こんにちは、TARTです。

 

このブログがこんなに成長するとは驚きですね。

 

このブログは誕生してから約10か月が経ちました。

 

最初は農業に関する情報を収益性のあるものにしたいという思いから始めましたが、現実は厳しく、訪問者数は毎日100人に満たない状況でした。SEOや他の方法を試みましたが、なかなか成果が出ませんでした。

 

今年の1月からは、別のブログを立ち上げ、こちらをサブチャンネル的に使用していました。しかし、今月に入ってからは、そのブログのアクセス数が急増し、時には1日で350人もの訪問者が訪れるようになりました。

 

それも嬉しいことに期待した外部アクセスが多いのです。(主にGOOGLE)照れ

 

継続は力なりだなって実感しています。

 

 

今日はナザレノ農園日日平安の記事の中で、最もアクセスの多いマンゴスチンについて取り上げてみたいと思います。

 

 

 

 

以前は栽培に重点をおいて紹介しましたが、それに比べると内容は軽めですが写真は多めに入れと置きますので楽しんでいってください。

 

マンゴスチン
 

 

マンゴスチンはみかんほどの大きさで、深い紫色またはマルーン色の革のような皮を持ち、その中には湿った香りの良い白い果実の部分が入っています。


マンゴスチンを食べると涼しくなるとされています。南国での暑い日常でこれを食べると自然と体内の熱を放出してくれる効果があるようです。

伝統的に、マンゴスチンは熱い果物とされるドリアンの後に食べられてきました。

インドネシアのスンダ列島とモルッカ諸島を原産とするマンゴスチンは、葉を落とさない常緑樹です。

 

ここフィリピンでも各地栽培されており、

 

我がナザレノ農園(↓↓↓)も栽培を行っております。

 

 

  マンゴスチンの概要

 

 

リンゴよりも小さく、紫色の果実で、厚く光沢のある緑の葉と頑丈な茎を持ちます。果実は紫色で、クリーミーな食感があり、レモンと桃の風味が混ざったように表現されます。

果実を開けると、中には白い果肉が4つ以上の房に分かれて入っています。

マンゴスチンの果実は通常5月から9月にかけて熟します。

果実の熟度は紫色の濃さ(深さ)で判断できます。

殻は触って少し柔らかい程度が良いです。

その際、過度に柔らかくないことが重要です。

 

 

  健康への効能

 

 

ナザレノ農園でのマンゴスチンを自生するフィリピンの果樹たちに取り上げていますが、古くから食を楽しむだけでなく現地の人々に長年にわたり重用されてきました。


そんなマンゴスチンは抗酸化作用に効果あると言われる「キサントン」が豊富で、アレルギー、感染症、コレステロール値、炎症、皮膚疾患、胃腸障害、疲労に役立つとされています。

また、1食あたり約5グラムの食物繊維が含まれており、非常に食物繊維が豊富です。

さらに、抗酸化物質の効果で、一部の科学者は特定の人間の病気、例えばがんに対するリスクを低減できると地元では重用されています。

地元の伝統的な民間療法の一つなのです。

 

 

  世界のマンゴスチン賞賛者たち

 

 

マンゴスチンは多くの人々にとって、すべての果物の中で最も美味しいとされています。

 

中にはマンゴスチンに対して深い情熱を持つ人もいます。

 

例えば、

1.R.W. Apple Jr.はニューヨーク・タイムズで語っています。

「私にとって、他の果物にはないほどスリリングで酔わせるような美味しさがあり、熟したマンゴスチンほど酸味と甘味のバランスが完璧な果物はありません。タイプするだけで口からよだれがこぼれてしまいそうです。旅先で市場にその貴重な玉が積み上げられているのを見るたびに、とても嬉しい気分になります」


別の愛好家を紹介します。

 

2.英国生まれのマレーシア作家デズモンド・テイトは著書「熱帯果実」で

「マンゴスチンはすべての熱帯果物の中で最も美味とされている。その味の豪華さには疑いの余地がない。これまでに出会ったすべての人々から惜しみない称賛を受けてきた」

と書いています。

 

3.オーストラリアで有名な料理人ゲイ・ビルソンは、

   この果実を初めて試した時に

「その完璧さに感動して涙を流し、ほとんど感傷的な詩を詠みそうになった」

と述べています。

 

4.ヴィクトリア女王は、

食べられるマンゴスチンを持ち帰った者にナイトの称号を与える

と報じられましたが、果実が腐りやすいため、この賞が与えられることはなかったという逸話もあります。

 

TARTはこの時代に家のマンゴスチンを持参して転生したくなりました。愛

マンゴスチンの味は、イチゴとブドウの組み合わせに似ていると言われています。

 

5.偉大な植物学者であり植物探検家であるデイビッド・フェアチャイルドは

 

「その果肉はとても繊細で、アイスクリームのように口の中で溶ける。その味は言葉では表現できないほど美味しい。果実の完璧さを損なうものは何もない。ただし、果皮のジュースが白いナプキンに付くと消えない染みになる点を除けば。種さえもほとんどなく、あっても非常に薄く小さい」

 

と書いています。



伝説によると、ヴィクトリア女王は新鮮なマンゴスチンを見つけて届けた者に100ポンドの報酬を約束したと言われています。

 

この果実の起源は不明とされていますが、先述のとおりインドネシア周辺だと考えられています。

 

マンゴスチンはマレーシアの森林の一部でも野生で育ち、現在は、フィリピンでは、ミンダナオ、バタンガス、ルソン島南部や東南アジアの多くで栽培されています。

 

 

  マンゴスチンの消費

 

 

マンゴスチンは東南アジアでは大量に販売されており、比較的安価です。

 

TARTのところでは、季節により変動しますが、農園だしで100ペソ/㎏でしょうか?(たったの270円です)笑い泣き

 

竹の編み紐で一緒に編み込まれ、屋根から吊るされています。ほとんどの人はそのまま食べますが、タイ南部の一部の地域ではベジタリアンカレーに使用されることも。

 

選び方のコツ

色が濃いほど味が良いとされ、良いものは傷がなく、押すと少しへこみます。茎の端には蝋(ろう)のように滑らかで光沢のある4つの花の外側を覆う「がく」があり、反対側には4から8つの木のような葉があります。

 

この葉の数は内部の果肉の房の数と一致します。

マンゴスチンはしばしばドリアンやランブータン(別の身体を冷やす果物)と一緒に販売されます。

 

これら三つの果物は陰と陽のように調和するとされています。

 

マンゴスチンは「果物の女王」と呼ばれる一方、ドリアンは「果物の王」と見なされています。

マンゴスチンは厚い皮と内側にクリーミーな白い果肉を持っています。

 

皮を捨てて、果肉の独特で美味しい風味を楽しんでください。

 

初めてこの果物を見る人には、その名前や形は魅力的に見えないかもしれません。

 

果実はテニスボールより少し小さく、暗紫色の粗い皮を持っています。

 

小さな鋭いナイフで果実の上部を剥くと、等しいセグメントに配置された透明な白い果肉が見えます。


この透明な白い果肉を口に含むと、さっぱりとした爽やかな味わいが広がり、ほんのりとした酸味が口の中に残ります。
 

  マンゴスチンの栽培

 

 

マンゴスチンは東南アジア、特にフィリピン、タイ、シンガポール、マレーシア、ベトナムで人気がありますが、北京のような遠くの場所でも一般的に見られます。

 

この果実はマレーシアまたはインドネシアのスンダ列島が原産とされています。東南アジア以外では、南インド、カリブ海のいくつかの島、オーストラリアのクイーンズランドで栽培されているそうです。

マンゴスチンは成長が遅い常緑樹からなり、光沢のある濃い緑色の葉とピラミッド形の冠を持っています。

 

 

この木は降雨量が多く、高湿度の場所で最もよく育ち、高さ12mに達することがあります。成熟した木は年間最大1,000個の果実を生産することができます。温度が摂氏5度以下になると耐えられないため、栽培地域は制限されます。

マンゴスチンはドリアンよりも保存が効きます。

 

アメリカ合衆国には合法的に輸入できません。

 

地中海果実蝿に侵されることがあるためです。米国農務省が放射線処理された果実の販売を認める規則を設けた場合、この禁輸措置は解除されるかもしれません。

 

日本も多くのフィリピン産の果物は持ち帰ることはできません。

 

 

なので旬の熟した美味しいマンゴスチンは楽しむことはできませんね。プンプン

 

  世界のトップマンゴー、マンゴスチン、グアバ生産および輸出国

 

順位 国名 生産量(トン)
1 インド 24,748,000
2 インドネシア 3,617,271
3 メキシコ 2,373,111
4 中国 2,368,180
5 パキスタン 2,344,647
6 ブラジル 2,135,304
7 マラウイ 1,938,066
8 タイ 1,657,589
9 バングラデシュ 1,448,396
10 エジプト 1,395,244
11 ベトナム 1,224,576
12 ナイジェリア 894,103
13 ケニア 819,276
14 マリ 793,220
15 フィリピン 753,103
16 スーダン 669,667
17 ペルー 517,919
18 ネパール 483,905
19 タンザニア 437,739
20 イエメン 368,494

【出典: FAOSTAT, 国連食糧農業機関 (U.N.), fao.org】

 

フィリピンは集約農業が進んでおらず、個人事業主が多いので 15位に甘んじています。

 

  2020年のマンゴー、マンゴスチン、グアバのトップ輸出国を重量と価格

 

 

輸出量 (トン) 輸出価値 (米ドル)
メキシコ 421,636 456,707,000
タイ 391,280 570,388,000
ブラジル 243,466 247,957,000
ペルー 239,391 280,542,000
オランダ 239,007 474,624,000
インド 128,018 137,459,000
パキスタン 107,195 101,454,000
ベトナム 61,403 183,459,000
スペイン 60,159 115,385,000
エクアドル 60,102 44,122,000
カンボジア 41,234 -
ベルギー 28,490 68,552,000
イエメン 28,034 -
コートジボワール 27,806 32,499,000
ケニア 24,132 -
インドネシア 23,248 32,850,000
フィリピン 17,885 64,971,000
アラブ首長国連邦 16,497 -
イスラエル 15,845 27,837,000
グアテマラ 15,734 -
ガーナ - 42,594,000
ポルトガル - 30,440,000
ドイツ - 30,103,000
台湾 - 26,432,000
フランス - 24,120,000

出典:FAOSTAT、国連食糧農業機関 (U.N.)、fao.org

 

輸出製品となるとかなり落ち込み、生産量のわずか2.3%のみが海外向けとなります。

フィリピン政府の農業支援、物流支援が不足しているのが現状です。

 

  2019年のマンゴー、マンゴスチン、グアバのトップ輸入国を重量と価格

 

輸入量 (トン) 輸入価値 (米ドル)
アメリカ合衆国 493,030 506,684,000
オランダ 250,253 400,371,000
ドイツ 91,191 195,105,000
アラブ首長国連邦 89,852 86,503,000
イギリス 77,946 170,395,000
フランス 70,350 150,717,000
ベトナム 63,415 181,818,000
スペイン 59,738 108,794,000
サウジアラビア 54,723 47,818,000
マレーシア 38,029 -
ポルトガル 34,525 64,766,000
ベルギー 33,300 55,959,000
ロシア 31,119 70,654,000
タイ 26,909 -
シンガポール 25,548 31,569,000
ラオス 23,246 -
ネパール 21,433 -
イラン 19,954 -
韓国 18,840 72,355,000
オマーン 18,147 22,382,000
スイス - 45,759,000
イタリア - 39,673,000
日本 - 34,477,000
香港 - 32,068,000
ポーランド - 30,546,000

 

フィリピン生産者にとって、日本は基準ばかりが厳しく、大したバイヤーではないので、香港、シンガポール、よいバイヤーになりえるでしょう。

 

以上TARTがお送りしました。愛