ポルシェ996のエアコン修理です。
スポンジは出なくなったそうですが、エアコンとヒーターの効きが悪いそうです。
点検の結果、確かにエアコンの冷えもヒーターの温まりも悪いです。
エアコンをつけると微かに甘い臭いもします。
いつものように内装を外していきます。
フラップは完全にスポンジが無くなっています。
今までで一番きれいなフラップです。
エアコンユニットを抜き出して
甘い臭いの正体はこれですね。ヒーターコアが水漏れしてました。
ヒーターコアやエバポレーターが漏れていると、
見積もり額より大幅に請求額が上がってしまいますね。
今回は当社で在庫していた中古パーツで対応しました。
ユニットを割りました。
スポンジは下のほうにたまってますね。固まったLLCも飛び散っています。
フラップは洗浄しなくても良いぐらいにきれいです。
洗いますけどね。
アルミテープを貼ってからスポンジ貼り付け。
ケースもきれいにしてから組みなおします。
初期の996はこのフラップ先端にもスポンジが付きます。
これも新しい物へ交換。
ケースとボディの間のスポンジですが、切れて痛んでます。
このスポンジが単品でパーツが見つかりません。探し方が悪いのかな?
中古で程度がいいものへ交換しました。
ケースを組み込んで
外気導入口のスポンジも交換。
ケースが完成したので室内に戻します。
ついでにホーンボタンの感触が悪いので外してみるとブッシュが切れてました。
新品に交換しました。
最後にエアコンガスを入れて冷えと温まり具合を確認して完了です。