ベンツW123 230Eがエアコン冷えずで入庫しました。
まずはエアコンガス量点検 ガスは入ってますがコンプレッサーが回りません。
コンプレッサーへ電気が来てません。
エアコンスイッチ→ヒューズ→エアコンリレー→プレッシャースイッチ→コンプレッサーの順番で電気が流れます。
下流側から点検していきます。プレッシャースイッチにも電源が来てません。
エアコンリレーにはB+は来てますが作動電源が来てません。
ヒューズにも電気が来てません。
残るはエアコンスイッチですね。回りをばらしてスイッチを取り出します。
スイッチ作動用電源は来ています。スイッチONでもコンプレッサーへの電気が出てきません。
カバーを外して基盤を点検します。
カバーを外した状態で電気の流れを点検します。
最近の基盤は無理ですがこの時代の基盤なら電子パーツも単純な物が多いので何とか理解できます。
どうやらトランジスタが不良のようです。
スイッチASSYで交換したいところですが国内在庫なしで値段も高いので修理してみることにしました。
壊れている基盤から外しておいたトランジスタを移植します。
トランジスタも色々種類があるようですがそこまで詳しくありません。
使えるやつがあうやつということで・・・
ハンダを溶かしてダメなトランジスタを外し使える物に交換します。
スイッチONで作動電源が出るようになりコンプレッサーが回りました。
無事に冷たい風が出るようになったので作業終了です!