NO~ころしの弾丸~4話 " 笑ったお月さま " 中編① | ヨモキダ寅男の【革命的】ブログ

ヨモキダ寅男の【革命的】ブログ

明るく前向きな方向性に
向かってゆきたいなという
結論にいきなり至り


ヨモギダ→ヨモキダ
として再出発いたしますことに縞しまた☆ミ




基本は変なおじさんの書くヒマつぶしのためのきまぐれなブログです☆



🤨ヨモギダ寅男

『 私は朱莉の復讐のために
闇の処刑人となったのです……。
いつか、この手で朱莉の命を奪った
犯人の心臓の鼓動を止めるために……。』




🤨ヨモギダ寅男

『 私は以前、あなたのお父さん高木國彦さん
と組んで、ロシアのある組織の内部に
潜入していました……。

その組織の名は MOTHER ……
そこではあらゆる実験が行われ、
様々な生物兵器が造られていました……

勿論、その実験の中には人間も………

私と高木刑事は地元警察と協力し、
その組織を壊滅させ、そこで捕らわれの身
となっていた人々を救出しました。
そのひとりが妻、朱莉でした……。』








🤨ヨモギダ寅男

『 妻、朱莉は 明日、明後日、数年後の
人や世界の変動、その未来を見通す
不思議な力を持っているひとでした…

でも、そのことで様々な偏見や差別に
会い、中には彼女の力を悪いことに利用し
ようと企む者まで現れ、

朱莉はMOTHERによって捕らわれの身に
なっていたのです……

組織から救出したあとも、そんな朱莉の
不思議な力をつけ狙う者があとをたちま
せんでした……。

私はそんな朱莉のことをどうしても
放っておけませんでした…

私はあらゆるルートを使い、
彼女を日本へ連れて来ました……。

そして、次第に
彼女を愛するようになっていました…。

私は周囲からの反対を押し切って
朱莉と結婚しました……。







😔ヨモギダ寅男

『 朱莉との生活は穏やかで本当に
毎日が幸せでした……

そして数年が過ぎ……
平和な生活になれた私は
完全に安心しきっていた…

その中で私は何か朱莉の気晴らしになれば
と彼女に書道を勧めました…

まさに天賦の才だったのでしょう…
朱莉はいつの間にか有名な書道家として
名を馳せるようになってしまいました……

しかし、このことで朱莉の特殊な力を
狙っていたヤツらに、朱莉の居所を知られ
ることとなってしまいました…。』







😔ヨモギダ寅男

『 そして、あなたが潜入捜査官として
私と組みはじめた頃、

あの……
忌まわしい事件が起こりました……。』







🤨ヨモギダ寅男

『 朱莉の死因は本当は銃撃によるもの
……

私ははじめそう聞かされていました……

しかし、自分で調べあげているうちに

朱莉の本当の死因は銃によるものなどで
はなく……

外傷性ショックによる心停止によるもの
でした………。

朱莉は最後の力を振り絞り、
ダイイング・メッセージを遺しました。

6・4・3

そして、

STFと……………。』






🤨ヨモギダ寅男

『 6・4・3 の数字は何の暗号なのか
わかりません、ですが
どこまで本当のことかわかりませんが、
私が処刑した者の中で口を割った者がいて
その者の話によるとこの数字はある人物を
表しているのではないかと……

STFついてはわかりました。
STFとはMOTHERが開発した人を凶暴で
好戦的な痛みや疲れを知らない超人に
える薬のこと……

しかし、その適合成功率はゼロに等しく……
適合出来ない大勢の人々がこの薬の実験
の犠牲になりました……

MOTHERの壊滅後…、残されたこの薬が
計2つのみ存在し、1つの行方はつかめず、
もう1つは黒沼舞美が使用し、
彼女はこの薬の初の適合者となりました…。

正直、薬のことは私にはどうでもよかった…
でも、STFの唯一の適合者となった
黒沼舞美のことを様々な組織が狙っていて
その中には壊滅したはずのMOTHERの残党
も含まれています…

何故ならMOTHERの現在の本部はこの
栃木県の何処かに隠れて存在するからです。

朱莉の命を奪った真犯人も、必ず
黒沼舞美に接近してくるはず………

私はその時を待っているんです……。
あえて、その真犯人と同じ技を使って……。』







🤨ヨモギダ寅男

『 これがこの私の正体です……

どうです?…

軽蔑しましたか?…

私を逮捕しますか?…

それでも私は必ず、脱け出して

犯人の息の根を止めてみせますよ!!』










👩高木紗友希
『 かわいそう…… 』








🤨、ヨモギダ寅男

『 かわいそう…?、

この私がかわいそうだと

あなたはそういうんですか…?、』







👩高木紗友希

『 本当は誰よりも

助けを求めているのに ……

本当は誰かの優しさに

すがりたいはずなのに……

きっと奥様の命を奪った

犯人への憎しみと怒りで何も

見えなくなっているんですね……、』







🤨、ヨモギダ寅男

『 くっ、知ったようなことを……

何も知らずに勝手なことを、

言わないでくださいっ…、』








👩高木紗友希

『 わたしが……

わたしが、あなたのことを救ってあげま
すから ……

わたしじゃ、朱莉さんのかわりに
なりませんか…?、』








🤨、ヨモギダ寅男

『 くっ、

あなたは現場を見ていないから知らない
だけです、

私のこの手はもう血で汚れているんですよ…、

いつかの日かその報いを受けるかも

知れないんですよ……、』








👩高木紗友希

『 だったら……、

その時は、

わたしも一緒です!!







🤨ヨモギダ寅男

『 うっ…………、

くっ…………


私の負けですね………、😔



お約束します……、

この一件が終わったら、

私は必ず、あなたの元に戻ります…

ですから……、







🥺ヨモギダ寅男

『 ですから、せめて

その日まで…

あなた だけは血で染まらないでいて
ください……。』







👩高木紗友希

『 ヨモギダさん…。




好きです……。












🥺ヨモギダ寅男

『 わたしも……、』







👩高木紗友希

『 えっ…?、







ピンポーン♪

😲ハッ ヨモギダ寅男

『 わ、た、し、

えっ?!

あっ!!

出前 頼んでいたんでした!!』








👩高木紗友希

『 も~!!

こんな大事な場面で~!!

なんじゃそりゃ~!!








ごめんなさ~い!!
😅ヨモギダ寅男

《 わたしも…………。

あなたのことが

好きですよ……。

紗友希さん…………。



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