首から上のほてり
腰や手足の冷え
肩こりや関節の痛みや油の切れた機械のようなぎこちなさ
疲れやすくやる気が起こらないなど
器質的変化に相応しない自律神経失調症を中心とした
不定愁訴を主訴とする症候群と定義されています
WHOで閉経とは
卵巣における卵胞の消失による永久的な月経の停止
と定めていますが
更年期は正確な定義がなく40～60歳の期間を指します
更年期障害の発症要因として
女性ホルモンの消退にともなう自律神経要因
対人関係や家族の問題などの社会的環境的要因
生来の性格や生育歴などの心理的性格的要因が考えられ
またホルモンの低下により脂質代謝の変動
基礎代謝量が減少し脂質異常症
骨密度の減少、萎縮性膣炎、皮膚の衰えや尿失禁
循環器系の老化や認知症の進展もみられます
人生50年といわれていた時代は死ぬまで月経が続いていましたが
平均寿命が85.9歳 となった今
50歳以降の女性は全人口の約23.5％を占めるようになり
女性ホルモンが低下した状態で女性は35年以上も過ごすことになりますが
更年期障害はいつまでも続くわけではなく
またやる気がなくなったり情緒不安がみられる更年期の女性の中には
心の病気と混在している場合があります
