裁判員制度が始まってすでに十数年が経ち、定着
している。
世界の参審制陪審制も長い年月行われてきて
やめた方がいいとは言われない。
このやり方を立法にも適用しようということである。
法律については専門の裁判官が指導する。
政治については議員が政治の専門家というわけ
でもない。
議員は投票で選ばれただけで、特定の資格が
必要なわけではない。選挙をやめているから
先輩格の議員はいない。
抽選で議員に選ばれた場合、政治についてよく
学習しなければならない。
今の議員の平均年俸の7~8割ぐらいはもらう
ことになるだろうから当然である。学ばずして
報酬をもらうのはとんでもない。
講師は学者や行政府の職員になるだろう。
このことが住民投票、国民投票とは違う。
住民投票は直接民主制だから間接(代表)
民主制より民主的で総意がわかっていいと
思われがちだが、そうではない。
ある政策についてよく勉強しないで、状況や
雰囲気に流されて、何となくの思いつきで、
投票する人がけっこう多いので政策を誤る
ことになりがちなのである。