今場所の優勝会見の際、13日目の優勝決定した稀勢の里戦の取組で同体取り直しになったことに対して審判にクレームをつけた。明らかに自分が勝っていた。子どもが見てもわかるとまくしたてた。
僕はあの一番を見ていたが、どう見ても同体が妥当だと思う。むしろどっちか勝敗つけろというなら白鵬の足の甲が先についているので白鵬の負けだと思う。でも稀勢の里の身体も飛んでいたので同体が妥当だろう。
合わせて土俵に上がれば肌の色は関係ない。日本の魂を持って命を懸けてやっているとまくしたてた。
僕がこの会見を聞いて思ったことは今までの不満が一気に爆発したのだと思う。
最近は白鵬の対戦相手への応援が凄くて人気力士なら手拍子まで起こる。その辺の不満が溜まっていたのではと思っている。
かつて小錦が横綱に上がれる内規を満たしていたにも関わらず上げてもらえず、自分は外国人だからか?という言葉が問題になったことがあった。その件と白鵬の批判の言いたかったことは同じだと思う。
白鵬の一番言いたかったのは外国人差別するな!ということを言いたかったのだと思うが、喧嘩の売り方を間違えてしまった。白鵬ほどの大横綱なら外国人差別の批判をするなら切り口を考えて欲しかった。そこだけが残念だ。実際に今に始まったことではないが、外国人差別は少なからずあるのだから。