【KATSUO酒造】
🏢
👨北斗辰雄
『 よ、よくも……
この僕に恥をかかせてくれたな…
三角とらお~………
丘珠あやの~…………
僕はお前たちのことを許さないからなぁ
うぬぬぬ……
ううーん……』
👨辰雄
『 会長。
私は…
このままでは終われません、
あの2人との戦い
どうか!、この私にやらせてください、』
👩🏻🦱北斗舞桜
『 別にいいけど……
あの2人が手を組んだのだから
かなり手強いと思うけど……
あなたにできるの?』
👨辰雄
『 はいっ!!、
焼酎には興味はありませんが、
最高の焼酎を探して手に入れてみせます!!
必ず、あの2人に敗北を味あわせて
みせます!!』
【ピラミッド酒造】
🏭️🏢🏭️🏭️
▲
【会議室】
👴
『 で、結局、コンテストには
どんな焼酎を出品するんだ?』
🙂
『 今回の目的はKATSUO酒造の全ての
権利を取り戻すこと‥
なのでコンテストには
KATSUO酒造さんの冴渡(さえわたる)を
出品したいと思っているんです…
勿論、みんなで協力して
新しくしてからのことですけど……』
👩🏻色丹まなか
『 でも、冴渡の原酒は向こうにあるんで
しょう? どうやって?』
👩💼北斗リサ
『 いいえ。
彼らは現在KATSUO酒造の半分の権利を
持っていますが、
工場や既存の酒類に関する権利は
あやの社長にあります。
ですので、彼らには今ある
KATSUO酒造のお酒には手出しは出来ません
ですので、いつでも自由に使えます。
それに元々、彼らはファィズで造られた
高級な お酒しか信用しておらず
工場には一度も来ていませんでしたから。』

『 それで‥
これが いま現在の冴渡です。
勝男さんが亡くなったあと
彼が造った冴渡を私なりにコツコツと
改良し続けてきたのですが
どうですか…?…』
🍷🙂
『 うん!! こんなに美味しい
栗焼酎をはじめて飲みました!!』
🍷👩🏻色丹まなか
『 う~ん!!
すっきりしていて
ほのかに栗の風味と甘さがあって
美味しいです♪』
🍷👴しげる
『 うん、確かに良く出来た焼酎だ……
でも……
な~っ………、』
🍷🧒いちろうた
『 はい…。美味しいです…
栗焼酎という商品としては完璧ですけど……
コンテストに出品される焼酎の大半は
芋焼酎だから…
審査員のひとたちが他の強い風味のある
芋焼酎を飲んだあとに この焼酎を
飲んだ場合
どうしても芋の強い風味が
強く記憶に残ってしまい
審査員のひとたちに
この栗焼酎の繊細な風味や味わいは
伝わりにくいのではないだろうかと
思ってしまいますね……。』
🙂
『 はい。そこで皆さんの御協力が必要と
いうわけです。』
👩🏻百合ヶ原かえで
『 原材料の栗の使用量は何%なんですか?』
👩🏻💼丘珠あやの
『以前は国内産の栗を60%使って
いたけれど
現在は少し増やして国内産の栗を40%
外国産の輸入栗を30%、合わせて
70%ほど… あとは込め
麹は栗の麹を使っています。』
👴しげる
『 コンテストまで
もうあまり日にちが無いしだな…
イチから造って熟成させて……
という時間はないな……。
ということはよ~………。』
👩🏻まなか
『 この冴渡に
いま ピラミッド酒造にある既存のお酒を
合わせることになる…
というわけだよね……☆』
🙂
『 はい。そうなりますね~☆
初じめてのKATSUO酒造と
ピラミッド酒造の合作となります☆』
👴しげる
『 んじゃよ…
さっそくやってみっか☆』
ナレーション∶内村光良
《とは言ったものの…
このブレンド作業、
なかなか思う通りにはいきませんでした…》
🍷🤔、🍷👩🏻kaede??─📋👩🏻💼Yurina
🍷🧒、🍷👴
─📋👩keiko

🍷👩🏻💼Ayano、🍷👩🏻manaka??─📋👩💼Risa
😔、
『 じゃがいもボンバーは意外と
合うけど… これでコンテストに出せる
かと聞かれたら正直,自信はない…。』
👩🏻、かえで
『 麦もダメです 。
どうしても麦の
印象が強くなってしまいます、
3年貯蔵の麦の方も栗のほのかな味わい
が薄くなってしまうようです。』
👴、
『 紅流星もコレには合わねぇなぁ~…
どうしても紅流星の香りが勝っちまぅ
栗の風味が消されてしまう……、』
👩🏻まなか
『 あまいもん。もダメ。
甘いのは合うけど…
せっかくの栗の香りが消えてしまう……、』
👩🏻💼あやの
『 黒流星もダメ…。
黒流星のキレの良さが
栗のまろやかな味より目立ってしまう。』
🧒いちろうた
『 ポップコーンボンバー!!
意外に合いますよ!!』
🍷🙂、🍷👴『おおーっ♪』
『 ホントだ!!♪☆』
👩🏻💼ゆりな
『 でも、栗って聞いたら
みんな最初に甘いイメージをするんじゃ
ない?
もし、それを期待して飲んで
あまり甘くなかったら…』
👩🏻まなか
『 たしかに。
だったら、ほんの少しだけ
もっと あまいもん。を混ぜてみたら
どう?、 こんな感じで……』
🍷😃、
『 これは!! 素晴らしい!!
これで行きましょう!!』
👩🏻💼😃
『 あやのさん、これで
一緒にKATSUO酒造を
取り戻しに行きますよ~!!♪』
👩🏻💼ゆりな
『 ………。』
🚪
👨深川
『 みなさん!! やりました!!
黄流星、いつでも出荷出来る
状態になりましたよぉ~!!☆』
🙂
『 わかりました…☆
あとで見に行きます♪☆』
👨深川
『 おっ、ブレンド作業やってますねぇ~☆
どうです? 完成しましたか?♪☆』
😃_🍷
『 ええ。たたった今、完成したばかり
なんですよ☆
これ、飲んでみてください♪☆』
ゴクリ…
🍷👨
『 どれどれ~☆ 』
🍷👨???
『 ………。』
🙂?
『 どうか されましたか? 』
🍷👨
『 い、いえ…
私の気のせいかも知れません☆
とても美味しいです☆』
🚚

『 フフフ☆ 即日契約完了☆
手に入れたぞ!!
これぞフランスのワインの
ソムリエたちが
造り上げた最高峰の焼酎の傑作
最高級栗焼酎 刻魔術師 (ときまじゅし) !!』
📱👨辰雄
『 フフフ。
あいつらにエリートの実力の差を
見せつけてやろう!!』
ピロロ
📱👩💼リサ
『 はい。』
📱👨辰雄
『 よぉ♪ リサ 、
そっちの焼酎はできたか?
今から ピラミッドの社長と
あやのさんと一緒にこっちに来いよ。
お互いに先に焼酎の見せっこやろうぜ☆』
📱👩💼リサ
『 そんなのに応じると思う?』
📱👨辰雄
『 ふふはっ☆ 応じるさ♪
応じなきゃ この会社にいる
あやのさん側の残りの社員たちも
全員クビだ………☆』
【KATSUO酒造】
🏢
🚖👩💼👩🏻💼😐
👨辰雄
『 ようこそ♪☆
さぁ お互いの焼酎ののみ比べだ…』
🍷👨
『 なるほど… これが勝男が造った酒の
発展型か……
うーん…… 勝男らしいねぇ~……
華やかさなどまるで感じない
田舎くさい香りだ……
問題は味だ……………(ゴクリ)』
👨辰雄
『 プッ…♪』
👩🏻💼
あやの
『 何がおもしろいのッ!!💢』
👨辰雄
『 いや、失礼♪☆
あまりにも御粗末な出来栄えだったもので
つい笑ってしまいました。
まぁ、でもまぁ
これが現実だね。
日本は世界に比べまだまだレベルが低い☆』
🤨
『 なんだと!! 』
👨辰雄
『 そう思うなら
今度は僕の酒を飲んでみなよ。☆』
ゴクリ
🍷🤨
『わかった。』
😦
👩🏻💼
👩💼



『 こ、これは…… 』
👨辰雄
『 どうだ?
さっき 僕が言ったことは あながち嘘では
ないだろう?
この焼酎はね、フランスの貴族たちが
ほんの お遊び一環で
有名なソムリエたちをかき集め
造りあげた数々の酒のひとつ
刻魔術師
れっきとした焼酎だ。
貴族たちは
最初こそ、お遊びで始めてことだったが
その あまりの味わいに
まるで 時を忘れる魔法にでも
かけられたような摩訶不思議なうまさ
と表現したことから その名前がつけられた。
さっき 専属契約を結んだ☆
どうだ?
これが本物の高級ブランドの味だ
日本国内だけチマチマやってる
その辺の安物とは比べ物にならない☆
敵に塩を送るじゃないが
僕は親切心でそれを教えてあげるために
君たちのことを招待してあげたんだよ♪☆』
🤨、👩🏻💼、👩💼、
『 クッ………、 』
👨辰雄
『 おやっ?
親切心でしたことだったけど……
なにか逆に絶望させてしまったかな?♪☆
まぁ、せっかく来たんだ
他の高級酒たちの本物の味も
楽しんでってくれよ♪
アッハッハッ!!♪☆』
🤨、
『 失礼する!!、』
👨辰雄
『 お~い☆
あきもと~ お客さまのお帰りだ~
送ってってやってくれぇ~♪
アッハッハッ♪☆』
🧑秋本 保
『 かしこまりました。
どうぞ。御車を用意して来ます…』
🤨、
『 いいよ。 タクシー呼ぶから。』
🧑秋本 保
『 いえ、困ります
私があとで叱られてしまいますから…。』
🚘️
👩🏻💼🤨
👩🧑
🤨
『 おい、あんた よくあんな
我が儘 お坊ちゃんの
下についてられるなぁ~。』
🧑秋本
『 フフ。 それは少し違います☆
私は 舞桜 会長 にお仕えしておりまして
その 舞桜 会長 から 辰雄さまの
御世話をするよう申し付けられております。
私はそれに忠実に従っているだけです☆』
👩🏻💼あやの
『 前の色丹りゅうせいさん の一件…
あれも 舞桜 会長からの指示だったの?』
🧑秋本
『 いいえ。
舞桜 会長 ではありません。
これまでKATSUO酒造での
私の行動はすべて
辰雄さま からの御指示でございます☆
舞桜 会長 の狙いはもっと別のところに
ございます。☆』
🤨
『 ああ。私のことだろう?
会長は とにかく 私のことが
気に入らないらしいからな。』
🧑秋本
『 本当にそうでしょうか?
私も会長の本心まではわかりかねますが…
問題は怒りや憎しみなどという感情よりも
もっと複雑で深いところにあるように
思えるのですがね。』
🤨
『 ほう。その深い部分とやらについて
もっとじっくり聞きたいね。』
🧑秋本
『 フフフ。 あんまりいじめないで
くださいよ。☆
私はただの会長の忠実な下部でしか
ありません。♪☆
あ、到着しました♪☆』
🤨
『 あんたとは一度、じっくりと
話をしてみたいもんだなぁ~。』
🧑秋本
『 ええ☆
近いうちに…‥。
お嫌でも、
いつか そんな日が
来ると思いますよ☆』
🤨
『 それは一体、何のことについて
話しているのかな?』
🧑秋本
『 私とあなたとは
必ずしも 敵同士ではないかも知れない‥
という意味です♪☆
それでは……♪☆』