水田浩一の拳信論 | デスペラード・ミズタの発達障害ラジオパーソナリティー奮闘記

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【水田浩一の拳信論】新年あけましておめでとうございます。今年もしょーもないブログにお付き合い頂けたらと思います。

本年もよろしくお願いします。


さて昨年の大晦日、大田区総合体育館にてWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ、王者・井岡一翔選手VS挑戦者、福永亮次選手の試合があった。


当初はスーパーフライ級最強と言われるIBF王者・エルウィン・アンカハスとの団体統一戦の予定だったのが、ご存じの通り、オミクロン株の影響により、外国人の入国規制がかかってしまったため、延期となってしまった。


大晦日の試合自体が流れてしまうところ急遽、WBO世界スーパーフライ級6位の福永亮次選手に白羽の矢が立ち、試合約2週間ほど前に緊急決定したカードだ。


福永選手も当初は年明けに試合が決まっていたので、その兼ね合いがあったが、調整がつき大晦日決戦が実現した。


福永選手はサウスポーのハードパンチャーだ。試合は福永選手が挑戦者らしく前々に出てパンチを繰り出すが、井岡選手はバックステップをベースにパンチをかわし、打ち終わりに顔面、ボディーへとうまく打ち分けてポイントを取っていくという試合展開だった。


前回の試合では井岡選手がパンチをかなり被弾した反省点から前回の試合ではあまり見られなかった相手のパンチをバックステップでかわし、打ち終わりを狙うという感じに変わっていた。


福永選手にもチャンスはあった。9ラウンドと10ラウンドに良い左ストレートが入って井岡選手の動きが一瞬止まった。


井岡選手が笑みを浮かべたが、これは福永選手のパンチが効いていた証拠だ。


しかしその後、福永選手がもう一段踏み込めていたらダウン取れたチャンスだった。


しかし、井岡選手の老獪さと福永選手が試合後にコメントしていたようにそこを踏み込めなかったのが敗因となってしまった。


福永選手のパンチが当たったが、井岡選手がそれほど効いた素振りを見せなかったので福永選手が「本当に効いてるのか?」と思ってしまったとコメントしていたように井岡選手の老獪さプラス心理面の老獪さも見せた場面だった。


でも悪く言う人は「井岡選手のアンカハス戦に向けての調整試合」と言う人もいたが、福永選手は良いパンチを持っていて12ラウンドフルに戦ってもスタミナ切れしなかった良い挑戦者だったと思う。


年齢的にもデビューが遅かったとは言えとても35歳には見えない。もうワンチャンあっても面白いと思う。


井岡選手も大晦日決戦が10回目ということで勤続疲労と年齢的な衰えをおそらく自身が理解しているのではないか?と思う。


なので前回の試合同様、これまでの経験を活かした老獪さでポイントを取って勝つというスタイルに変わっていっていると思う。


今月、アンカハスが防衛すれば今度こそアンカハスとの対戦となると思うので、今から楽しみだ。