【 チョッチキュートネ 社 】
🏙️
👱宝田明太:
『 皆さんも既に御存知かと思いますが…
舞美社長の経営方針に従えず
造反した社員ちが十数名おりましたが…
全員、即刻 解雇しました……。
そんな社員は この会社には必要
ありません。
彼らには、舞美社長が
ただ、厳しいひとのよう見えていたの
でしょうが……
実はそんな舞美社長に厳しさによって
自分たちがこれまでいかに守られていたの
かということを
彼ら今頃になって嫌というほど思い知らさ
れていることでしょう…
ですがね、私も舞美社長も ただ、ただ、
厳しいわけではありません。
考えてもみてください
これは逆に皆さんにとっても
ビッグチャンスなんですよ~
舞美社長の厳しさの裏には
社員、契約社員、派遣社員、
立場の違いなど関係なく
別け隔てなどなく
誰であっても仕事ができるひとを
昇格させてあげたいという
思いの強さがあったからなのです。
つまり皆さま方、全員に役職につく
チャンスが回ってきたというわけです☆』
👩舞美:
『 もし、こんな私のやり方でも
ついて来てくれるというひとは
📝この何があっても造反しないと
いう契約書に署名してください。』
《 社員たち 》
👬👬👬👬👭👭👭👭👬👬👬
《 オ、オレ、書きます!!》
《 わたしも書きます!!》
《 僕は社長について行きます!!》
《 オレ、アルバイトなんですけど
オレでも結果を出せば役職につけますか?》
宝田:『 ええっ。勿論、なれすとも!!
結果さえだせば 誰でもなれますよ!!』
《 だったら オレにも書かせてください!!》
舞美:『 なら書きなさい。』
《 ありがとうございます!!》
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄─────────
👱宝田明太:
『 ほらね、
すべて 私の言ったとおりでしょう~?
これで社員たちの心は『成功』という
ひとつの目標に向けて纏まりましたよ~。
これもひとつの破壊が生じたからからこそ
そこからよりよき新しいものが生まれた。
これまで社員たちに恐れられていた存在
であった……
あなたもこれで一躍、彼らにとっての
明日の希望の象徴となり…
偉大なるカリスマ社長の誕生だ~!!☆
あははっ♪☆ ひとの心の変化って
ほんとうにおもしろいですね~♪☆
まるで着せ替え人形の衣装のように
コロコロ変わるんですから♪☆
ひとの上に立つものはいかに
ひとの心をうまくコントロールできる
かです♪
もし、それでダメなら壊して…
また、新しいものをつくればいいだけの
話です……。』
👩舞美:
『 うっ……… しかし……、
これまで私があなたに言われるままに
クビにしてきた人たちは………、』
👱宝田明太:
『 ふふふっ……
気になります~? その人たちが
その後、どうなったのか……?』
👩舞美:
『 うっ……… い……、いえ……。』
👱宝田明太:
『 ふふっ……
心配しなくても……
彼らにはちゃんと 彼らに相応しい職場を
紹介しておきましたから…
御安心ください。ふふふ…』
👩舞美:
『 うっ………。』
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄─────────
【BAR】
グビグビッ

『 ぷはーっ💨』
《舞美の前の会社の上司》

『 おっ……、居たんだ……?
だいぶ 飲んでるねぇ~………』
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄──────────


『 なるほどねえ~。
実はね……、
宝田さんには以前から噂があって
あのひとはいつも
政治家やマスコミと繋がっていてね…
様々な企業を強引なやり方で
買収しては 壊しては、つくって……
それを繰り返して会社を巨大化して
今の地位を築き上げたらしい……。』

『 えっ…?、』


『 彼にとって……
ひとの人生なんて……
楽しむだけの道具であり、
いつ 壊してもいい 玩具でしかない……
わるいことは言わん
もし、何か彼に変な動きがあったら
すぐに彼の元を離れろ……』
────── ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ナレーション/舞美 )
《 それは……
それから数日後のことでした…………。》
【 ベーカリー・ヨモギダ 】
🏬
😅
《店内:シーン……》
😅寅男:
『 あれっ? いつもならお客様で
店がいっぱいになる時間なのに…
今日はお客さまが1人もいないな…
何でだろ………?』
📖👨💦 樹生:
『 寅男~、これ見てみろ!!』
📖【 週刊 モヤイデー 】
《記事》
悲劇の女社長
チョッチキュートネ社長 中村舞美 の苦悩!!
離婚に応じないヒモ夫の存在!!
高額の慰謝料請求か?!
札幌市 T 区にある
T氏の経営するベーカリーショップ 🏬☺️
中村舞美社長の稼いだ金で
自由気ままな生活を送るT氏
自らは
中村舞美社長と別れないとしながら
若き美女と不倫か?!
😃👧👩
🔼しあわせそうな その姿も
ひとつ家族さながら。
これでは中村舞美社長が可哀想すぎる!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄───────────
😨寅男:
『 な、なんじゃこりゃぁ~?!、』
📱👳店員:
『 店長~!! あちこちのネット上で、
店長とこの店がバッシングされています!!』
😨寅男:
『 な、なんだって~?!、』
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄───────────
📺
《 しっかし、とんでもない男ですよね~このT氏は…》
《 サイテ~ 》
😨寅男:
『 なっ、テレビにまで……… 』
👩安美:
『 たいへん!! お店の壁に
スプレーでいたずら書きされてる!!』
😰寅男:
『 なっ…… 』
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄──────
🏬
【 閉店 】
プルルルル~♪ プルルルル~♪
☎️
《 ガチャッ… こにらは ベーカリー・ヨモギダです…
本日の営業時間は終了しました…… 》ガチャッ…
🔌 😓
『 もう(電話線)抜こう……… 』
😐寅男:
『 みんな すまない……
オレにも もう何がなんだか………
ご覧のとおり とても営業ができる
ような状況じゃない……
今日はもうやめよう……
これからのことは明日以降の状況を
見てから判断させてくれ……
できるだけはやく おって連絡するよ……
それまでみんな自宅で待機していてくれ
みんな気を付けて帰ってくれ…』
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄────────────
🍞🍞🍞🍞🍕🍕🍕🍕🍕
🥐🥐🥐🥐🥖🥖🥖
🍔🍔🍔🌭🌭🌭🌮🌮🌮🌯🌯🌯🥙🥙🥙
😅寅男:
『 あ~……
ムダになっちゃったな~…☆』
👩安美:
『 あの私たちでこれを
隣街の児童施設や老人ホームなどに
配ってプレゼントしませんか?』
😅寅男:
『 でも~…どこかに記者が隠れていて
また週刊誌に写真載せられちゃうかも
知れないよ…☆』
👩安美:
『 構いません!!
私たちは間違ったことはしていません!!
私たちのこのパンをひとりでも多くのひと
に食べてもらえることの方が
ずっと 大切じゃありませんか……?』
😐寅男:
『 安美さん………。
そうだよね…、
よし 君のいうとおりだ♪☆
やってみるか♪☆ 😃』
👩安美:
『 はいっ♪☆』
👧汐里:
『 しおりもお手伝いする~♪☆』
😃寅男:
『 おおーう そうか~!!☆
しおりんも手伝ってくれる~♪☆
あっはっはっ♪☆』
☺️👧👩
🥐🥐🥐
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