「もし、台風=不倫と考えるなら・・・・」
もう、随分、長いあいだ、わたしは、“電話“という機械を通して、
ダンナさんと直接お話ししたことはない。
が、
もし、ダンナさんから電話があり、わたしが、その電話を取ったとしたら、
わたしは、電話の内容よりも、
その背景であるところの、
ダンナさんが、
今、
どこ?
何をしている?
1人?
2人か?
愛人さんと?
そこは、どこ?
プライベートな部屋の中?
ということに注意を集中だろう・・・。
ダンナさんの背後に歩く、一匹の蟻(アリ)さんの足音も聞き逃さないように・・・
受話器と私の耳の間が真空状態になるくらい強く押しあてながら・・・
そこは、
フローリングの部屋?
畳の部屋?
どこかの飲食店?
駅構内?
屋内?屋外か?
どこかの個室?
愛人さんと一緒?・・・
これらの情報は、電話で話すトーンや、部屋にこだまする声反射&エコー状態や、背後の人数の気配や、駅構内のアナウンス、電車のベルの音や、子供の笑い声、木々のざわめきや、小鳥の声、行き交う車の音などから、横断歩道の音、どこで、何をしているのか正確に割り出し、+プラス現在の声の状態から、心の中のハッピー度の判断をするとおもう。
(時々、幼なじみのH君に電話をかけ、H君が愛人さんと同じ部屋にいると、愛人さんは、必ず、声を出して、愛犬に話しかける。H君には、女がいますよー。と私に、アピールしてくる。一応、私も女として、愛人さんは、認識してくれているようで、食うか食われるか、奪うか奪われるか、の世界で生きている愛人さんは、H君に他の女を寄せ付けさせない。)
・・・
台風15号の日の明くる日、
ダンナさんから、“台風だいじょうぶ?”
というチャットメールを頂戴した。
きのう、ダンナさんのお住まいの町が、台風19号の影響により、停電となった。ようだった。
ダンナさんは、停電になったとき、次男にチャットメールで、“停電になった。”と入れてきた。
台風19号が過ぎ去った今日、ダンナさんから、“台風だいじょうぶ?”というチャットメールは、無かった。
・・・まとめ・・・
台風15号の次の日・・・“台風だいじょうぶ?”と連絡有り。
台風19号の当日・・・・家が停電した。と次男に連絡有り。
台風19号の次の日・・・何も連絡無し。
これらのヒントをもとに、
私は、もしかしたら、ダンナさんと愛人さんの愛の巣に、もしかしたら、愛人さんは、いらっしゃらないかも・・・と読む。
・・・その理由・・・
台風19号での停電を、次男に伝える。ということは、
3年まえ、何も言わず、何処へ行くかも言わず、黙って家をお出になったダンナさんが、
今、ご自分がお住まいの別居中の家が停電になった・・・とお認めになる。
・もし、ご自分の行動に、罪悪感もなにもない人は、堂々と、別宅の家の停電というその事実をお認めになることに対して、何等、戸惑いもなく、その家が停電になったことを、子供に話すだろう。
・もし、愛人さんとラブラブで、愛人さんがいつもそばにいる状態なら、停電したら、まず、一緒に住んでいる愛人さんと、その不安や対処法を話し、話しは、完結し、わざわざ次男には、伝えて来ないだろう・・・。
・そして、その次の日、私と子供2人の台風の影響を心配するよりも、ダンナさん宅の台風の後片付けを、手伝ってもらいたい、手伝ってもらいたい人が欲しい状態であれば、
私と子供達の家のことなどへの家の関心など、あまりお感じにならないだろう。
私の自宅より、ダンナさんの家の方に、何か大きな被害があったとするなら・・・。
・・・・・
台風とは、必ず、私に、“何かを気付け!”と教えてくれる・・・。
台風とは、私に、“何かのきっかけ”を与えてくれる。
台風とは、私に、人生のどん底を、人生のてっぺんに、風の力で、吹き上げようとしてくれる。
以前よりも、少しでも、幸せになるようにと・・・。
今まで、わたしは、全く、台風を、全く違う目で、見てしまっていたのかもしれない。
もし、台風=不倫と考えるなら・・・・