朝から借りてきたDVDを見ています。

プライベートライアン

時は1944年
ノルマンディー上陸作戦から始まります。
空挺部隊のミスによりフランスのどこかに着陸した下っ端のライアン二等兵を救出するために特別部隊を設置して本国アメリカへ返すというストーリー。

この作品が素晴らしいと言える所は、アメリカの人道主義の考え方を守るために、おびただしい数の犠牲を出しているという矛盾点を描いている所です。

日本の思想からすればあり得ないですが、当時のアメリカは、ある家族の兄弟全員戦死という
ニュースで一気に反戦ムードになってしまいそうになったので、なんとか国民を好戦ムードへ誘導しようと
軍部は、兄弟全員死にそうになったら、生き残っている一人を多大な犠牲を払ってでも救出しますと国民にアピールしようと考えました。

ってな訳で、誰だかよく分からないけどライアン二等兵を救出しようと命令が出た訳です。

実際に、このような類の作戦があったのかまでは、知りませんが戦時国債を調達するためなど、色々な理由からアメリカの戦争正当化のプロパガンダをアメリカ国民に植え付ける努力をしていたことは事実です。
なんてったって
これから、ドイツと日本を反撃しようって時に講話なんてできるか!ってな訳です。

まぁ〜自分もアメリカに帰りたいのに、同じような名も知らない下っ端米兵を救出するために敵地に10人くらいで潜入させられる人達にとっちゃ、たまったもんじゃないです。

実際に映画では、どこにいるか分からん一人のペーペー下っ端米兵を助けるために、何人か仲間が死んで、ようやく見つけたと思ったら

「どうして、僕だけアメリカに帰れるんですか?私は、ここに残って戦います。」

ってライアンに言われます。

そう、ごもっともな意見ですが、アメリカ陸軍の命令なので、としかこっちも言えないよね

そんなこんなで、橋の防衛をライアンと一緒にするはめに

戦車相手に戦っていたので、ほぼほぼ全滅してライアンは、生き残ります。

救出部隊マジでドンマイです。

最後は、本気で全滅しそうって時に戦闘機の援護爆撃と増援部隊がやってきて

橋の防衛に成功って話です。

当時の時代背景をしっかり踏まえて作られているので、ヨーロッパ戦線を知る上では貴重な映画だと言えます。

ただ、いつも通り辛口でコメントさせてもらうと

最後の最後の増援部隊到着が、いかにもアメリカ映画って感じがしてしまいました。

そもそも、最後に捕虜となったドイツ兵も本来なら、あんなに簡単に降参しないでしょ。
米兵一人相手に都合が良すぎる。

ストーリーの随所に都合が良過ぎる場面が見られて、アメリカの映画だなって感じました。

ただ、色々と考えさせられるのも事実。

ノルマンディー上陸作戦を扱った映画としては、見ておくべきものかと思います。

が、最初の上陸作戦が多少グロいシーンが多いので、食欲を失います。

それでも良ければ、見てほしい一作でした。