BENZ  CLA180 フロント下回り事故修理 | AUTOBAHN MOTOR&KLUB909BLOG

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外車専門自動車屋の活動日記

BENZ CLA180が縁石に乗り上げ、下回り修理で入庫しました。

入庫時はミッションの警告灯が出ていて、走行不可でした。

 

Pからシフトが抜けないためカードーリーに乗せて何とかリフトに乗せました。

DCTオイルが抜けてしまっているようです。

縁石にミッションが当たったようで、足回りは無事でした。

オイルパンはひどい状態です。

フィルターも折れてしまっています。

しかしオイルが抜けた跡がありません。

 

ちなみにコントロールバルブは無事そうです。

 

ぼけてますがオイルパンの反対側のミッションケースがフレームと当たって割れてました。

幸い傷は浅そうなので、穴埋めしてみます。

ミッションケース交換ですと高額になりますしね。

 

WURTHのFEパテで補修します。

固まるとアルミと同じ硬さになります。

 

 

こんな感じで塗って固まるのを待ちます。

 

フィルターを交換してオイルパンも新品に交換しました。

ついでに外部フィルターも交換しておきます。

 

DCTオイルを入れて

 

テスターにて温度測定。

ゲージで2.5が基準値。

 

ベンツDCT用の専用ゲージで量を合わせます。

オイルが入ったらミッションは正常に動くようになりました。

 

ミッションに目処が付いたのでフレーム側を修理していきます。

アルミのサブフレームも当たってひどいことになってます。

 

不幸中の幸いというか、きれいに折れ曲がって切れているのでメインフレームには影響無さそうです。

 

アンダーカバーとフレーム交換。

 

試運転して漏れが無かったので事故修理はこれで完了です。

追加で助手席のロックが不動なのを修理します。

ドアロックアクチュエーター不良のようです。

 

メッキの部分を外してボルト2本を外します。そうすると内張りが外せます。

 

ドアガラスをボルトを緩めて外しておきます。

 

中のパネルを外す為、まずはリベットを外します。

 

ドリルで壊して外します。

 

ドアのアウターハンドルも外します。

 

ドアロック部も外して

 

配線のコネクターを外すと

 

パネルがごっそり外せます。

 

パネルを外すとロック部分が取り出せます。

アクチュエーターはロック部に入っています。

ケーブルを付けかえします。

 

パネルを戻して専用のリベットを打ち直します。

リベットを打つ前に必ず作動点検をしておきます。

ドアロック、パワーウィンドー共に正常に動きました。

リベットを打った後にミスが分かったら泣くことになります。

 

もう一度試運転をしてオイル漏れをが無いのを確認して作業終了です。