「無限の世界」を発見する

 

 考えつくことは何でもしました。こまめに電気を消すとか、使っていない

電気製品のコンセントを抜くとか。いろいろ頑張ったんです。でもその程度

では半減どころかほとんど変化がない。発想を根本的に変える必要があると

思いました。

 試行錯誤の末、たどり着いたのが「電気はない」という前提に立って暮ら

すことでした。あるものを減らすという発想ではなく、そもそもないのだと

頭を切り替えるのです。どうしても必要な時だけ、必要最低限の電気を使わ

せていただく。

 そしてこの瞬間から、私はそれまでとは「違う世界」を生きることになり

ました。

 そしてこの世界こそ、無限の可能性に満ちた世界だったのです。

 それは、閉塞感に満ちた現代におけるイノベーションでありました。私の

人生における革命でした。

 人生の可能性というのはどこにどう隠れているかわかりません。