《 金鶴空港襲撃事件のその後の様子…… 》
《 赤いキツネ、陳 蛇王、赤い涙たちは
森林公園に避難していた…。》
👩赤いキツネ ( 牧野真莉愛 )
『 ふふっ☆
あのエテ公め…
自らの策に溺れおったか♪
あっはっはっ♪♪☆
まぁ、あの程度でくたばるような輩では
あるまいて…♪☆』
《シクシク……… 》
👩赤いキツネ:
『 はむ?……
どうした?
陳くん、君は… 泣いているのか…?』
ガックリ……
👨陳 蛇王 (音尾琢真):
『うぅ~…… そんな……
くるみちゃん……… 』
👩赤いキツネ:
『どうした? お腹痛いの?
それとも お熱? ☆』
ガックリ……
👨陳 蛇王:
『 い、いえ、…… くるみちゃんを…
裏切って…… 失ってみて…
初めて気付いたんです………
私にとって…… くるみちゃんが………
とても…… くっ…、 とても…
大切なひとだったんだって………… 』
👩赤いキツネ:
『 はむ~………。 なるほど……
いわゆる失恋というやつか………💧』
👩赤い涙 (清野桃々姫)
『……。』
《 赤い涙の肩に手を回し…… 》
👩赤いキツネ
『 も、桃々姫ちゃん、
さっ!! 行こうか♪☆ 』
👨陳 蛇王:
『 先生!!スルーしないでください!!』
👩赤いキツネ:
『 はむ~……。💧
陳 蛇王よ……
君は 陳 金猴 の下部でありながら
ぬけぬけと私にもすり寄り
私の部下であった 赤い狩人を
私に無断で戦いに使い敗戦に導き、
さらにくるみに近づきその想いを利用し
裏切った君のことを
私が何故、咎めないか わかるかね…?』
👨陳 蛇王:
『 なんでですか…? !』
👩赤いキツネ:
『 それが我々、闇の世界に生きる者たち
の宿命だからだよ…
時に人を利用し,人を欺き、人を裏切り,
人を踏みつけることだってある…
そんな人間には当然、何らか報いがある
因果応報というやつだ、大切なものを
失うことだってあるだろう…
だが、それが闇の世界に生きる我々が
背負うべき運命なのだよ。
もし、それに耐えられないのだとしたら…
君には闇の世界で生き抜くことは無理だ。
私は別に強制はしない……、
君は表社会で生きる道を選べばいい…。
じゃぁな 元気でな……☆✋』
👨陳 蛇王:
『 先生には オレの劣等感なんて、
わからないんですよ~…!!
そんな美貌を持って そんな強さと才能を
持って……、 オレなんて… 見た目
こんなんだし…… 双子なのに弟のような
拳の才能もないし……、
こんなオレに 唯一、優しくしてくれて……
愛情をくれたのは くるみちゃんだけだっ
たんだ…… それを失って、 弟まで
やられちゃって…… こんなオレなんて…
表社会だろうが 闇の世界だろうが
もうダメっしょ…………。
いっそのこと、オレのことなんて
消してくださいよ…… 先生…… 』
👩赤いキツネ:
『 君は… ホームラン級のバカだな…
確かに 君は お世辞にもイケメンじゃない、
おまけに 姑息で 卑怯 で
クソ弱いし、
役立たずのボンクラ野郎だけど……… 』
👨陳 蛇王:
『うぅ~…(涙)』
👩赤いキツネ:
『 だが、負け続けること怖さを、
何かを失うことの悲しみや痛みを知った
今の君は それだけで十分に
生き続ける価値があると
私は思うがね……。
弱いことで自信がつかないのなら
努力して強くなればいいし、
知恵がないなら学べばいい。
君が私について来る気があるのなら
私は君を見捨てたりはしない…
強くなりたいのであれば,私が
稽古をつけてやる。
どうだ?
私と一緒に来るかね? 』
👨陳 蛇王:
『 先生~~ !!☆』
陳 蛇王:《 こうして… 私の修行が始まるの
であった…… 》
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✡️👨👩🦊
🦊赤いキツネ:
わぁ~ぷ
🤘『輪或府… ルールルルルルル……☆』
🕍
👨陳 蛇王:
『こ、ここが先生の御自宅……
大豪邸じゃないですか?!』
🦊赤いキツネ:
『 私は赤子の頃に両親に捨てられ孤児
施設で育ち。その頃に出会った師匠に
拾われ、小学生の頃からヒットマンを
している。なのでこれくらいの豪邸に
住むことは不思議なことではない。
とはいっても、こんな山の中だ。殆んど
人は来ない、この近辺にはエゾシカや
ヒグマもよく出没する。』
ユウユ
👨游熊 ( 大江 裕 )
『 まりあ様~、おかえりなさいませ♪☆』
ダー ジウ
👦大鷲 ( 北山たけし )
『まりあ様、お風呂の御用意とお食事
の御用意がととのってございます ♪』
🦊赤いキツネ:
『こちらは陳 蛇王さんと桃々姫ちゃん、
私のゲストでしばらくここで宿泊する。
陳さんは、明日からここで修行をするので、
君たちも協力してやってくれ。』
👨游熊 / 👦大鷲
『 かしこまりました~ まりあ様♪ 』
🦊トンッ💨 🐺 🐶 🤖 ⛑️ 🎭
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
🖐️👩真莉愛:
『私のマスクコレクションだ♪』
👩赤い涙:
『………………。』
👨陳 蛇王:
『彼女…… まるで感情を表に出そうと
しませんね~……💧』
👩真莉愛:
『はむぅ~……。
彼女の頭の輪の装飾品が見えるだろう。
それは 陳 金猴 が相手を洗脳し操る際に
使う禁箍の知恵の輪だ。
その人間の潜在能力を引き出す効果もある。
本来なら術者以外の者には外せないが…
私の結界が張られているこの建物の中な
らば、外せるかも知れないな…… 』
✡️
🤞👩真莉愛:
えんがちょう
『 猿訛跳 ルールルルルルル ☆』
○ )) カランカランカラーン♪
《 頭の禁箍の知恵の輪が外れた………… 》
👩
羊蹄山桃々姫

『 ハッ……?! 』
👩真莉愛:
『 正気を取り戻したみたいだね…。
直ぐにでも、ここから解放して自由に
してやりたいんだけど…、
桃々姫ちゃんにもわかると思うけど、
きみが覚醒した力はあまりにも強く、
制御が難しい、もし,感情のコントロール
を間違えばとんでもない被害が及ぶ。
今まではこの輪で自我を『無』にして
何とかそれを制御していたが、自我を
取り戻したいま、それを制御するために
は.ある程度の精神修行が必要かと思わ
れるのだが……。』
👩羊蹄山桃々姫
『 はい。 わかっています。
それに今はわけがあって表の世界には
戻りたくありません。
どうか私をここに置いてください。』
👩真莉愛:
『 わかった。好きなだけここに居たら
いいよ。
でも、その能力を制御するための精神
修行をここでして貰うがいいかな?』
👩羊蹄山桃々姫
『 はい、宜しくお願いします!! 』
【 壁の絵 】( 壁の絵を見て……… )
👨陳 蛇王:
『 なっ、先生……この絵は…?!☆』
👩真莉愛:
『ああ…。この絵は 私の師匠、
チン タクワン
陳 卓腕( 👩矢島舞美 ) だが、
知っているのかね?☆』
👨陳 蛇王:
『ええ、よく知っています…
かつて 私と弟の陳虎、陳幻才と共に
古部羅商興 四天王として暴れ回って
おりましたから……』
👩真莉愛:
『なんと!?☆』
《これがきっかけで先生たちと打ち解けた…》
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👦大鷲 :
『こうして鶴の構えをしてバランスを
とってくだい。今日はバランスの修行
です。』
👨陳 蛇王:
『こ、こうでありますか?💦』
👦大鷲 :
『そうです♪ 上手いですよ♪☆』
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《 座禅を組む…… 》
👨游熊:
『この状態から精神を穏やかに保ちつつ
頭の中でもっとイメージを膨らませるの
でございますぅ~。 ホホホ♪』
👩羊蹄山桃々姫:
『な、なかなか難しいですね~…💦』
👨游熊:
『 いえ☆ それはきっと
緊張をされておられるからでしょう
もっとリラックス、リラックスで
ございますぅ~。 ホホホ ♪』
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ヘトヘト……
👨💨バタン
陳 蛇王:『 つ… 疲れたね…… 💧 』
ヘトヘト……
👩💨バタン
羊蹄山桃々姫:『 は…、はいっ…… 💧 』
👩真莉愛:
『 ふたりとも お疲れさま~♪☆
まんきんたん
万~金~丹~ ✡️』
✨
👨 ✨
陳 蛇王:
『 おおっ!! 回復してゆく!!』
✨
👩 ✨
羊蹄山桃々姫:
『 元気 が出てキターーー!!☆』
👩真莉愛:
『あははははっ♪☆』
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《 そうして ついに…… 》
ドサッ…
👦💨 大鷲 :
『 ま、まいりました…… 💦
あなたは もう私よりも強いです
お見事です!!☆』
ペコリ…
👨陳 蛇王:
『ありがとうございました。』
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バタン
👨💨游熊:
『ぷはぁ~!!☆
まいりました、まさかイメージ力だけで
私の巨体を弾き飛ばすとは…
もう大丈夫です。 あなたはその力を
コントロールできるでしょう ホホホ♪』
ペコリ
👩羊蹄山桃々姫:
『ありがとうございました~♪☆』
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《 こうして私は…
正義の戦士 に生まれ変わったのだ。 》
👩真莉愛:
『 今日から君は 聖 蛇王 だ……。』
👨聖 蛇王:
『ありがとうございます 先生 ♪☆』
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👩真莉愛:
『 陳 金猴 は 究極の生命体になろうと
企んでいるが…
まず、失敗するだろう…。』
👨聖 蛇王:
『それは何故ですか…?』
👩真莉愛:
『そもそも奴は 大きな思い違いをして
いる…。
究極生命体は誰しもがなれるものではな
い…
なれるのは女だけで、男の姿のままでは
なれないのだよ。
しかも、ただの女ではない、
儀式によって男から転生し女になった
者だけがなれるのだよ。』
👩羊蹄山桃々姫:
『それは オカマってことですか?』
👩真莉愛:
『 たははっ☆ いや、そうではなく
禁呪法の儀式によって
完全に男から女に転生し生まれ変わった
者のことなんだよ…。
しかも、生け贄を使ってな。
我が師、陳 卓腕もこの儀式によって
男から女に転生したのだが
この生け贄を躊躇ったため、
不完全なものとなり………。
その報いを受けた……
その後…、師匠は 陳 幻才と恋に落ち
女児が誕生したのだが、しかし,
その女児の荒ぶる力は物凄く、
どうしても夫妻の
力では手には負えなかった……
しかたなく、
日本の強い霊能力を持つ高僧侶に
その女児を託したのだとか……
たしか、その女児の名は
『アヤノ』といったかな………。』
👨聖 蛇王:
『 え、あの、
卓腕と幻才の娘は美鈴なのでは…?』
👩真莉愛:
『 はむ。師匠の数奇な運命はそれだけ
では終わらなかったのだ.…
ある日、師匠たちが住む家の近くの
竹林に隕石が落っこちて来た……
そして、そこには👶女児がいたんだ…
アヤノを手放したばかりの夫妻は
その子に美鈴と名付け
それは愛情を掛けて優しい子に育て
上げたそうな…… 』
《その③へ続く》