ポルシェ996 水漏れ修理 | AUTOBAHN MOTOR&KLUB909BLOG

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外車専門自動車屋の活動日記

ポルシェ996が水漏れで入庫しました。初めてのご入庫です。

漏れている場所からしてオイルセパレータかな。

下から見てみると案の定、セパレーターからもれていたのでエンジン降します。

 

いつものパイプから漏れてます。交換後の写真を撮り忘れました・・・

汚れている所を洗浄後に交換しました。

 

降ろしたついでに色々見てくださいとのことで、

ブローバイのこのバルブはどの車もオイルがにじみますね。

バルブ交換して様子見です。

 

エンジン降ろしたときはスロットルの掃除をしておきます。

 

IGコイルボルトの締め忘れを発見!

 

 

他も確認して緩んでいるのはここだけでした。締めなおしておきます。

 

冷却水が緑色です。

国産のLLCかな?サブタンクに汚れが溜まっているので冷却系を

洗浄後LLCを交換します。

 

センター付近でホースを外して

 

水道水をガンガン送り込みます。

 

抜けてくる水が透明になったらエアで残った水を抜きます。

 

最後に汚れた水が出てきました。もう一度サイクル内を水道水で流しなおします。

 

エンジン側は降りているので、外部洗浄後に色々な所から水を流し込んで洗浄してます。

サブタンクも外して洗ってあります。

エンジンを載せたらLLCを入れます。

 

これは洗ってしまった後ですが、デフのフランジ周りがオイルでベトベトでした。

 

フランジのオイルシールがダメなようです。フランジをセンターボルトを外して抜き取ります。

 

オイルシール交換ならここまでですが

 

今回は距離も多い車なのでデフオイル交換もしたいと思います。

どうせなら上抜きでなくカバーを外して全量交換&内部洗浄もしたほうがいいです。

カバーを外しました。

 

デフを外しました。

 

中は結構汚れています。

 

カバー側も汚いですね。

 

内側の蓋が外せます。

 

こちら側も汚れてます。

 

内側の方が汚れがひどいかな?

 

磁石には鉄粉がいっぱいです。

 

洗って

洗って

洗って

磁石もきれいにして

蓋をつけて

 

組み込む前に色々見ておこうかなと。

給油口から入れたオイルは

内側に蓋がされているので直にデフケースにはいかず

この穴から出てくるのかな?

 

デフオイルは交換するときは通常吸い出しますが

中に蓋があるので下までいっているかと思いましたが

 

吸出しパイプはここまで入ります。そこまで届いているようです。

 

検証が終ったのでシールを交換してフランジを戻しました。(写真を忘れました)

 

反対側もフランジシールを交換します。

 

ボルト3本外すと抜けます。

綺麗にしたら

 

ベアリングとシールが付いているカバーを外します。

シール交換して戻します。

 

全て組み終わったらエンジンを載せてLLCを入れます。

996ならエア抜きは難しくありません。割りと普通にサーモが開いて循環します。

ただし冷えると少し減るので量合わせには時間が掛かります。

水漏れ、オイル漏れが無いのを確認して完了です。