お疲れ様です。
院長の中村光伸です。
前回のブログが、Fbに反映されてないことに気がつきの、アレンジして再投稿です。
糖質制限についてどうなの？？って、質問がたくさんありました。。
個人的には、ショ糖（精糖されたもの）制限が必要で、自然界の炭水化物とか果物の果糖制限は量を守れば問題ないと思っています。
かくしてだ～～！
やはり、しっかりした論文的考察が最適と判断します。
毎日いろいろな論文を読んでいますが、その中で関連性の高い、おもしろそうな論文を二つ要約してみました。
T Fung et al; Ann Interna.Med.2010, 153, 289
糖質制限量を10グループに分ける。13万人を20～26年追跡調査
；10年結果にて
＊死亡率 1.5倍～上昇（25%制限にて）
＊動物性蛋白質摂取量が多くなるからか？
＊癌による死亡率もほぼ同じく上昇（25%制限にて）
＊心筋梗塞は1.4倍（男＝女）（25%制限にて）
CDGardner et al; Am.J.Clini.Nutr. 2010 91, 304
次の4グループにて比較
① 糖質制限食 糖質17%
② 栄養素均等食 糖質42%
③ カロリー制限バランス食 糖質49%
④ 低脂肪食 糖質63%
8週間でビタミン・ミネラル・ファイバーを比較
結果、①の糖質制限で、
ビタミン（C;52% B1;51% B12;55% E;81%）
ミネラル（鉄32% Mg 70% ）
ファイバーが不足する（必要最低量比較）。
補足；
B1；エネルギー代謝；欠乏で、イライラ・注意力散漫・脚気・神経痛
B12と鉄；不足で貧血
C；コラーゲンを作る；関節痛・皮膚老化・血管脆弱・免疫力低下
E；過酸化予防
Mg；ATPの中心；欠乏で、理解力と判断力の低下・力が入らない・うつ
こんな論文がたくさんあります。
炭水化物ダイエットの長期成績は、危険がいっぱいになります。
急激な血糖値の上昇はよくないので、単糖類ダイエットは、ありかな！！～！
どんなものでも、“過ぎ”はいけません。
何事もバランスが必要です。
明るくポジティブに！元気な日々を過ごしましょうね！