👩⚕️備寝我茉麻 (須藤茉麻)
『 美波ちゃんの状態は良好です。
予定どおり手術を行いましょう。
大丈夫、わたしにおまかせください。』
👨佐羽伏幹夫(庄司智春)
『先生、美波のこと、お願いします!!』
👩佐羽伏恵麻(上野なつひ)
『お願いします!!』
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☕️(紅茶)
☕️👩高木紗友希
『 おいし~い~ ☆
え~っ!! なんでこんなに
美味しいの~!!?☆』
👧佐羽伏美波
『 ヘヘーン♪☆
でしょう☆
うちのパパはね~
紅茶を専門に取り扱う会社の社長さん
なんだよぉ~♪☆
うちのパパの名前は幹夫っていうんだけど
だから家では
このお茶のこと、
幹ティー!!って呼んでるの~♪☆』
👩高木紗友希:
『 幹ティ~!!かあ~
だから、こんなに美味しいんだ~♪☆
お父さんって、優しいひと?』
👧佐羽伏美波
『 うん!!☆
パパは優しいし、
とっても面白いひとだよ~♪』
👩高木紗友希:
『 じゃ、お母さんは~?♪』
👧佐羽伏美波
『 本当のママは
2年前に私と同じ病気で天国に
逝っちゃったの。。。
それでママの夢を受け継いで
パパが脱サラして紅茶屋さんをはじめた
の♪☆
今のママは私の本当のママの親友だったの♪
今のママもとっても優しいよ♪☆
ただ、ちょっと怒りん坊で
恐いところもあるんだけどね~♪』
👩高木紗友希:
『 そうなんだ~?』
ノックの音
《トントン》
👩高木紗友希:
『 は~い☆どうぞ~♪☆』
👨佐羽伏幹夫(庄司智春)
『あっ、失礼します~…
ウチの娘が~…、』
👧佐羽伏美波
『 パパ~☆
こっちだよお~♪☆』
👨佐羽伏幹夫
『 いつも、家の娘が
お邪魔してすみません、』
☕️👩高木紗友希:
『 いえいえ♪
美波ちゃんと話せてわたしも
楽しいですし♪☆
いまね、美波ちゃんに美味しいお茶を
いれてもらって、あまりの美味しいさに
感動していたところなんですよぉ~♪』
👨佐羽伏幹夫
『あはっ、恐縮です♪☆
あ、美波、
手術が決まったぞ~♪☆
これで美波の病気は治る!!
あの天才外科医
備寝我先生が手術をしてくださるん
だからな~♪☆
やったな~☆美波~♪☆』
👧佐羽伏美波
『 ほんと?
わたし、助かるの?☆』
👨佐羽伏幹夫
『ああ~
助かるとも~♪☆』
👨👧
『パパ~☆』
『美波~☆』
《そんなふたりの様子を見て微笑む高木》
👩高木紗友希
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👩佐羽伏恵麻
『 先生………、
前と
その前の夫の時と
同じように頼みましたよ…。』
👩⚕️備寝我茉麻
『 御安心を……
証拠は残りません……。』
👩佐羽伏恵麻
『 先生と私は
一蓮托生…
切っても切り離せませんね…。』
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🌇
ガツガツ
🍔👩⚕️備寝我茉麻
📑👩⚕️Dr・美葉 (平井美葉)
『 備寝我先生、これはどういうこと
ですか?
美波ちゃんの担当医は私でしょう?
なのに突然、担当医が備寝我先生に
変わるなんて……
しかも、手術なんて…
美波ちゃんのテヘペロ病は経過を
診ながら慎重に行うべきです、』
ガツガツ
🍔👩⚕️備寝我茉麻
『 美葉先生…
わかるでしょう
この病院がどういうところか…。
それに
これは院長の指示なの。
💊STF を使います。』
📑👩⚕️Dr・美葉
『 💊STF……、
まだ正式な結果が出ていない危険な薬
じゃないですか…
こんな薬を使ったら……、』
ガツガツ
🍔👩⚕️備寝我茉麻
『 だから使うんですよ。
黒沼舞美は💊STFに適合しているじゃ
ないですか。』
📑👩⚕️Dr・美葉
『 彼女はたまたま💊STFに適合する
特異体質なだけです、
普通の人間は適合出来ません。、』
ガツガツ
🍔👩⚕️備寝我茉麻
『 もし、これに成功したら
この病院で眠り続けている
あなたの妹さんは助かるんですよ。
そのチャンスをむざむざ逃す気ですか?
わたしは地位と名声をえることが出来る。
お互いに持ちつ持たれつですね。
美葉先生。☆』
📑👩⚕️Dr・美葉
『 もし、失敗したら……。』
ガツガツ
🍔👩⚕️備寝我茉麻
『 もし、失敗したら……
その時はわたしとあなたが
黙ってればいいんですよ。☆
もし、裏切ったら………。
美葉先生の妹さんは
このわたしがお預りしているということを
お忘れずに……。』
👩⚕️Dr・美葉
『 ……。』
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👩⚕️Dr・美葉
『 院長先生、どうか考えをお改め
ください、お願いします!!』
🧓庵 長眉
『 美葉先生…
勘違いして貰ってはこまりますな~…
前.院長が亡きあと、私は
前.院長が残した汚名を被りながらも
あなたが前.院長の娘さんだからこそ
その恩情であなたをここに残してさしあ
げたんですよ~…
妹さんの面倒を当院で診てさしあげている
のもすべて私の恩情からです。
私の考えに変わりはありませんよ。
身の程をわきまえてください。』
👩⚕️Dr・美葉
『 ……。』
──────────────────
【青森県】
《コタツに入って寝転がる》
🧒更田由一:
『 あーあ……
こんなにゆったり出来る日が来るなんて…
そういえばあの女の気配が全くない…
本当に警察が動いてくれてたのか
もな~♪☆』
🍳👩真綿 遥 ( 工藤 遥 )
『 由ちゃん 出来たよ~☆』
🧒更田由一:
『 あー
ありがと~♪
幸せだなあ~☆
オレ、このまま遥の部屋に
居着いちゃうかも☆ なんてね♪☆』
👩真綿 遥
『 いいよ~☆』
🧒更田由一:
『 えっ?、いいの?☆』
👩真綿 遥
『 う~ん☆ このままずっと
ここに居なよ☆』
🧒更田由一:
『 オレ、今度こそ
人生をやり直すよ…
遥と一緒に☆』
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🏨👤
🚐
👤
《部屋から双眼鏡で外の様子を見ている》
👩黒沼舞美 (矢島舞美)
『 チッ、最近、
👤マークがスゴいなあ~…
せっかく、遊ちゃんが青森にいること
だけは掴んだのに…
これだと迂闊に移動が出来ない。
あの女も相当に強そうだけど…
特にあのオカマ男……
あれは只者じゃない…。』
──────────────────
ゴゴゴゴ
───
👩三味 (しゃみ/稲場愛香)
『 あっ、気付かれましたね……。 』
━━━━━━━━━
ゴゴゴゴ
━━━━━━━━━━━
🧑七味 (ななみ/大沢樹生)
『 ん~☆ 大丈夫よ~ん☆
他にも黒沼舞美ねらいの
ゲストさんがいらっしゃる
みたいだし…
黒沼舞美と夏目春菜は
しばらくここで缶詰よ……。』
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👥
👩夏目春菜 ( 飯窪春菜 )
『 向こうにもふたりいるよ…、』
─────────────────
👩👩
👩紅の闇之巫女 (笠原桃奈)
『 うふふふふ♪
七~味~♪☆
ついに動いたのね~~♪☆』
👩紫の闇之巫女 (井上玲音)
『 うふふふふ♪
七味が動いたとなると……
黒沼舞美……
相当にヤバイ奴なのかも♪
アタシたちも気をつけなきゃ♪☆』
───────────────────
👩夏目春菜
『 どうする?、舞美ちゃん……、』
👩黒沼舞美
『 う~ん……
アイツら、警察でもないみたいだし…
アイツらはわたしらが
動かないかぎり何もしてこない。
ホイッ♪☆(ベッドに寝転がる)
ここは焦っても仕方ないし♪☆
せっかくだから、
ここでゴロゴロしてよぉ~♪☆』
👩夏目春菜
『 でもさ、舞美ちゃん……、』
👩黒沼舞美
『 大丈夫♪
いざとなったら
(銃を構える)

ねっ♪☆』
─────────────────
【数日後……】
この日は高木紗友希が退院する日……
【美葉雲酢病院】
🏥
🚘️
🙂ヨモギダ寅男
『 御迎えにあがりました♪
高木さん、退院おめでとうございます♪』
👩 高木紗友希
『 ありがうございます!!
やっと退院ですよ~♪☆』
👧佐羽伏美波
『おねえちゃん、おめでとう♪
でも~、ちょっと淋しくなるなぁ……♪☆』
👩 高木紗友希
『 アハハハ☆
大丈夫だよ、退院っていっても
まだ通院しなきゃいけないし、
ちょくちょく会いくるよ♪☆』
👧佐羽伏美波
『やったあー♪☆』
──────────────────
🚗=======💨
👩高木紗友希
『 ヨモギダさん……
今日はこのまま、ヨモギダさんの
家にお邪魔します…
この前、言ってた
ヨモギダさんのお話を聞かせてください。』
🙂 ヨモギダ寅男
『 いいんですか?
御自宅で休まれなくても?
私の家とても遠いんですよ~。』
👩高木紗友希
『 はい☆
病院で十分過ぎるほど休みましたから♪』
──────────────────
🏢
🚘️
─────────────────────
👩高木紗友希
『 へぇ~、ここがヨモギダさんの
部屋なんですか~?』
🙂 ヨモギダ寅男
『 らしいですね~、
実は3年前のあの事件以来、
そこの部分の記憶が抜けてて
どのような経緯で
妻とここの部屋を買ったのか、
思い出せないんですよね~☆😅』
👩高木紗友希
『 そうなんですか~☆
この魚の絵の迫力スゴい!!
それに部屋中に書道の掛け軸
奥様の作品ですね?。』
🙂 ヨモギダ寅男
『 はい、
妻は名の知れた
書道家で水墨画家でもありました☆
この絵の魚は【鰡/ぼら】で
名前は【凛/りん】
なんでも当時の私をイメージして
これを描いたらしいです。』
👩高木紗友希
『 へぇ~☆』
🙂 ヨモギダ寅男
『 妻の本当の名前はイザベラ·コンスタチ朱莉…
日本人の父とロシア人の母の間に
生まれたハーフで、
実は
我々がよく行くお店
辺里伊豆の佐紀さんは
朱莉のお姉さんなんです…☆』
👩高木紗友希
『 え?、そうだったの?💧
じゃぁ、
なんでいつも佐紀さんを見て
デレデレしていたんですか?💧』
😅 ヨモギダ寅男
『 デレデレ?
アレッ?
そんな風に見えていましたか~?…
実は妻の御姉さんである佐紀さんに
会って
彼女のことをジーッと観察していれば
抜けている部分の記憶を何か
思い出せるかな~と思いまして…💧』
👩高木紗友希
『 そうだったの?💧
いや、紛らわしいでしょ、💧』
😅 ヨモギダ寅男
『 す、すみません…💧』
😐ヨモギダ寅男
『 高木さん……
今日はどうしても あなたに
話しておかなければいけないことが
あります……。』
👩高木紗友希
『 はい…。
それはなんですか…?』
😐ヨモギダ寅男
『 私は 潜入捜査官としての
任務についていながら…
妻の死をきっかけに正義の道を
踏み外しました……
私のこの手は… 汚れています…。
小井口元刑事 も 紺染元刑事 も
郷間国務大臣も
表向きは《突発性心臓発作》が
死因となっています………
でも……
それはすべて……
この私がやりました…………
私は……
ヨモギダ寅男は……
正義の名をかりた
殺し屋です………。』
👩高木紗友希
『 ヨモギダさん… 』
━つづく━