雪宮鈴(吉高由里子)と柊一星(北村匠海)の出会い。・・・真冬のキャンプ場。湖・星降る夜。

彼女は、産婦人科医。彼は、遺品整理士。・・・生まれつき耳が不自由な彼は、カメラを愛する。

ファインダーの中に、星空が一杯・・・でも、気まぐれ?に彼女もその中に収める。

・・・・・・それがきっかけだった。

 

・・・彼女の母の死・・・偶然は必然?・・・でも、必然は偶然ではない。

 

彼は彼女の母と仕事で接点があり・・・亡き母の遺した娘への想いをボードで伝える

・・・・・・字になる・・・想いが刻まれる・・・沈黙の刻み

・・・・・・深い。

 

言葉のコミュニケーションのもどかしさや、歳の差の違和感。

それらを主役にする以前に人間の本源に例えているのではないだろうか?

 

産婦人科医という命の入り口と遺品整理という命の出口が、入り口があれば出口もあるよというふうには簡単にはいきませんよ、ということに置き換えられているかのように思えた。確かに、入り口と出口はそんな表現のようにはうまくは結び着かない。所詮は、生と死である。

 

そんな風に人と人にも出し手と受け手があり、その呼吸はいつもギクシャクだらけ、だ。

 

耳と口のコミュニケーションはギクシャクでも彼女と彼には眼はある。視線が接点になる。

 

二度目に、彼女がしたこと。・・・彼のカメラのファインダーに飛び込むこと

もどかしさのコミュニケーションが、もどかしいながらも不可避的に結びつくこと。

 

・・・「母と子の絆」のように。なれるか?

いや、なるしかないと思われるのだ。

 

まずまずの滑り出しである。