ただ個人的には惜しい
もう少し、愛嬌と映画的快楽があれば、雰囲気系バイオレンス映画の頂点に立つ「ドライヴ」に勝るとも劣らない大傑作になったのに…。
元軍人で現在は探偵業を営む男に舞い込んだ、行方不明の少女の捜索依頼。それは事件の裏にある陰謀の始まりでしか無かった…。
って粗筋だけ書くと只の陳腐なハードボイルド物なんですが、印象は全く違います
世の中の不幸の7割を背負ったみたいな、見てて気が滅入る主人公にホアキン・フェニックス❗️奇跡の名演。やたら映る裸、体型が自分とモロ被りで
他人とは思えない。
武器はドライヴやオールドボーイと同じくカナヅチ。少女を喰いものにする売春組織に文字通り怒りの鉄槌を喰らわすホアキン・フェニックスの迫力には「21世紀のタクシードライバー」との評価も納得✌️間違いなくポール・シュレイダー系、心に傷を負った世捨て人のバイオレンス映画です❗️
半分死んでる様な幽鬼的な男だから、人を撲殺する事に躊躇は無い。断片的に語られる男の過去。壮絶なDV、任務中に救えなかった人々、殺した人々。ちなみにこれらは映画を見ただけだと良く分かりません
後でストーリーを読んで分かりました✌️
ただ演出が小賢しい
もうこういうのを闇雲にカッコイイ❗️って言う歳じゃないかなぁ。監督がこだわったと言う、見せないバイオレンス描写ってのも目新しくも無いし、こういう奇手はココぞ!って所でやるから活きるんですよ
→ドライヴのラストなんて良い成功例ですよね!
こう見えない(見せない)と、凝ったカメラワークやカット割りだなぁと思いつつ、フラストレーションがムチャクチャ溜まる
俺は人の頭がカチ割れる所が見たいんだよ❗️
才気走ってると言うより、狙い過ぎでしたかね。ただホアキン・フェニックスとお母さんのユーモラスかつ不気味な関係とか、撃たれて死にそうな人と、撃った方がラジオから流れてきた歌を一緒にハミングしたり♫とか変な所が面白かったです。
閑話休題。
ヴィンス・ヴォーンが主演の刑務所映画を観ました!70s’風のB級バイオレンス映画でした(大した映画では無い)。倒れてる人をガンガン踏んで顔が潰れたり
関節がひん曲がったり
のゴア描写の連続❗️でも何かが変だ?コレは作家性なのか?予算の都合なのか?全部、人形だ
なんなんだコレは!変な映画でした。
話が戻ります。
助けられた女の子とのドラマを深く描かないで、ただただ堕ちていくホアキン・フェニックスを追った所は潔い→彼女との交流で人間性を取り戻すみたいな余計な展開にしなくて良かった✌️ラストシーンは完全に雰囲気に逃げた気がしますが、今までの自分を殺したのか?もう戻れる場所すら無い!という事なのか?自分は後者だと思いました。
そしてそのホアキンがズブズブと感情の沼地にハマっていくのを、サウンドで表現した天才ジョナサン・グリーンウッドの音楽が一番の主役でした♫
この無機質なファンク・トラックと不協和音気味のストリングス!カッコ良過ぎる。
やたら足の裏が映るんですが、意味を調べるのを忘れました❗️なんだったんだろうか?ではまた✋

