紙漉き哀歌 | 作詞作曲家 水谷公三郎 オフィシャルブログ

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紙漉き哀歌
 
コメント 
その昔、勤めてた時の新年会の席で美濃在住の同僚から、美濃のお民は紙漉きさでなで始まり
話しは途中で ジ・エンド。後にたまたま知り合いの女性から、小さい時悪さをすると
紙漉きさに連れてって貰うと脅された話しと重なり、是非作詞したいと美濃を訪ね
取材をもとに描き上げた作品です。
 

1. ひとの嫌がる   紙漉きを 

誰に習った   教わった 

朝も早よから   漉き舟相手 

腰をかがめて   しがみつく 

お民悲しや   紙漉きおんな 

生まれは知らない   美濃育ち 

 

2. 指も切れそな   板戸の

川の流れで   ちりを取る 

荒れたその手に   粉雪舞えば 

不幸つづきの   血がにじむ 

お民悲しや   紙漉きおんな 

忍耐(たえる)が  宿命か 茨人生(みち) 

 

3. お民はじょした   恋をした

 紅も指さぬに   春がゆく 

つのる思いを   断ち切るように 

腕も折れよと   桁をふる 

お民悲しや   紙漉きおんな 

温もりまさぐる   両親(おや)知らず

 

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