👨三章恭平:
『 まさか蓮にも果心居士としての
潜在能力があったという事に驚いている……
私や公安の人間がいう果心居士とは
MOTHERの超能力者に唯一太刀打ち出来る
超能力とは少し異なる特殊な力を持った者
こと指すのだが……
そのあまりの力ゆえ、自らの身すら滅ぼし
兼ねない恐ろしいものでもある…。
君もその力があることで人に打ち明ける
ことも出来ず,ここまで苦しんできたこと
だろう…
でもな、…。
家千屋家にも代々,受け継がれてきた
歴史も立場もある…
戦いの事は凛君たちにまかせ
蓮は戦いとは無縁の幸せな人生を歩んで
行って欲しい。
蓮はもう
私にとっても
かけがえのない大切な存在なのだよ…。
間違っても自分が果心居士の資質を持つ
だなんて公安に言ったりするんじゃないぞ
奴らは私の娘のことなんかよりも、自分たち
が力を得ることしか考えていないからな……。』
👩💼蓮:
『 うん…、わかった、
ありがとう…
私のことを大切なんて言ってくれて
すごくうれしい…!!
私はそうします☆』
👨三章恭平:
『 そうか、よかった、
わかって貰えて安心したよ…
それにもうひとつ君に嬉しい知らせ
があるんだよ……、』
👩💼蓮:
『 うれしい!!
知らせって何?
知りたい!!』
👨三章恭平:
『 美葉君の優れた医療技術のおかげで
なつみの病気がすっかり良くなってね
来週には彼女ここに来る予定だよ。
いづれ戻って来る娘の春菜も加えて
ここで4人で、家族として暮らそう☆
あ、なつみは病状だけではなく
心の病気の方も完治しているようだ
だから、何も心配しなくていいよ。』
👩💼蓮:
『 え…………
お母さんが……?、
家族として……?。
お母さんと再婚するつもりなの……?
え……、じゃ…、
私のことを大切と言ったのは…
家族として…… ?、なの………?、』
👨三章恭平:
『 ふははっ
親子なんだから、大切に思うのは
当然じゃないか☆』
👩💼蓮:
『 ……………。』
👨三章恭平:
『 どうした……?
うれしく……、ないのか……?』
👩💼蓮:
『 ううん……………。
うれしいよ…………。』
👨三章恭平:
『 それとな、
急な話で悪いが
今週の土曜日に実験民衆党の白金先生の
記念パーティーがあり
私たちもそこへ招待されているが
蓮もなつみと一緒に来てくれ
先生に私の家族として紹介するつもりだ…
このパーティーで白金先生はこの私を
我勝会のメンバーの1人として推薦してくれ
る手筈となっている…
娘の春菜を取り戻すためにはMOTHERと
対等に渡り合えるだけの大きな権力と戦力を
この手におさめる必要がある……
そのためにはこの私が我勝会のメンバーに
加わる必要があるんだ……。
蓮も、嫌だろうけど………、
』
👩💼蓮:
『 わかってる……。
お父さんのためなら蓮は何でも
してあげるよ…………。☆』
☁️
👩💼蓮:
『 凛、約束するよ…
もうあのひとたちの事、呼び出さない…。
お父さんは戦力としてではなく…
娘として私を必要としてくれている
ようだから………。』
🙎🏻♀️凛:
『 本当?☆』
👩💼蓮:
『 うん……。』
💁🏻♀️凛:
『 よかった!!☆
これでずっと蓮とマブダチのままで
いられるよ♪☆』
👩💼蓮:
『 そのかわり土曜日の白金議員の
記念パーティー、凛も来て、
お父さんのこと守ってあげてね……。』
💁🏻♀️凛:
『 勿論だよ~☆
蓮のこともお母さんのことも
私が守ってあげるから
安心してね♪☆』
👥👥👥
👥人影:
『…………。』
🕋メイド喫茶『ベリートゥベリー』
👩🏻
メイドさん╱北川莉央
『 ご主人さま~
お帰りなさ~い☆
せ~の~
萌え萌えキュンキュン♪💗』
ピンポロポン♪
📲
👩🏻
メイドさん╱北川莉央
『 あ~っ
ご主人さま~ちょ~っと
待っててくださいね~♪💗』
《届いたメールを見る……》
👩🏻
📱
【 実験民衆党 白金議員
三章恭平 管理官
土曜○○ 19時 ビルF三階の会場
我勝会記念パーティーに主席予定
協力者より】
👩🏻『 ……………。』
📱
【ネカフェ】
🖥️
👤人影:『……。』
🚪トントン…♪
🧒店員:
『 お客様~、
どなたか、この個室を御利用でしょうか?』
🧒店員:
『 失礼し致しま~す~……、』
🖥️
シーン……。
🧒店員:
『 あれっ…?
誰もいない……
おっかしいなぁ~……
確かに物音が…………。』