松田聖子コンサート2022 in さいアリ参戦レポート(セトリなし) | 「松田聖子」という奇跡

松田聖子コンサート2022 in さいアリ参戦レポート(セトリなし)

行ってきました!!

ついに、ついに「聖なる旗のもとに」辿り着きましたよ。

 

*写真1枚も撮ってないので、昨年の様子から(^^;

 

6月11日、さいたまスーパーアリーナで開催された「Seiko Matsuda Concert Tour 2022“My Favorite Singles & Best Songs”」。

聖子さんのコンサート、1987年に日本武道館で行われた「Super Diamond Revolution」以来、実に35年ぶりに足を運んだわけです。

 

87年といえば、聖子さんが『Strawberry Time』を引っ提げ、歌手活動を本格的に再開した時期でした。

あれから35年・・・。

きみまろさんが、「あなたはこんなにも変わってしまった」ってネタにするような年月です😆

 

でも、聖子さんは違いました。

今も変わらず、聖子さんはステージ上で光り輝いていたんです。

いや、その輝きは、むしろあの頃以上だったように感じました。

心の底からそう思いました。

 

聖子さん、あなたは何て人なんでしょう・・・。

 

以下、35年ぶりに聖子さんのコンサートに参戦した、私なりの感想を書かせていただきます。

同じ会場でも、座席の位置によって感じ方は違うかもしれないし、毎回参加されてる常連の方だったらまた違った受け止め方もあるかもしれないし、同じ条件でも人それぞれでしょうし。

あくまで私個人の感想です。

 

それと大前提として、セットリストは書きません。

「聖なる約束」は守らなければいけませんので。

 

*ご存知ない方のために

 「コンサートの内容は公表しないで~」という聖子さんからのお願いがあるんです。

 

♪やくそ~くを 守れたなら~

 願いをかな~えて あげる~♪

 

って聖子さんも歌ってるし(笑)

 

だからこれはレポートとはいえない記事です。

結局写真も一枚も撮ってないし。

っていうか、もしセットリストを公表して良い場合でも、私には無理(笑)

もう舞い上がっちゃって、冷静にメモを取ることなんてできませんよ😅

 

当日は朝から一人で盛り上がってしまいまして、珍しくツイッターではしゃぎまくりました(笑)

会場に着くまでに電車乗り間違えたり色々あって、かなり舞い上がってましたね。

皆さん信じられないと思いますが、帰りも「さいアリ」から「さいたま新都心駅」に辿り着けずに迷うっていう、あの距離であり得ません😅

さらに翌日も(コンサート記事が載っている)日刊スポーツと中日スポーツを売店で買い間違えたり(色が一緒だったので)、駅構内に入る時に改札で切符を入れてそのまま取らずに行ってしまい駅員さんに呼び止められたりと、散々でした🤣

どうでもいいですね(笑)

まあ、それだけ興奮していた、っていうことです。

 

昼頃、さいアリの付近で雨が激しかったようなので心配しましたが、私が着く頃には止んで、さすが聖子ちゃんの力だと思いました(笑)

会場に着くと、まさしく、人、人、人。

さいアリを一周してしまうんじゃないか、っていうぐらいの長蛇の列ができていて、驚きました。

でも全然嫌じゃなかったです。

 

これだけの人が聖子ちゃんを待っていたんだ!!

 

って思うと、胸が熱くなりましたメラメラ

 

かなり時間がかかったのですが、何とかグッズ売り場に辿り着き、赤スイ用の造花とTシャツ、うちわをゲットしました。

「『赤いスイートピー』の時、造花持ってなかったらどうしよう・・・」と不安だったのですが、ツイッターで聞いたら、親切な聖友さんから「グッズ売り場に売ってる」と教えていただきました、ありがとうございました😊

え、そんなことも知らないの?

とツッコミが入りそうですが、なにせ35年ぶりなのでお許しを(笑)

いやもう昨日はホントに「初めてのおつかい」状態で😵

 

その後は何人かの聖友さんとお会いできて、とても嬉しかったです😊

久しぶりの方、はじめましての方、同じ聖子ファンとして思いを共有できることの幸せを、噛みしめることができました。

日常では、松田聖子について語り合ったり一緒に応援できる人なんて、そうそういないですもん。

SNSって確かにコワイ部分もあるし気を付けなきゃいけないけど、同じ聖子ファン同士が繋がれるって、やっぱりこれ以上ない幸せだと思いましたビックリマーク

 

そして会場内へ。

客席を見渡すと、上の方までギッシリの人。

熱気が凄いですメラメラメラメラメラメラ

自分はS席でしたがアリーナBブロックだったので、思ったよりいい席で、ここでさらにテンション上がりましたアップ

 

そして、いざ開演!!

ここから先はあまり詳しく話せないのですが(ここから先が肝心でしょw)、まずは冒頭、聖子さんが出現した時には、もう興奮が頂点に(笑)

 

聖子ちゃんが、戻ってきてくれた・・・

 

想いがこみ上げてきて、いきなりの号泣😭😭😭

 

*あくまで、参考映像です😁

 

突然ですが、ここで小柳ルミ子さんのアメブロを引用させてください。

聖子さんの良き先輩でありお姉さんのような存在でもあるルミ子さん、さいアリにいらしていたんですね。

何回かにわたってその時のお気持ちや聖子さんのお話を記事にUPされています。

(今日はネット記事にもなってましたね)

ルミ子さんには心から感謝です。

 

その中の一つの記事です。

 

 

彼女の気持ちが

痛い程

分かるから

 

どんなに苦しくても

どんなに心が折れそうでも

 

ステージに

ファンの皆さんの前に

立たなくてはならない

 

自分の事の様に

心が震えて

涙が止まりませんでした

 

身近で聖子さんのことを良く理解しているルミ子さんの言葉は、重いです。

聖子さんがディナーショーやコンサートのステージに立つに至るまでの葛藤・苦しみ・哀しみは、並大抵のものではなかったはず。

それら全てを乗り越えて、あるいは抱えたまま、それでも聖子さんはステージに立ってくれたんです。

 

もちろんそれだけじゃないですよね。

ファンの前に立つことこそが、聖子さんが前を向いて生きる為の、何よりの力となるのでしょう。

 

そう、確かに松田聖子は戻ってきたんです。

 

登場の仕方も良かったな~、いきなりエンジン全開って感じでドンッドンッドンッ

1曲目、聖子ファンなら誰でも知ってる曲でしたが、私はそこに聖子さんの決意のようなものを感じましたよ(あくまで個人的に)。

 

・・・ごめんなさい、これ以上書けませ~ん(笑)

なので、あとはこのコンサートを通して感じられた全体的な印象から。

 

まずは、客席の雰囲気。

 

「声出し禁止」というルールがあったので、大分静かな雰囲気になるのかな~って想像してましたが、とんでもない(笑)

冒頭からメチャクチャ盛り上がってましたアップアップアップ

手拍子や拍手だけでも、あんなに盛り上がれるというのは発見でした。

1万8000人の聖子ファンのエネルギー、一体感は、凄かったです!

 

そして、定番曲の強さ。

 

毎回メドレー等で必ず歌われるような曲、あるじゃないですか。

ああいうのって、マニアからするとそんなに欲してない部分、あると思うんですよ。

やっぱり普段歌わないレア曲を聴きたい、っていうのが。

私もその一人ですが、観客の何割かは聖子さんのシングル曲しか知らないような人もいて、そういう皆さんの為には必要だから仕方ないか、みたいな感覚でした。

 

でも実際会場にいると、やっぱり定番曲は盛り上がる(笑)

そりゃそうですよね、だからこそ定番になってるんだから😉

 

その中でも、個人的にはギターがギャンギャン唸るような曲が、メッチャ盛り上がるし楽しかったです!!

ほら、思う浮かぶでしょ、何曲か(笑)

ノリノリな曲は、やっぱりコンサートにハマります。

聖子さんにはロックも似合うんだなぁ~、って改めて。

 

*あくまで、参考映像です😁

 

 

そして、トークの切れ味(笑)

相変わらず抜群ですね。

 

いや~、もうホントに楽しかったですよ。

あの絶妙の客イジリ、最高ですアップ

あと「〇〇聖子」のやり取りも面白かった~😆😆😆

 

*あくまで、参考映像です😁

 

 

観客とのやり取りの中で、聖子さんも色んな曲を口ずさんでくれました。

あんなことやってくれる歌い手さん、そうそういないんじゃないですか?

聖子さんってスーパースターで雲の上の存在であると同時に、凄くファンとの距離が近い時もありますね。

そういうところも、たまらなく好きです!!

 

それから今回のセトリ自体にも、結構レア曲がありました。

書きませんけど(笑)

アコースティック・コーナーも相変わらず良かったですよ~。

聖子さんの歌がじっくり聴けるし、私元々アコースティックのサウンドが好きですし。

 

*あくまで、参考映像です😁

 

う~ん、素敵です・・・。

あ、ごめんなさい、あくまで参考映像ですので(笑)

 

そして何と言っても、これが今回感じた一番の衝撃です。

 

生聖子の破壊力

 

これですよ。

 

圧倒的存在感

 

とでも言いますか。

 

そこに松田聖子が存在している、っていうだけで、こみ上げてくる感動、みたいな。

なんかこれだと怪しい宗教みたいですが(笑)

 

DVDやYou Tube等を観るときは、聖子さんのパフォーマンスを分析して「今日は調子がいいな」とか「イマイチだな」みたいに批評している自分がいるんですよ。

特にその歌声については。

でも実際会場にいて自分が感じたのは、

 

そんなこと、どうでもいいや

 

でした(笑)

 

*あくまで、参考映像です😁

 

あ、誤解しないでくださいね、今回の聖子さんのパフォーマンスは素晴らしかったですよ。

 

でも、そんな風に批評してる自分はどこにもいなくて、批評すら許さない程、ダイレクトに自分の中に「松田聖子」が入り込んでくる、そんな不思議な感覚でした。

 

この感覚は、DVD観てるだけだと伝わらないでしょうね。

コンサート後に何人かの聖友さんとお話したのですが、初めからDVDで観るのと、まず生で「松田聖子」を体験して、その体験の後追いでDVDを観るのとでは、感動の質が違うように思いました。

それほど「生聖子」の破壊力は凄かったです。

いや、本当に。

 

それともう一つ、松田聖子という人が持つ、これまた

 

圧倒的な「多幸感」

 

これですわ。

これはもう、身に付けてできるものではないですね、聖子さんが持って生まれたもの、天賦の才です。

会場にいる人みんなが幸せになるような、そんなオーラを持ってるんですねえ。

よく、人間性とパフォーマンスは関係ないといいますが、聖子さんの場合、人間性とはちょっとニュアンスが違うかもしれないけれど、そのキャラクターがパフォーマンスから滲み出てくるものが、明らかにあると思います。

 

人を幸せにできる、って、これ以上の素晴らしいことはないでしょう。

 

それをつくづく感じた一日でした。

 

ということで、35年ぶりの聖子さんのコンサート、無理やり一言でまとめると、

 

超~、楽しかった音譜音譜音譜ラブラブラブラブラブラブ合格合格合格クラッカークラッカークラッカー

 

これに尽きますね。

 

そしてこれは、このコンサートに参加された方、特有の想い。

きっとあの場所に参加した皆さんの、共通の想いでしょう。

いや、当日参加できなかった方も含めて、聖子ファンみんなの想い。

 

聖子ちゃん

お帰りなさ~い!!

 

 

よくぞ、よくぞ戻ってきてくれました・・・🤣🤣🤣

 

というわけで、こんなにざっくりとしたレポートで申し訳ございませんが、これにてレポート終了です。

 

*追記

ただ1曲、これだけはマスコミ報道がされている曲があります。

おそらく皆様ご存知でしょうから、例外として書かせていただきますね。

 

以下、ネタバレになるので、まだ知りたくない方はここまででお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、まずこの記事から。

 

 

そうです。

聖子さんは今回のコンサートで、沙也加さんのデビュー曲『ever since』を歌いました。

会場にイントロが流れ始めた時、すぐわかりました。

 

うわぁ~、まさかそう来るとは・・・。

 

心の底から色んな想いがこみ上げてきて、どうしようもありませんでした。

そして今、聖子さんはどんな想いでこの曲を歌っているのか・・・。

 

『ever since』がどんな曲であるか、以前沙也加さんブログの方に書きましたので、よろしかったら読んでくださいませ。

 

 

沙也加さんにとって大切な大切な曲、『ever since』は、きっと聖子さんにとっても、大切な大切な曲だったのでしょう。

 

聖子さんも話しておりましたが、今から20年前の6月、場所も同じさいたまスーパーアリーナで開催された聖子さんのコンサートで、沙也加さんが『ever since』を歌ったんですよね・・・。

出だしを聖子さんが歌って、その後を沙也加さんが引き継いだ形で。

 

きっと会場にいた皆さん、この時の光景が脳裏に浮かびましたよね・・・。

 

 

沙也加さん退場の後の聖子さん。

 

なんか彼女が歌ってる姿を見たら、なんか泣けてきちゃう・・・。

いや~、もうホントにね~、ここが一番ドキドキしてたんだよね・・・。

 

聖子さん、この時のことを思い出しながら歌っていたに違いありません。

それでも気丈に、最後までしっかりと歌い上げてくれました。

そして素晴らしい歌唱でした。

 

ただ、その後のトークでは、聖子さん感情がこみ上げてきたみたいで、何度も言葉に詰まっておりました・・・。

 

これは聖友さんがお話されていたのですが、この時の聖子さんの歌声が、沙也加さんの歌声に似ていたような気がする、ということでした。

・・・不思議ですね。

やっぱり親子なんだなあ。

 

私は不覚にも号泣してしまい、そこまでじっくり聴くことができませんでした。

DVDになった時、またじっくり聴いてみようと思います。

 

ただ聖子さんの後ろに沙也加さんが立って、一緒に歌っているかのような感覚はありましたよ。

気のせいだと言われれば、それまでですが。

この時と逆ですね😭

 

 

ここで唐突ですが、渡辺昇一さんという方が書いた「アングロサクソンと日本人」という本の一節を紹介させてください。

私は特定の宗教への信仰というものはなく、「人が亡くなったらどうなるのか」という点についての答えは持ち合わせておりません。

基本的には「無」なんだろうな、と何となく思っておりましたが、数年前にこの本のこのくだりを読んで、とてもスッキリしたことがあったので。

 

戦前、私がまだ子供の時であるが、祖母がいつも、「わたしが死んだら草葉の陰から見ていてやるからね」と言っていたのを聞いたものであった。

どうも祖母の頭の中では、魂は死んでもなくならない、どこか遠い天国に行ってしまってこの世と関係がなくなるわけでもない、魂はついその辺の草葉の陰から見ている、という感じなのだ。

(中略)

この考えをたとえて言えばこういうことになるであろう。

我々がいる部屋だけに照明を当てて外の部屋を全部暗くしたと考えたらどうか。

死んだ人たちは暗いところに行って、こちらからは全然見えない。

ところが死んだほうの側からは我々が見える。

こんなふうな宗教だったとすると、悪いこともできなかったのではなかろうか。

 

すみません、久々に「ひとりよがり哲学」をしてしまいました(以前このブログのタイトルには、この副題がついていました)。

でもこの感覚、すごくわかるんです。

科学的にどうだとか、そういう話ではないですよ。

あくまで感覚の話で。

 

大切な人が遠くへ行ってしまった時、残された人は、どう気持ちを整理すればいいのか。

私は、こういう感じ方って、とても素敵だと思うのです。

 

「明るい場所にいる人」からは「暗い場所にいる人」は見えないけれど、「暗い場所にいる人」からは「明るい場所にいる人」がよく見える。

こちらからは見えないけれど、大切なあの人が、いつも近くで見守ってくれている。

 

ステージでスポットライトを浴びている聖子さん。

でもその陰の、光の当たっていない場所には・・・。

 

 

ごめんなさい、こういうことを書くと、気分を害される方もいらっしゃると思います。

でも私には、聖子さんが『ever since』を歌っているまさにその時、その後ろに沙也加さんが寄り添っているような、そんな感覚がありました。

 

聖子さんも「今日も沙也加が一緒に歌ってくれていたと思います」というようなことを話していたと思います(すみません、この辺りの記憶は怪しいですが)。

それから、「沙也加に『しっかりしなさい』と怒られるような気がします」とも。

これなんか、リアルに言いそうですもん、沙也加さん。

これまた20年前と立場が反対ですね😭

 

一応断っておきますが、今回のコンサートで沙也加さんの曲を歌ったのも話をしたのも、この時だけ。

後はしっかり「松田聖子」として、いつも通りのコンサートをしていましたよ。

本当に楽しいコンサートでしたから。

一部に「娘を利用して・・・」みたいなことを書き込む人たちがいますが、松田聖子はそんなことをしなくても最高のエンタテイメントを提供できる、プロ中のプロですから。

それだけは言っておきますね!!

 

きっと聖子さんは、沙也加さんの思い出が詰まった曲、『ever since』を歌うことで一つの区切りをつけようとしているんでしょうね。

自分にとっても、ファンに対しても。

もちろん忘れることなんてできないし、忘れられるはずもないけれど。

それでも「松田聖子」として、前に進まなければならないのだから。

 

でも実際、聖子さんにとってみれば、沙也加さんがすぐ近くにいて、ずっと見守ってくれている感覚はあったはずです。

沙也加さんが書いた『ever since』は、もちろん沙也加さん自身を励ますような曲ですが、同時に、今の聖子さんに力を与える曲になっていると思うんです。

 

どんな夜も
ひとりじゃない
もう一度だけ 一緒に始めよう
“間にあわない” なんてない

 

壊れかけた夢 拾いあつめたら そう 立ち上がって
ずっともう前だけを見て 進んでいけばいいよ

 

ほら、まさに今の聖子さんの背中を、沙也加さんが優しく後押ししてくれているようではないですか・・・。

 

 

マスコミは憶測で好き勝手なことを書き、興味本位でそれを煽る人もいる。

それがどれだけ人を傷つけるなんて、考えることもなく。

でも、あなたたちに何がわかるというのか!

この親子のつながりを。

葛藤を。

愛情を。

育んできた歴史を。

冗談じゃない!!

あなたたちと同じレベルで考えないで欲しい。

 

・・・ごめんなさい。

もちろん、わたしにもわかりません。

でも、『ever since』を歌う聖子さんを見て、こんな風に思ったんです。

 

今の聖子さんを、これだけ救ってくれる言葉が、歌が、他にあるだろうか?

傷付き哀しみに沈んでいる聖子さんに、これだけ力を与えられる言葉が、歌が、他にあるだろうか?

 

 

『ever since』

作詞:SAYAKA

作曲:奥田俊作

編曲:松岡モトキ

 

あの時咲いた花を 胸に抱いたまま
歩き出せずにいた 道が見えなくて

いつの間にか この街から 光は姿を消して
どれだけ願っても また その夜が訪れるのなら

壊れかけた夢 拾いあつめたら そう 立ち上がって
ずっともう前だけを見て 進んでいけばいいよ
そして僕らのあいだを 駆けぬける “夜”は今
確かに何かの意味を持って 僕らを強くしてゆくんだ
きっと そんなものだから

あの夜独り言のように つぶやいた
君の言葉を忘れられなくて

“目指す場所は 遠くじゃなく 案外近くにあるね
何でもない明日 大切だって やっと気づいたから”

どんなものにだって 耳をすまして歩く あらゆるものに
気づくことができるように 失わないように
きっと胸の奥にある ほんの小さな勇気
強く抱き締めて僕は どんな雑踏も 時代(とき)も
生きていこうと思う

どんな夜も
ひとりじゃない
もう一度だけ 一緒に始めよう
“間にあわない” なんてない

壊れかけた夢 拾いあつめたら そう 立ち上がって
ずっともう前だけを見て 進んでいけばいいよ
そして僕らのあいだを 駆けぬける “夜”は今
確かに何かの意味を持って 僕らを強くしてゆくんだ きっと

 

 

どんな夜も
ひとりじゃない
もう一度だけ 一緒に始めよう
“間にあわない” なんてない

 

壊れかけた夢 拾いあつめたら そう 立ち上がって
ずっともう前だけを見て 進んでいけばいいよ
そして僕らのあいだを 駆けぬける “夜”は今
確かに何かの意味を持って 僕らを強くしてゆくんだ きっと

 

沙也加ちゃん

聖子ちゃんを救ってくれて

心からありがとう・・・。