
『黒胡……、 おまえ、やったな……』
黒胡雅裕:
『う~ん? … やった? ……
ああ~ 水雨君のこと…
その事なんですが… その件について
私の方にもお話ししたいことがありま
してね~…
仕事が終わったら、
瀬木農君と一緒に私の行き着けの店で
お話しをしましょうか… 。』
=============
🌙
🏬【 🐡ふぐ料理屋 グフ 】
黒胡雅裕:
『 どうぞ どうぞ 遠慮せず
召し上がってください♪☆』
海満琢真:
『 コレ、 うんま~いッス!!
🐡フグ と 🍄しいたけ合う!! 』
黒胡雅裕:
『 それは~… しいたけじゃなくて
マツタケね……💧』

『 それより話を聞かせて貰おうか?…』
黒胡雅裕:
『 それは~… もうちょっと
お待ちいただけますかね~…
是非、お二人に
会わせたい方がいましてね~… 』

黒胡雅裕:
『 はい… 。 とてもお偉い方です… 』
👨瀬木農寿英:
『 何故、
水雨を追い出したんだ!?』
黒胡雅裕:
『 追い出したなんて人聞きが悪い……
私は提案しただけです~…
もう1枚のチケットと引き換えに…。
彼にはチケットが2枚、彼のキャリアで
考えるなら退職金と合わせたら
彼には指10本分は手に入ることに
なるんじゃないでしょうか……
悪い話とは思えませんがね~…… 』

『 つまり お前がそこまで
水雨を追い詰めたということ
じゃないか!!』
海満琢真:
『 楯部長さんたちだって 私たちのことを
追い詰めようとしてるじゃないですか♪
(笑)』

『 それはお前たちが法に触れるような
悪いことをしているからだろ!!』
黒胡雅裕:
『 いいえ、私たちは法に触れるような
事はしてはいませんよ~…。』
海満琢真:
『 厳密に言いうと… もし、法に触れる
ことをしたとしても…
結果的には した事にならないといいます
かね……♪(笑)』

『 それはどういう事だ?… 』
仲居さん:
『 失礼 致します 。 鮫島 様 が 御見え
になられました……。』
日本自滅党議員
さめじま しげみつ
鮫島茂光 ( 小木茂光 ):
『 いやぁ~ 遅れてすまん…
仕事が長引いてしまって……』
黒胡雅裕:
『 先生~… お待ちしておりました~…』
海満琢真:
🍶『 先生~ どうぞ~♪』
鮫島茂光 :
『 えっと…、
彼らが~ 例の……? 』
黒胡雅裕:
『 はい。
あ!!、 先生 、この前、
面白い映画を見つけたんですが…
もしよろしければ
この映画のチケットどうぞ~☆』
鮫島茂光 :
『 ああ~、いつも映画のチケット
ありがとうね♪
君たち~… おとなしく黒胡君たちの
言うことを聞いていた方がいいぞ~。
君たちが見て見ぬふりをしてくれるだけ
で君たちの懐も、
私の懐も、潤うんだからね~♪
あっはっはっは♪☆』

『 なるほど…… そういう事か…
私は失礼する!!💢💢』
👨瀬木農寿英:
『 私も失礼します!!💢💢 』
海満琢真:
『あんれまぁ~…
怒らしちゃったかなぁ~?』
鮫島茂光:
『 交渉失敗か……。』
📱黒胡雅裕:
『 いいえ~…………
そうでもないですよ~……………
ほ~ら~♪☆』
《 海満と鮫島に📱スマホの画面を見せる…… 》
📱[ 映画のチケットは
もう1枚もらえますか? 瀬木農寿英 ]
黒胡雅裕:
『 老若男女を問わず ひとは み~んな
映画のチケットが大好きなんです…
瀬木農君には私たちと敵対するフリ
をしてもらいつつ、楯さんの動きを逐一
報告してもらうことにしましょう♪☆』
===============
👨瀬木農寿英:
『 楯部長… 俺は一度、あいつらの
仲間に入るフリをしてヤツらの事を
もっと探って来ます!!
水雨のためにも!!』

『 瀬木農… おまえ……、』
==============
黒胡雅裕:
『 瀬木農君…、最近の楯さんの動きは
どう?…… 』
👨瀬木寿英:
『 いえ。今のところ 、
特には何もありませんね…
さすがに 政治家が相手じゃ~、
何も出来ないでしょう~ 普通~。』
黒胡雅裕:
『 ふ~ん… そうですかぁ~…
ところで水雨君から何か渡された物とか
ないですか?… 』
👨瀬木寿英:
『 水雨のヤツが
何かやらかしたんですか?…』
黒胡雅裕:
『 いや… 追われるヤツらの最後ッ屁で
データをコピーされたり大事な話を録音
でもされたら たまったもんじゃないです
からね~☆
念には念を入れてってとこでしょうか。』
👨瀬木農寿英:
『 う~ん… 水雨から渡されたもの
と言えば~……
使わなかったという未使用のmicroSDを
貰っただけですが~…
今は アイドルの曲しか入ってませんよ~……
私、スマホ派なんで……
このスマホに入ってるのがそうですが、
お貸ししますか?』
黒胡雅裕:
『 ええ、一応,お願いします……。』
👨瀬木農寿英:
『あっ、あのぉ~…… 』
黒胡雅裕:
『 もしかして、
映画のチケットですか~?…。』
👨瀬木農寿英:
『テヘッ♪☆ 』
黒胡雅裕:
『 そういう正直なひと嫌いじゃありま
せんよぉ~♪ ただし、次のチケットを
お渡しするのは無事に事を終えてからに
しましょう~。』
=================
【黒胡の部屋】
♪~
黒胡雅裕:『 う~む~… …💧』
鮫島茂光:
『 黒胡君、何を聴いてるんだね?…… 』
黒胡雅裕:
『 ええ。 水雨君が,去り際に瀬木農君
にSDカードを渡していたらしく心配して
いたんですど…
瀬木農君の言う通りアイドルの曲が入ってる
だけのようで… どうやら、
私の取り越し苦労だったようです……。』
鮫島茂光:
『 これさぁ~……………。
なんか こう……
ノリのいい曲だね~♪☆』
海満琢真:
『 わかります!! なんか、
こっちまで
踊り出したくなっちゃうような~………☆』
鮫島茂光:
『 これは 誰の曲なんだ~い? ♪☆』
黒胡雅裕:
『 ア…、アンジュルムという…
アイドルの曲のようです~………💧』
鮫島茂光:
『 アンジュルムか…… い~ね~ ♪☆』
黒胡雅裕:
『 う~む~…… 妙ですねぇ~………💧』
==============ー
💻パソコン
👨瀬木農寿英:
『 よし… ついに証拠を見つけたぞ…、
そうか… アイツらデータを3つに
分けていたのか~… でも、これで
最初に楯さんが見つけたヤツらの
不正のデータと
水雨が俺に託したSD、
そして、この不正のデータの内容を
合わせたらヤツらの不正を暴く完璧な
証拠となるデータが完成する……。
よ~し、 コピーだ…。』
===
👤《誰かの気配……》
===

👨瀬木農寿英:
『 誰かそこにいるのか?!!…』
《 シーーーン……… 》*誰もいない………
👨瀬木農寿英:
『 うん?、これは…
レモンの香り……… ?
まさか……… 』
==================
🏬【 流~ながれ~
探偵事務所】
探偵事務所 事務員
👧宮崎由加:
『お茶をお持ちしました♪』
🍵👨瀬木農寿英:
『ああ、ありがとう。』
探偵
瀬木農 流 (渡部豪太):
『 仕事の依頼って何だい? 兄さん?』
👨瀬木農寿英:
『 うん… 実は今の勤務先なんだが、
悪質な不正をしているヤツらがいて…
上司とそれを暴こうと考えているんだが…
かなり厄介な連中でね……
それに成功すればいいんだが……
奴らは手段を選ばない、もし、失敗したら
俺は追われる身となり
姿を隠すこともあるかも知れない…
奴らは不正のデータを3つに分けていた
ひとつめは楯という上司が持っていて
ふたつめは水雨という同僚が私に託した
このSDカード………
そして三つ目は,私が海満という男の
データからコピーしたUSBの中に入ってる、
これは、流、お前が隠し持っていてくれ…
もし、俺と連絡が取れなくなったら
俺が再び、お前の前に姿を現す
その日までこのUSBはお前が隠し持って
いてくれ…。』
探偵
瀬木農 流 :
『 よし。わかった……。』
===============
🏢【南出谷然商事】
黒胡雅裕:
『 やはりそうでしたか~………。
ありがとうございました、
これで瀬木農君が不正という間違えを
起こす前に彼の事を止めてあげることが
出来ます。
彼のことを告訴せずに済みました…
瀬木農君の事を救ってくれて
どうもありがとう………☆』
👩澪紋朱音:
『 いいえ、私も瀬木農さんのこと、
助けてあげることが出来て良かったです。
瀬木農さんのこと、
宜しくお願い致します。』
黒胡雅裕:
『 ええ、瀬木農君のことは…
私にまかせてくださ~い☆』
================
[ 楯のデスク ]
海満琢真:
『 フフフ…… 』
《 楯 羽目夫のスーツの上着から
📱スマホを抜き取る。》
==============
🌙
🌲🌲🌲
👨瀬木農寿英:
『 一度、楯さんに会って事情を
説明しよう……。』
👤人影:《 コソコソッ… 》
👨瀬木農寿英:
『 また、誰か後をつけて来てるのか……』
📲~♪☆ 《 瀬木農のスマホが鳴る ♪☆》
👨瀬木農寿英:
『 楯さんから電話 ?…
ハイッ、もしもし………、』
==
📱黒胡雅裕:
『 そっちは楯さんのお家へ向かう方向
ですね……
瀬木農君…… あなたやはり私たちの事を
裏切るつもりだったんですね~……
あの証拠のコピー、
どこに隠したんですか?』
=====
👨瀬木農寿英:
『一体、 何の話をしているんですか?!』
=====
📱黒胡雅裕:
『そっちが、おとぼけになるおつもり
なら、力ずくで聞き出すまでですよ… 』
=========

👨瀬木農寿英:
『 誰だお前ら?!!』
赤鬼の覆面を被った男
😈赤鬼:『フンッ!!』
《瀬木農を蹴り飛ばす!!》
👨瀬木農寿英:
『 うわっ…… 』《 倒れる… 》
👩澪紋朱音:
『瀬木農さん!!……
あなたたち何なんですか!!
警察を呼びますよ!!』
👨瀬木農寿英:
『 うぐっ…、澪紋君…、
逃げろ…… 、 逃げるんだ……』
================
【翌日】
🏢南出谷然商事
[ 社長室 ]

『なんですって…… 、
瀬木農が女子社員と共に失踪 !?……、』
社長
玉真和志一之:
『ああ、しかもだよ…、
我が社の金を持ち出しているんだよ~!!
これを横領っていうんじゃないのかね!!
君が悪戯に黒胡君や海満君への疑心を煽る
ような真似をするから部下の者がバカな事
をするんじゃないのかね?!
何れにしても
君の部下が仕出かしたことだよ!!
一体、君はどう責任を取るつもりな
んだねっ!!💢』
黒胡雅裕:
『 まぁまぁ~、社長~…
きっと楯部長も瀬木農君の巧みな話術に
騙されていたんでしょう。
言ってみれば, ある意味、楯部長も
被害者ですなんですから……
どうでしょうか? しばらくの間
自宅謹慎で許してさしあげたら…… 。』
海満琢真:
『 失った資金は 私の方から丸能見ファンド
に補填していただくよう頼んでおきます。』
社長
玉真和志一之:
『ああ、よろしく頼むよ…。
楯君、君は私がいいと言うまで
自宅謹慎だ!! 直ちに帰りたまえ!!』

『……』《頭を下げる……》
============
黒胡雅裕:
『これ、[📱スマホ ] あなたのですよね?
落とし物として受付に届けられていま
したよ~…
発信履歴に瀬木農君の名前があるの
は何故ですか~?
あなたは横領犯のお仲間ですか?
フッフフ………』

『 貴様、瀬木農に何をした?……
アイツとその女子社員は無事なのか?…』
黒胡雅裕:
『 わかりませんね……
だってねぇ~ 説得の途中でふたりで
走ってその場から逃げてっちゃったんだ
から……。
これはね 本当の話ですよ。
まぁ、楯さんは少し おとなしく
していてください…
そうしていただければ、あなたには
何もしません。
でも、もし妙な動きをしたら…
このスマホの発信履歴が証拠になって
あなたも横領犯の仲間ということに
なりますからね……… 』
=============
《その④へ続く》