【我勝会ビル】
🏢
♪~
🎻🤵
《ワインを一気に飲み干す。》
🍷👩🏻💼
堂サユミ╱道重さゆみ
『 プハーッ……… もう1杯……… 』
🥃🧒
佐藤 玄╱seiji
『 堂さん……
もう…
その辺でよした方がいいですって……、
そんな飲み方をしたら
体に毒ですよ……。』
🍷👩🏻💼堂サユミ
『 フフッ
なーに‥‥
彼氏気取りか?君は?
ハハハッ☆』
🥃🧒
佐藤 玄
『 彼氏気取り……
か……
そう思われてもいいけど…
堂さん……
決戦を控えた今だから言うけど……
オレ………
ずっと
あなたが好きだった…………。』
🍷👩🏻💼堂サユミ
『 フフ……
な~に?。とつぜん。。。』
🥃🧒
佐藤 玄
『 どんな過酷な訓練も
あなたが見ていてくれたから。
成功したら、あなたが喜んでくれたから
そう思えばこそ
オレはここまで来ることができた……。』
🍷👩🏻💼堂サユミ
『 佐藤 君……。
君は……
わたしのことが怖くないの………?
わたしのことを知る者は
みんな、わたしの事を怖がる……
私はね、これまで……
多くの人たちの命を
この手で奪ってきた……
悪人だけじゃないよ……
何も罪もない人たちの命も………
中にはまだ子供だっていたわ…………。
わたしの手は…
血と罪で汚れている……』
🥃🧒
佐藤 玄
『 それでも……
オレにはあなたは
とても大切なひとなんです……
だって、オレ……
いつだって
あなたのためなら
命掛けたっていいと思ってたんだ……。
だから、オレはここに志願したんです。』
🍷👩🏻💼堂サユミ
『 そう………。
わたしは別に
野暮なことを言うつもりはない…
それで…………。
きみはどうしたい………?
わたしを抱きたい……?』
🥃🧒
佐藤 玄
『 それは……
大好きなひとだから抱きたいですよ………。
でも、感情がない投げやりなのは
嫌です……。
今のオレの実力じゃ………,
多分、次の戦いで…………、
でも……
もし、生きて帰って来られたら……
その時は……
オレとデートしてください………。』
ザッ…
👩🏻💼堂サユミ
《 とつぜん、立ち上がり
後ろ向きになり
ドレスを脱ぎ出す……》
🖐️🧒
佐藤 玄
『 ちょ、ちょっと、
な、なにをするん………、
🧒
ハッ…、⁉️』

👩🏻💼堂サユミ
『 驚いた…?……。
この背中の大きな火傷の痕に……。』
🧒
佐藤 玄
『 ………。』
👩🏻💼堂サユミ
『 驚いたでしょう…?
ワタシね……
過去に一度、
四味と戦って…
フフッ…
敗けてるの………。
あのときの私の力では
手も足も出なかった……。
どんな男もわたしの
この背中の火傷の痕を見た途端、
逃げ出して行ったわ……
どう?
これでもワタシに好意を持てる……?』
🧒
佐藤 玄
『 ………。』
👩🏻💼堂サユミ
『 フフッ………☆
ほうら‥
驚いて声も出ないようね……☆
無理しなくていいって……☆
ありがとうね
わたしのこと好きって言ってくれて……☆』
🧒
佐藤 玄
『 美しい………。』
👩🏻💼堂サユミ
『 えっ………?』
🧒
佐藤 玄
『 最ッ高に美しいッス……☆
あまりにもきれいで……
オレ…
感動しました……!!☆
ますます、あなたのことが
好きになりましたっ!!☆』
👩🏻💼堂サユミ
『 君………。』
🧒
佐藤 玄
『 あれっ……
なんで泣いてんだろ、オレ……☆
アハハ……
すいません、こんなときに
オレ、なんか、カッコ悪くて………☆』
👩🏻💼堂サユミ
『 フッ……
わかったわ☆
もし、わたしも 佐藤 君も
生きて帰って来れたら
デートしましょう☆
そのときは楽しい場所に連れてってね……☆』
🧒
佐藤 玄
『 はいっ!!☆
オレ、サユミさんと
江の島に行ってみたいです♪☆』
【港】
🌕️
プォープォー
🚢
━━━━━━
👩ほのか
『 あ、よかった
本当に来てくれたんですね ☆』
😐
『 すみません、
少し遅れてしまいました。
それでお話というのは何でしょう?』
👩ほのか
『 ヨモギダさん……
単刀直入に御聞きします……。
どうされるんですか?
沙雪さんと舞美さんこと…………。』
😐ヨモギダ寅男
『 い、いきなり何ですか……。』
👩ほのか
『 私は既にあなたに
自分の想いを伝えています‥
私にはあなたの本心を聞く権利があると
思う………。』
🙂、ヨモギダ寅男
『 そうですよね……。
私だけ都合よくだんまりなんて
ズルいですよね………。
今の私の本心は………
それが………
実に情けない話なんですが……
どうするべきなのか
自分でもどうしていいのか
わからないんですよ……
ここまでに
あまりにも色々とあり過ぎて…
自分の気持ちを在り方を
何処に持って行くべきなのか……
どちらの元に帰るべきなのか……
朱莉(黒沼舞美)のことも……
沙雪さんのことも……
わたしには
どちらもとても大切なひとで……
失いなく無いひとで………。』
👩ほのか
『 じゃぁ……
わたしはどうですか?……
ヨモギダさんの大切なひとに
なれませんか……?』
🙂ヨモギダ寅男
『 ……………
ありがとうございます………
こんな私に
そんな風に言ってくれて……
でも、私の心の中には……
まぁ、それ以前に
この戦いは
私だけではく、皆さんも
果たして無事に生きて帰れるかさえ
わからない……
予測すらできないのですからね………、』
👩ほのか
『 じゃぁ……
佳奈さんなら………?』
😐、ヨモギダ寅男
『 えっ……?、
佳奈………、
ですか……?』
👩ほのか
『 はい……
もし……
佳奈さんが生きていたとしたら………?
例えば,戦いも何もなくて…
佳奈さんが生きていたとするなら………、
もし、そうならどうしますか……?』
😐ヨモギダ寅男
『 ……。
もし……
佳奈が生きていてくれたのだとしたら……
私は……。
私は……、佳奈、以外のものを
他に何も望まないかも知れない………』
👩ほのか
『 やっぱり……
思っていた通りでした……
あなたの心の中にいるのは……
舞美さんでも、
沙雪さんでも、
勿論、わたしでもなくて………
春雨深佳奈さん………。
そうですね………。』
《慌てて顔を背ける……》
😐、ヨモギダ寅男
『 くっ……、』
👩ほのか
『 ヨモギダさん……
もしかして、あなたは……
薄々、気付いているんじやないですか……?、
佳奈さんの存在に…………、』
😟、ヨモギダ寅男
『 そ、それは……。』
👩ほのか
『 やっぱり……
MOTHERの正体が佳奈さんである
ことに気付いていたんですね………。』
😟、ヨモギダ寅男
『 はい………。
ほのかさんは…、
御存知なんですね……
なら、
佳奈は生存しているのに
何故、私の前に姿を見せようとしない
のですか?
彼女に会わせていただけませんか…………、』
👩ほのか
『 会ってどうするんですか……?。
まさか
過去の十字架のすべてを……
自分の死で償う気ですか…………?、』
😟、ヨモギダ寅男
『 それは……、』
👩ほのか
『 図星ですか……?、』
😐、ヨモギダ寅男
『 おそらく佳奈は……
私のために……、
こんな大それたことを………
佳奈と会って止めさせなければ…
もし、それもかなわなかった場合…
そのときはそれを止めるには………
やはり、その原因である私、自身を………』
パンッ《ひっ叩かれる》
😞💥✋👩
👩ほのか
『 あなたは卑怯ですっ!!…
わたしは……
絶対に死なせませんからっ!!…
あなたを死なせたりしませんからっ!!
必ず…
生きて帰って
自分の足で歩いて
あなたの口から
直接、謝ってもらいます…、
舞美さんにも……
沙雪さんにも……
そして、わたしにも…………。、』
😞、ヨモギダ寅男
『 佳奈を……
彼女をあんな風にしてしまったのは
この私だ………。
もし、本当に人が運命というものに
左右されるとするなら……
21年前、本来,死ぬべき運命だったのは
この私だったのかも知れない…
私と出会ったせいで……
私が彼女のことを愛してしまったせいで…
私が愛する者はみんな不幸になる……
佳奈は私のせいで……
おそらくいまの佳奈は私のことだけで
前が見えなくなっている…
私のせいでここまで
大勢の人の命が犠牲になってしまった……
私のせいで……
大勢の人の人生を狂わせてしまった……
私はこうする意外に……
どうやって償えばいいと言うんですか……。』
👩ほのか
『 生きてください!!ヨモギダさん!!
そして、戦ってください!!
私たちと一緒に全力で!!
そして、佳奈さんを取り戻してください!!
あなたは自分が愛する者は
不幸になるという……
でもそれ以前に
あなたが幸せになろうとしないと
誰ひとり浮かばれないんですから!!』
😓、ヨモギダ寅男
『 しかし………、』
《ほのかはヨモギダを抱き締める》
😞👩
👩ほのか
『 でも、それでもいい……
そんなあなただからこそ……
私が守ってあげますから……
例え他の人がみんなあなたの敵になっても
私だけはあなたの味方になって
守ってあげますから………。』
😞
『うっ………、』
👩ほのか
《 これでいい……
全て計画どおり……………。
あなたを死の運命から救い出すには
大きな力と力の衝突で
生じる膨大エネルギーを
佳奈さんに渡す必要あるのだから………
何も知らないヨモギダさん……
誰にも理解されないあなたのこと
せめてわたしがあなたの
その心の隙間を埋められたのなら…………
いえ………
必ず,あなたは
わたしが手に入れる……。》
👩春菜/十味 /飯窪春菜
『 黒沼舞美に……。
高樹沙雪………。
あの、ほのかというひと……。
そして佳奈さま迄……
みんな、
一体、あの男の何にそこまで
惹かれるのか……………。』
🧓夏目冬玄/西岡德馬
『 みんな,彼の中に眠る
死神に惹かれるのだろうね。
そして彼は人を惹き付け
その命が消えると
その力を吸収し
そして
いずれは佳奈さますら越える
我らの絶対の王となるのだよ………。』
👦敗多 負
『 ヨモギダ寅男………
考えるほどに恐ろしい男ッすね………。
でも、彼は果たして
本当に佳奈さまにとって良い結果を
もたらすものなんでしょうか?』
👩🦳紫 吽 ╱井上玲音
『 それも含め…
全てはMOTHERの意のままに……。
この私も、みんなも
この戦いで命を落とすことになるで
しょうね……
でも、戦いのあと
佳奈さまと
あの男が再び結ばれば……
あの男の中で王の力が醒め
その力によって全ての人々の運命が変わり
我らも甦る
より… 強くなってね……。』
👩十味
『 全ての人々の運命が変わるか………
それって他の人々は死に至り
私たちはその力で甦るってことか……。』
👩🦳紫 吽
『 ええ…。
多くの人々の命が
振るいに掛けられるでしょう………
その代わりに生き残った人々には
新しい超能力と正しい心が宿る。
そして、その選ばれたものたちだけが
集い私たちの理想郷が完成する。』
👩十味
『 そうか……。』
👩🦳紫 吽
『 反対なの…?』
👩十味
『 いや………。
佳奈さまの理想が実現するのなら
どんな犠牲も厭わないよ……。
でも、それによって大勢の人々が犠牲
になる。
今更ながら……
大それたことだなと思ってね……。』
👩🦳紫 吽
『 いつもの冷酷無比な
あなたらしくないね……。』
👩十味
『 そうかな……。
私は割りとまともだと思うけど。』