👩🏻💼三角さゆみ
『 とらお兄ちゃんのおかで
東京と北海道を行ったり来たり
超忙しいんですけどぉ~💦
でも、まぁおかげさまで
儲けさせていただいているんですけど(笑)』
👩🦳よしえ
『 とらおのおかげで さゆがちょくちょく
帰ってきてくれるようになって
私はうれしいわ♪』
👩🏻💼さゆみ
『 何だか、とらお兄ちゃん
いろいろ大変みたいだけど…
ファイズの会長は何でそんなに
とらお兄ちゃんのことを憎んでいる
のかなぁ~?☆』
👩🦳よしえ
『 それは……
多分、舞桜会長が とらおの中に
お父さんの面影を見ているからだと思う…。』
👩🏻💼さゆみ
『 ええっ?…、亡くなったお父さんの?
何で…?』
👩🦳よしえ
『 あれはまだ とらお や さゆが生まれる
前のこと……
まだ 孝が小学生だった頃のこと……
その頃のお父さんは大学の講師をしていて
その仕事の関係で単身で長く海外で暮らして
いたの……
その時、お父さんの教え子だったのが
若き日の 舞桜会長だった…
いつしか ふたりはお互いに愛し合う
ようになっていったわ……。』
👩🏻💼さゆみ
『 えっ?…💧
それって お父さん 不倫してたって
ことじゃ…?』
👩🦳よしえ
『 うん…。 お父さんの浮気に気付いた
わたしは 怒った。
父さんとは
何度も離婚するという話し合いを
した……。
でも、孝の存在がお父さんの目を覚まさせ
てくれた……
お父さんは結局、舞桜会長と別れ
家に帰って来てくれた……
それ以来、ふたりは会うことはなかった…
ただ、その時、
お父さんはまだ大人だったから良かった
んだけど……
舞桜会長はまだ学生さんだった…
きっと お父さんの裏切りを許せなかった
んだと思う……。』
👩🏻💼さゆみ
『 それでお父さんの代わりに
とらお兄ちゃんのことを……?』
👩🦳よしえ
『 おそらくね………、』

🍷👩🏻💧
まなか
『 な、なんて完成度の高さなの?、
そして 芳醇なこの香り
このまろやかで深い味わい……
これ、ホントに焼酎なの?、』
🍷👴💧
しげる
『 驚いたなこりゃ……
これが世界の味か………、』
🧒💧
いちろうた
『 我々は戦う相手を
間違えた……のかも知れませんね……、』
🍷👨??
深川
『 うーん??
そんなに驚くことですかねぇ~☆
このお酒だって
5人のソムリエ造った各々の焼酎を
5種類ブレンドしたものですよね?
だとしたら、
大丈夫ですよ♪☆
この酒に対抗できる切り札は
既にこっちにありますから☆』
😃、
『 本当に?!』
🍷👨
深川
『 はい、大丈夫!!☆
私にまかせてください!!☆』
🌇
【とらおの実家】
🏡
🤓
『 いやぁ~ いい風呂でした~☆
おおーっ♪ さゆー♪☆
久々じゃないかぁ~♪☆』
👩🏻💼さゆみ
『 ほんっと もう~…
男ってどうしようもないわね~💢
とらお兄ちゃん
ゆりなさんと あやのさんと二股やん!!💢
血は争えないっていうのは
こういうことなんだわ!!💢💢』
🤓、
『 おいおい…
いきなり 手厳しいなぁ~……
何なんだよ、一体………、☆』
👩🏻💼さゆみ
『 ちょっと 来て、
実はね…… 昔、お父さんが…………。』
☎️😥
『 何てことだ……
昔、父さんと 舞桜会長との間に
そんな事があったとは………
そりゃあ… 恨まれても仕方ないよな……
会長には 父さんの代理として
我が輩がきちんと謝るべきなんだろうか…?』
📞👩🏻🦱北斗舞桜
『 はい。どなた?…。』
📞😅
『 あの、もしもし ピラミッド酒造
社長の三角とらお でございます……
あの、実は~ 先ほど
家族の者から 昔の父と会長との話を
聞きまして…
私も、大変、驚いて………、』
📞👩🏻🦱北斗舞桜
『 ちょうどよかった。
♟️チェスの相手を捜していたところなの。
あなた学生の頃はチェス部だったのよね?
いまから こっちに来なさい。』
ツー…ツー…
📞😅
『 強引なひとだなぁ~…💧』
👩🏻🦱♟️──♟️😐
👩🏻🦱舞桜
『 焼酎造りの方はどう?
うまく進んでる?。』
🙂、
『 ええ。上手く進んでます。
おそらく 私たちが勝つと思います☆
必ず KATSUO酒造を取り戻して
みせますよ~。』
ニッコリ☆
👩🏻🦱舞桜
『 そう。それはよかった☆』
🙂、
『 えっ?、よかったって…
どうして?
私は会長の御子息の敵側ですよ☆
我々にKATSUO酒造 を取り戻されたら
お困りになりますでしょ?』
👩🏻🦱舞桜
『 別に…。』
😟、
『 えっ……、別にって………、』
👩🏻🦱舞桜
『 まぁ いいじゃない
辰雄は~…
アレはまだまだ未熟者……
いろいろ経験を積ませる必要がある
例え、勝負に勝っても負けてもね
あのコには良い経験になる。
チェックメイト はっはっは♪』
😅、
『 うわーっ……、負けたかぁ~……
お強いですね~……、』
👩🏻🦱舞桜
『 私ね、チェスは昔、
あなたのお父様から
教えてもらったのよ…
でも 1年後には お父様より
私の方が 強くなっていたのよ☆』
😟、
『 あ……、そうでした… 昔……
父が、あなたに対して仕出かしたこと…
それがもし… 今回の一件の引き金に
なったのであるのだとしたら…
その父がいない今、 息子として、
私が御詫び申し……、』
👩🏻🦱舞桜
『 言わなくていい…。
それは あなたが詫びるべきことじゃない…
わたしもあの頃は若く未熟で
考えも及ばず自分ひとりで迷路の中を
歩んでいただけだった……。』
😟、
『 あ……、それでは……
私はどうしたら………。』
👩🏻🦱舞桜
『 私は 、あなたのビジネスの腕前が
見たい……
あなたはただ全力で戦えばいい…
悪いようにはしないわよ…。』
😟、
『 あの…… 仰有っておられることが
私にはわかりません……
では…
あなたの目的とは一体……。』
👩🏻🦱舞桜
『 私は ただ…
昔、失ったものを
取り戻しに来ただけよ…。』
🤔💦
『 失ったもの……
父は既に亡くなっているし…
他に思い付かない…
父との思い出の品とかあったのかな……』
👩🏻🦱舞桜
『 お父様は 真っ直ぐで 暖かくて
私には いつも優しく接してくれたわ
あなたに対してはどうだった?』
🙂
『 変わりません……。
父は 私たちに家族に対しても
いつも 真っ直ぐで 暖かくて でっかくて
時に厳しくて 父のいるところは
いつも明るく笑顔が絶えなかった…
血の繋がらない私のことも
他の兄弟と分け隔てなく大切に
育ててくれました…☆』
👩🏻🦱舞桜
『 血が繋がらない…?』
🙂
『 ええ…
父と私はよく似てるから
お気付きになられないと思いますけど
実は 私、里子なんですよ☆
赤ん坊の頃に両親に引き取られて
三角家の家族になったんです。』
👩🏻🦱舞桜
『 実の親のことが気にならない? 』
☕️🙂
『 気にならないといえば嘘になりますが…
私も もうこの歳ですからね☆
それに今の両親が本当の家族だと思って
いますから☆』
👩🏻🦱舞桜
『 その腕のアザ…… 』
🙂
『 ああ、これ☆
赤ん坊のころからあったみたいです
動物のトラみたいな横縞のアザが
あるんですよね、
家の両親も単純なので
トラみたいな模様だから
私にとらお という名前を付けた
らしいですよ☆』
👩🏻🦱舞桜
『 ありがとう。今日はお話が出来て
楽しかったわ☆』
🙂💼
『 いえ☆ 私の方こそ楽しかったです☆』
👩🏻🦱舞桜
『 本当に送ってかなくていいの?
秋本に送らせるわよ☆』
🙂💼
『 いえ、なんか急に炒飯作りたく
なっちゃって スーパー寄って
材料買って来ます♪☆』
🌙
🏡
プルルル…
☎️___👩🦳?
📞👩🦳よしえ
『 もしもし
三角でございます☆』
📞👩🏻🦱
『 お久しぶりです…
北斗舞桜 です……。』
📞👩🦳、
『 えっ……?』
📞👩🏻🦱
『 先ほど とらお さんと
お話をしました………。
そして それは疑いなどではなく
事実だと確信しました……。
あなたたち……
やってくれたわね……。』
📞👩🦳、
『 それは……、』
📞👩🏻🦱
『 わたしは 昔、
失ったものを
取り戻しに行くわよ。』