《番外編》⑤読むと損した気分になる妄想ドラマ | ヨモキダ寅男の【革命的】ブログ

ヨモキダ寅男の【革命的】ブログ

明るく前向きな方向性に
向かってゆきたいなという
結論にいきなり至り


ヨモギダ→ヨモキダ
として再出発いたしますことに縞しまた☆ミ




基本は変なおじさんの書くヒマつぶしのためのきまぐれなブログです☆



👩工藤先生:
『いまのあの子たちの話…  本当なんでしょうか…?』





👧飯窪先生:

『 わたしは…、多分、本当だと思う…。


この学校って 先生が途中で体をこわして
長期的休養をとったり,辞めたりで
担任の受け持ちのクラス変わったりする
ことが多いと思わない…?


実はね… 

この学校って…、



どいうわけか、問題のある先生が
結構、いるんだよね…。


特に ベテラン教師と呼ばれる年代の
先生多くて  強い権限を持ってい人も
いるから


若手の先生たちが、 何か変だと思っても
なかなか言い出しにくいんだって…

この学校自体も典型的なことなかれ
主義だし…

学年主任の遠藤先生 自身が生徒や父母に
対する暴言等の問題を起こして何度も
父母会が開かれて揉めているぐらい
だから…… 』





👩工藤先生:

『じゃあ…、あの子たちが言っていた
寅男くんの1~2年生の頃の担任だった
阿倍先生 と 3~4年生の頃の担任だった
永尾先生はどうだったんですか?』





👧飯窪先生:

『 阿倍先生については
卒業生やここの前任の先生から
ちょくちょく聞いていたんだけど…、

阿倍先生って… 
普段は明るくて 人当たりも良くて、
生徒たちも 素直に先生の言うことを
聞くから 父母からの人気もあるんだけど…


でもね… 、実は、

阿部先生って …、
感情の起伏がとても激しい先生で 
いつ何が原因で激昂するかわからないん
って…、

特に 自分の好きなプロ野球チームが
試合に負けた翌日は決まって機嫌が悪く
なって、その日は生徒に当たり散らしたり、

大声で怒鳴っり、取るに足らない些細な
ことを理由に生徒を叩くから   教室は
いつ試合の結果次第でピリピリムード
なるんだって…

ここの前任の先生も言っていたけど体罰の
問題についても生徒たちから話が出ていて
阿部先生の体罰で頭にコブが出来ている子
がいつも1人や2人じゃないって、

ここの前任の先生も教頭先生や校長先生に
何度か報告していたらしいんだけど、
結局は何もしてくれないって…

普通、我々の考えだと生徒に手をあげる
なんて余程のことじゃない…。

でも阿部先生の生徒に対して手をあげる
理由は本当にどうでもいいことで
感情的になると 生徒に体罰を与えるって…。


でもね、その相手が上級生の子にもなると、
先生のやり方に反発する子も出てきて、
問題が起こるから、だから阿部先生は
いつも小さな子のクラスばかり受け持つんだ
って…、』




👩工藤先生

『 … じゃあ、永尾先生は……?』




👧飯窪先生:

『 元々は片山先生というとても優しい
女性の先生が担任だったんだけど,

その片山先生の喘息が急激に悪化して,
治療に専念するために辞められて


永尾先生は辞めらた ,片山先生のという方
の代わりに途中から寅男くんのいるクラスを
受け持つことになっんだけど…、

何というか完璧主義者というか…優秀な子に
対してはものすごく優しいけれど、
そうじゃない子に対しては………

一度、目をつけられると徹底してやられる
って前に卒業生から聞いたことがあって、

確か、前に永尾先生のクラスの生徒も
それが理由で不登校になっているという
話もあるんだ… 


あっ、ちなみに、5年生の頃の担任だった

森林先生はあの子たちの言っていたとおり

ことなかれ主義者だね。』



👩工藤先生:
『 じゃあ… 阿部先生と 永尾先生、
森林先生とが立て続けに担任になったんだ
としたら… 。』




👧飯窪先生
『 さっきの あの子たちの話とあわせると
したら 、1年生~5年生までの5年間…
寅男くんにとっては最悪な環境だったと
いえると思う………  』
 



👩工藤先生:
『 ゆるせない…!!(怒)』


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【寅男のクラスの教室】





藤原くん、日庄さん
《 せんせい、連れて来たよ。》




👨阿部先生: 
『 工藤先生~、どうした~?  何かあった? 』



👓永尾先生:

『 わたしは このあと用事があるから

できれば手短に お願いできるかしら?』




👦森林先生

『 工藤先生、何かのお手伝いかですかぁ? 』







👨阿部先生: 

『 あ~っ、そうだ!!、

きのう 寅男を見たけど普通に大声で

喋っていたから驚いたな~

寅男の甘ったれた軟弱な根性を

お情けで、叩き直してやろうと努力したのに

俺の時は全~然、ダメだったけな~…


きのう、会ったときに

冗談でヘッドロック掛けてやった

鳩が豆鉄砲くらったみたいな顔して

驚いていたから… 笑ったよ  





👩工藤先生:『!!』




👓永尾先生:

『 はははっ、本当に?! 

すごいじゃなーい!

わたしのときもダメだったわね~

私もね、厳しく指導すれば

あの子の極端な人見知りや

何をやらせてもドンくさい  

あの苛々する無気力は少しは直ると

思ったんだけどねぇ~。』






👦森林先生:

『 まっ、でも治ったんなら良かったじゃ

ないですか~ 。





👨阿部先生:

『 きっと、工藤先生が わかくて

きれいな先生だから喋るように

なったんだな~。。。

やっぱり、アイツ、

甘ったれてただけだったんだな~。






👩工藤先生:

『  今日、こうして先生たちに来ていた

いたのは理由は 

その寅男くんのことについて先生たちに

お聞きしたいことがあったのです…。』







👓永尾先生:
『さて? 何かしら?』






👩工藤先生:

『 先生たちが 寅男くんの担任をされていた

とき、

寅男くんの 例の "ひとと話せないと

いう"症状 について何か御自分でお調にな

られたことはありましたか?』





👓永尾先生:

『 症状って…、 病気じゃないんだから、
調べるわけないでしょう。

本人に 人と喋らない理由を聞こうにも
あの子は何も喋らないし

あとは正すために厳しく指導するしか
ないでしょう。』






👩工藤先生:📖(本)

  これを見ていただけますか?  』






👦森林先生:

ばめんかもくしょう
『  場面緘黙症  .…?  』





👨阿部先生: 『 まさか… アイツ… 』






👩工藤先生:

『 いいですか…、 


寅男くんは… 、 




寅男くんはね~……、




甘ったれいたわけでも、無気力だったわけ

でもないんです…!


寅男くんは…、


話したくても、 話せなかったんですよ!!』





👓永尾先生: 『 え…!、』






👩工藤先生:

『  あなた方は… 

………

そんな寅男くんに対して 


一体…、 

何をしてきたんですか!!』《✋机を叩く》






👩工藤先生:

『  阿部先生…、

聞けば  この学校に来たばかりのころの

寅男くんは とても明るくて 活発な子だ

ったそうじゃないですか………,

そんな 、あの子が誰とも話さなくなったのは

あなたの体罰がはじまった頃から

だそうですね…!!』






👨阿部先生:

『 ちょっ、ちょっと待ってよ…、

俺が、 その原因だったとでもいうのか?!

そりゃ~、 生徒が悪い事をすれば

手をあげることもある、

目的を達成しなかった場合も同じ、

全ては 生徒のためだ 必要な教育だ、

それに体罰といっても

そんな大袈裟なものじゃない普通体罰だ!』






👩工藤先生:

『 自分の好きな野球チームが負けたからと

機嫌を損ね、取るに足らない些細なことを

理由に生徒を怒鳴り、手をあげることの

どこが 必要な教育なんですかっ!!


生徒の体が床に叩きつけられるほどの

強い力でひっぱたくことの

どこか 普通の体罰なんですかっ!! 


相手はまだ6歳の子だったんですよっ!!



あなたは、生徒と叩くとき

いつも 笑っていたそうじゃないですか!!』





👨阿部先生:『"グッ…、』





👩工藤先生:

『 あなたの憂さ晴らし目的の体罰が

原因で 寅男くんは

過去に2度、鼓膜が破れるケガをして

いるんですよ…! そのとき あなたは

寅男くんにお父さんには言うなと

口止めをしたんですね!!』







👨阿部先生:

『 あ、あの時、俺ももしやと思い

その原因を問いただした,そうしたら、

寅男はあのとき、自分でやったと言って

いたんだよ!、 もし、俺が原因だと

わかっていたら、 きちんと………、 』







坂谷くん:

『 ウソつくなっ!! 先生はあのとき、

みんなの前で 俺がやったと言うなって

寅男に言ってたじゃないか!!





藤原くん:

『 そうだっ!! 寅男はあの頃から

誰とも喋らなくなったんだよぉ!! 







👨阿部先生:

『 バカ…、あれは冗談で言ったんだよ、

冗談を   真に受けるヤツがいるかよ… 』








👩工藤先生:

『 例え、冗談でも、

普段、力や暴力で押さえ付けている人が

言うなと 言ったら、

やられている側からしたら

それは もう.冗談では なくなってしまうじ
ないですか!! 


黙っていろ と 圧力を掛けているのと同じ
じゃないですかっ!!



寅男くんのお父さんはこの事実を知ってい

るんですか?!、


もし、この事実を知ったら、

大変なことになりますよっ!! 





👨阿部先生:

『 ぐぬぬ……  』







👩工藤先生:

『 永尾先生、あの子を追い詰めという点

では あなた だって同じです!!


寅男くんだけを目の敵のように執拗に

叱りつけていましたね…。

ことあるごとに 彼の顔に 採点用の 

赤ペンでいたずら書きをし

ひとりだけ教室の後ろに立たせて



" あの恥ずかしいひと を みんなで

見てやりなさい " と、
  


" あの変なひとを みんな笑ってやりな

さい" と、クラスメイトを煽り

クラスメイト全員の前で寅男くん、

ひとりだけを辱しめ、笑い者にしましたね!!



あの子にとって それが どれほどの屈辱だっ
たと思うんですか!!


それが  どれだけ人の心を傷付けたと思っ
ているんですかっ!!


もし、自分の御子さんが

学校で 教師に同じことをされたら

あなたは どう思うんですかっ!! 






👓永尾先生:

『  うっ、  だけど、

集団行動を乱す子がいたら教師として

叱るのは当然じゃない…、彼らが誰とも

話そうとしないこともそう、

それにあの子はとても 忘れ物の多い子だ

ったの、

毎日のように 忘れ物をしてくるのよ、

他の生徒の手前、

叱らないわけにいかないじゃない…。』





日庄さん:

『 永尾先生…。 あの時、寅男は必死に

他の子と会話をしようとしていたんだよ…。

でも 先生は寅男の前でみんなに

言ったよね。

"あんな 恥ずかしい子とは口を聞い

ちゃいけない "  って…… 

でもね… 私も先生のこと 偉そうに

言えないんだ… だってね…、 あの時、

他の子たちと一緒に…

私も 寅男のこと いじめてたんだ… (泣)






藤原くん:

『  寅男は 何も忘れ物をしちゃいなかっ

たんだ…。

寅男が先生に叱られることを

みんなで面白がってて…

クラスのみんなで隠したんだ…… 』






👓永尾先生:

『 じゃあ… あの子は… 、

あなた たち…!!  

なんて恥ずかしい真似を… !!






👩工藤先生:

『   あなたは… !!、


今、こうして その 寅男くんのために

我々、大人たちの前で勇気を出して 

戦ってる そんな


この子たちのことが 恥ずかしい 

言うんですか…?!




そんなことはないっ!! 


恥ずかしいのは、あなた方のじゃないか!!


あなたがあの子にして来たことは教育で
はなく、

陰湿な いじめ じゃないですか!!』






👦森林先生:

『ま、まぁまぁ、工藤先生…、

そんなに興奮なさらずに…… 』






👩:工藤先生

『 森林先生!!、

あなた  だって同じです

あなたは生徒から 寅男くんが いじめにあっ
ている事を知らされていながら、

寅男くんが悪くないということも知って
いながら、何の対処もせず,

クラスのみんなに対して寅男くんに謝らせて
強引に幕引きをさせましたね


だったら、あなただって同じじゃない…!!


寅男くんは…、誰にも言えず

ひとりで ずっと 自分を

責め続けていたんですよっ…!!

それで喋らない理由を問い質したって…




わたしから言わせれば、

寅男くんを追い詰めて

あの子から…

言葉と自由…、楽しかったはずの

学校生活を 奪っていたのは 

あなた方じゃないかっ!!







👦森林先生:『うっ… 、』






👩工藤先生:

『 あなた方は… 

将来、あの子たちが

大きくなったとき、

教師として 堂々と  

成長した  あの子たちの前に

立つことができるんですかっ!!』






👩:工藤先生

『 謝ってください…、

御自分たちの非を認め、

寅男くんに 謝ってください… …





わたしの生徒に 謝ってくださいっ!!』 







寅男の声:《 もういいよ…、先生 … 》






👩工藤先生: 『寅男くん、』







👓永尾先生:『 喋った……、』

👦森林先生:『 喋った……、』







😞ヨモギダ寅男:

『 ありがとう先生…  でも  もういいんだ…、

先生たちも謝らなくていいよ………  』






楯 羽目夫:

『 なんでだよ? 、 今まで苦しめられて来たん

だから 言いたいこと言ってやれよ!! 







😞ヨモギダ寅男:

『 誰にも謝ってもらわなくていい……

でも、僕は…………、



😫この悔しさを忘れない!!

悪いやつらに屈しない!! 





👩工藤先生:

『 寅男くん… 』





😂ヨモギダ寅男:

『 ありがとう先生… 、 ありがとうみんな…

たくさん、勇気をもらった    …』







👩工藤先生:

『 寅男くん、今まで

この先生たちにされたこと

お父さんに報告しなきゃね…  』





🙂ヨモギダ寅男:

『 それも、もういいよ。 

もし、父さんが

ホントとのことを知ったら、


怒って 何するかわからないし………😅

"お情け で!! 見逃してあげるよ…

阿部先生……😒 




👨阿部先生:『くっ……… 』



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《  それから 結局、 3人とも 

一度も、謝ってくれなかったな~… 》





《 永尾先生は それから一年ぐらいで

いつの間に学校で姿を見掛けなくなった… 




《 森林先生はその後も相変わらずで… 》





《 阿部先生とは  私が17歳の時に街で

偶然、会ったんだ。 


向こうは挨拶をしてくれたんだけど、


その頃の私は

まだ先生に対して腹を立てていて。


睨み付けながら無視して通り過ぎた…


その後、私が26歳 になってから

また会ったんだけど その頃には蟠りも

薄れていて さすがに、

きちんと話ができたよ。 



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《その後、私は自分が 病気のことを知った 》



☺️ヨモギダ寅男:

『 そうか、僕は 心の病気だったのか…

じゃあ  僕が弱いとか、僕が悪いとか

いうわけじゃなかったんだね ☆』





👩  工藤先生 :

『うん。 寅男くんのせいじゃないよ

全部、病気のせいだよ☆』





😃ヨモギダ寅男:

『 よかった~!! 

僕は何も悪くなかったんだ 』




《  いままで  ず~っと 自分が悪いんだと

思い込んでいた私は 何かあるたびに

いつも自分の弱さやいたらなさを

責めていて 身動きがとれなくなって

いました……


でも、それは全て、病気せいで、

自分が悪いからじゃないんだって

知ったとき、不思議なほど、

心がスゥーッと晴れたんだ ☆》



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つづく↓↓↓