大阪の集落で焼肉屋を営む金龍吉と、その家族の物語。
発表当時、流行っていた映画「3丁目の夕陽」に対するアンチテーゼだそうです
イメージだけで作られた昭和の家族感では無く、ガサツでエネルギッシュで生と性な暑苦しい昭和の家族感を描きたい!との意図でしょうね、ただ質や心意気は違えど通底している物はノスタルジーです。
関係ないけど、アンチ3丁目と言う割にはオモニの初登場シーンの寒さは、堤真一のガラス扉をブチ破るシーンの寒さと双璧だと思うんですが
結論から言うと…。映画はスゴく良かったです。長屋モノとしても、姉妹モノとしても一定の水準より上ですし、差別や人種問題、隠された昭和史も描かれていました
ただ
ちょっとなぁ〜と思う所もありました。
セットは目を見張る物がありますが、特別、空間を活かした演出がなされないのと、舞台劇の映画化特有の絵の変化に乏しいので、単純に息苦しい
役者さんは芸達者が集まってますが、演技が大体、がなる
喚く
暴れる
なんで芝居のベクトルが似てしまい疲れました!珍しく大泉洋が精彩を欠いた気も。あまり好きじゃないんですが、真木よう子が良かったです
でもやっぱり!家族全員を見守る龍吉役の韓国の大地康雄ことキム・サンホ❗️全体的に抑えた演技で、クライマックスで感情を爆発させるシーン。最高でしたねぇ〜!泣いてしまいましたよ
家長として弱さや不満を押し殺し、黙々と働く姿!見習いたいです→そうじゃなきゃ生きられなかったって悲惨さは当然、ありますが。
割と大きな欠陥だと思うのは、長男の描きこみ不足
狂言回しとしても上手く機能してないし、この展開にするには彼のドラマが弱い。ラストの金夫妻が自宅の屋根を見上げるシーンも、単純に長男居ないんかい
って思いました→舞台版では立っているそうです!なぜ改変したんだろ?
真木よう子と大泉洋。本当はお互い想い合ってて
って設定は良いんだけど、それに振り回される大泉洋の嫁役の井上真央と真木よう子の恋人役の亀の子束子の可哀想さ
正直、大泉洋は倫理観のない人物にしか見えないし、それでまたお得意の三枚目なのにカッコイイ的なカンジ出してくるから萎える
まぁそう言ったら真木よう子もなんだけどさ。
井上真央はまだ良いんだけど、真木よう子に振られた男a.k.a亀の子束子を完全にコメディ・リリーフにして、笑い者にする作者の神経は、正直、どうかと思うけどね。
愁嘆場やケンカのシーンにギャグを入れてくるセンスは買うけど、いまいち笑えないのも残念
市役所?府役者?の職員が突き飛ばされた時の転け方とか、ドラマの妨害でしかない
でもラストのしつこい別れのシーン(自分がトイレに行きたかったからかもしれない)の後のリアカーには笑いました
→ともあれ彼らの先行きを案ずると…。ってラストなんですが
って悪口ばっかしになったんですが、欠点を内包しつつも、それを吹っ飛ばすぐらい熱い&温かい映画でした🎞
こんな素晴らしい映画を見ると、今日がどんなに辛くても、明日という日を信じられる✌️
見終わったら確実にホルモンが食べたくなります
追記、ミス三菱地所・桜庭ななみちゃん!かわいいですよね
ではまた✋
