根源的に極悪なのである。

ある国の国内でどれほどひどい弾圧、圧政が

あろうと、他国はその国をどうすることも

できない。

最悪、隣国に攻めこんでも、その隣国以外の

国は手をこまねいているだけ。

麻薬その他の悪事(カルロス・ゴーンも入る)も

税の大きな軽減(タックスヘイブン)も

そのままにしておくしかない。

主権国家の壁に守られている。

それを許しているのが国際連合である。

まさに、無用の長物。

 

世界政府(世界連邦)は、国連とは、180度

逆の発想で想定されている。

複数の主権国家をなくす。

 

日本国憲法、特に前文も、〈選挙〉を当然

とするだけでなく、

複数の主権国家を前提としている。

 

主権国家が複数あれば、戦争も軍隊も核兵器も

なくすことはできない。どこの国であれ、

その国にとって信頼できない国がひとつでも

あれば。それも近くに。

「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼」

(憲法前文)することはできない。

国民を信頼できたとしても(それも難しい)、

その国の支配者は信頼できない。

ロシア、中国、北朝鮮・・・その他・・・

世界政府(世界連邦)が成立しても、ことさら

憲法をつくることもないだろうが、つくった

としても、そういう(憲法前文のような)

空虚でバカげた文言は必要ない。