!早朝から私達のために準備して頂いたお弁当屋さんに感謝です。

 

 

弁当を食べ終わった後、作業場所の近辺を散歩してみましたが、

まだまだ人の力が必要であることを実感するひと時でした。 

 

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すぐ近くの工場には、別のボランティアツアーの方々も関東地方からいらっしゃっ

ていました。私が道端で会話した方は多分ツアーリーダーさんだと思うのですが、

その方と上記のような光景を見ながら色々と会話しました。

 

 

 

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上記の写真は作業2日目途中のものですが、この後は泥出しも順調に進み、

初日の状況から比べると見違えるほどに、本当にきれいになりました。

 

私達が作業を始める前に添乗員さんが仰っていました。

「作業の速さではなく活動の意味を理解し、被災者の方々の気持ちを感じること」

この想いを大事にしながら、私自身も皆さんも出来ることを精一杯取り組めた結果

だと思っています。

  

 

今回のツアーでは宿にも恵まれました。

温泉も最高でしたし、料理も最高でした。

 

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ボランティア活動にそれって・・・と不謹慎に思う方がいらっしゃるかもしれませんが、

決してそんなことではなく、現地の"経済復興"という前向きな考え方もあります。

大切な復興支援のひとつです。

 


ちなみに・・・

 
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リンゴです。美味しそーでしょー♪

 

 

このリンゴは、私達が今回作業を行った場所に住居を構えていらっしゃった方が、

ご自身の畑で採れたリンゴをわざわざ運んで来て下さったんです。

 

震災・津波でご自宅を失い、幸いに残ったリンゴ畑を励みに毎日頑張っていらして、

私達ボランティア参加者へ本当に感謝を込めて・・・とのことでした。

 

  

 

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髭面で大変申し訳ないのですが、、、美味しいリンゴを頂いて嬉しそうなオレです。 笑

  

私達がこちらへ来るまでにも、沢山のボランティア参加者の方々が地道な作業を

継続されてきて、この場所はようやくここまで戻ってきたのですから、その方々へ

の感謝の気持ちも持ちながら、リンゴを美味しく頂きました。ご馳走様でした!

 

やはり人と人との顔を向き合わせた繋がり、、、これに勝るものはないです。

被災された現地の方の声を聞き、それに対して想うところをこれからの自分の

行動にどう活かしていくか、課題も見つかりました。

 


作業終了後はボランティアセンターへ立ち寄り、物品を洗浄・返却します。

   

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バスが出発するまでの間にセンタープレハブ内を見学しました。これまでにも

多くの方々が立ち寄られているんですね。

  

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またセンター内で、希望の一本松の復興支援ステッカーと、

 

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メッセージバッジを買いました。

自分自身の気持ちを継続するためにもと思って買いました。

 

この 【手】 が非常に重要なんです。

 

自衛隊の方々も含め、あれほど沢山の方々がこの半年間に現地入りをされて

復興活動をしているのにも関わらず、まだあまり手が付けられていない場所も

あったり、私達が作業した場所ですら写真の通りです。

 

まだまだ長い期間において、人の手が必要です。

 

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被災地から少し離れると、このような素晴らしい景観があります。 

完全な復興には何年、何十年掛かるかもしれません。
  

でも未来にはまた、このような光景に私達が戻さなきゃいけないと思います。
 

 
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最後に、

今回ボランティア活動を共にさせて頂いた皆さんには本当にお世話になりました。

そして菜の花色の帽子の添乗員さんにも大変お世話になりました。

 

人からどれだけ話を伝え聞いても、最後は現地に行かないとわからないことが

たくさんありましたよね。私自身も今回の活動を通していろんなことを想いました。

 

これから周囲の方々へ"現状"をしっかり伝えていき、私達もまた再会して語り合

ったり、自分自身で出来ることを精一杯、継続していきましょう!

  


ケッパレ東北!

 

 

◆岩手県北観光 http://www.kenpokukanko.co.jp/

 

◆ケッパレ!岩手ケンポクブログ http://www.kenpokukanko.co.jp/knp/?p=1534

 (添乗員さんが私達の回の活動日記を掲載されてます)